1.1.4.1. IoT Connect Gatewayを設定する

本項では、以下の実装において必要なIoT Connect Gatewayの設定手順について説明します。

  • 実装1: IoT機器の遠隔コマンド実行

なお、本書中の設定値の「< >」の表記については、ご利用の環境により各自入力いただく箇所となります("<"から">"までを設定値に置き換えてください)。

前提条件を確認する

IoT Connect Gateway設定にあたっての前提条件は、「IoT機器導入ソリューション【手動構築】 - IoT Connect Gatewayを設定する - 前提条件を確認する」を参照ください。

SIM登録を確認する

事前に開通作業をしたIoT Connect Mobile Type SのSIMの登録確認の方法は、「IoT機器導入ソリューション【手動構築】 - IoT Connect Gatewayを設定する - SIM登録を確認する」を参照ください。

SIMグループを作成する

IoT Connect Mobile Type SのSIMをグループ化する方法は、「IoT機器導入ソリューション【手動構築】 - IoT Connect Gatewayを設定する - SIMグループを作成する」を参照ください。

Things Cloudへの接続設定をする

本項では、接続先クラウドサービスであるThings CloudとMQTT接続するための設定について記載しています。

クラウドサービス接続(スタンダード)設定

  1. メニューより、[クラウドサービス接続]>[グループ]をクリックし、グループ一覧より使用するSIMが属するグループ名を選択します。

    クラウドサービス接続(スタンダード)設定 - グループ選択
  2. [スタンダード]タブを展開し、[MQTT 新規作成]をクリックします。

    クラウドサービス接続(スタンダード)設定 - MQTT新規作成
  3. 以下のとおり入力・選択し、[作成]をクリックします。

    注釈

    • Things Cloudへの接続の際、通常は「宛先設定 - 転送先種別」にて[Things Cloud]を指定しますが、
      本構成ではc8yエージェントを介して通信を行うため、[AWS IoT/汎用MQTTサーバ]を指定しています。
    • エントリーポイント
      • プロトコル: MQTT
      • 設定名: <任意の設定名>
      • 有効: On
    • 宛先設定
      • 転送先種別: AWS IoT/汎用MQTTサーバ
      • プロトコル: MQTTS
      • ホスト名: <Things Cloudのホスト名>(例:xxx.je1.thingscloud.ntt.com)
      • ポート番号: 8883
      • ユーザー名: <Things Cloudのテナント名>/<Things CloudでのIoT機器用ユーザー名(※)>(例:xxx/iot-device)

      (※)「1.1.3.1. Things Cloudの事前準備をする - IoT機器用ユーザーを作成する」にて作成したIoT機器用ユーザー名を入力してください。

      • パスワード: <IoT機器用ユーザーのパスワード>
      • パススルー: Off
      • サブトピック: (記入なし)
      • クライアント証明書: Off
    • オプション
      • IMSI付与: Off
      • IMEI付与: Off
      • MSISDN付与: Off
      • デバイス名付与: Off
    クラウドサービス接続(スタンダード)設定 - Standard MQTT設定
  4. 「Success.」と表示され、作成したクラウドサービス接続設定が表示されることを確認します。