1.11. データベースインスタンスおよびリスナーの動作を確認する¶
データベースインスタンスおよびリスナーが、正常に動作していることを確認します。
1.11.1. リスナー稼働状態の確認(作業サーバー:RAC1,RAC2)¶
Oracleユーザーでログインし、リスナーのステータスを確認します。以下の例は、リスナー名が「LISTENER」の場合です。
$ lsnrctl status LISTENER
LSNRCTL for Linux: Version 12.1.0.2.0 - Production on 19-04 -2016 16:51:55
Copyright (c) 1991, 2014, Oracle. All rights reserved.
(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=)(PORT=1521))に接続中
リスナーのステータス
------------------------
別名 LISTENER
バージョン TNSLSNR for Linux: Version 12.1.0.2.0 - Production
開始日 19-04 -2016 08:27:58
稼働時間 0 日 8 時間 23 分 56 秒
トレース・レベル off
セキュリティ ON: Local OS Authentication
SNMP OFF
パラメータ・ファイル /u01/app/12.1.0.2/grid/network/admin/listener.ora
ログ・ファイル /u01/app/grid/diag/tnslsnr/rac1/listener/alert/log.xml
リスニング・エンドポイントのサマリー...
(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=LISTENER)))
(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=192.168.100.7)(PORT=1521)))
(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=192.168.100.70)(PORT=1521)))
(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcps)(HOST=rac1.cloud.lab.oratest.com)(PORT=5500))(Security=(my\_ wallet_directory=/u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_1/admin/testdb/xdb_wallet))(Presentation=HTTP)(Session=RAW))
サービスのサマリー...
サービス"+ASM"には、1件のインスタンスがあります。
インスタンス"+ASM1"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります...
サービス"-MGMTDBXDB"には、1件のインスタンスがあります。
インスタンス"-MGMTDB"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります...
サービス"_mgmtdb"には、1件のインスタンスがあります。
インスタンス"-MGMTDB"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります...
サービス"rac_cluster"には、1件のインスタンスがあります。
インスタンス"-MGMTDB"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります...
サービス"testdb"には、1件のインスタンスがあります。
インスタンス"testdb1"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります...
サービス"testdbXDB"には、1件のインスタンスがあります。
インスタンス"testdb1"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります...
コマンドは正常に終了しました。
サービスが起動していることを確認します。
1.11.2. インスタンスへの接続の確認(作業サーバー:RAC1,RAC2)¶
Oracleユーザーでログインし、sqlplusコマンドでデータベースインスタンスに接続します。
# su – oracle
$ sqlplus system@testdb
SQL*Plus: Release 12.1.0.2.0 Production on 火 04 19 16:54:40 2016
Copyright (c) 1982, 2014, Oracle. All rights reserved.
パスワードを入力してください:
最終正常ログイン時間: 火 04 19 2016 16:51:15 +09:00
Oracle Database 12c Enterprise Edition Release 12.1.0.2.0 - 64bit Production
With the Partitioning, Real Application Clusters, Automatic Storage
Management, OLAP,
Advanced Analytics and Real Application Testing options
に\ 接続されました。
SQL>
上記のように接続されることを確認します。
1.11.3. インスタンスバージョンの確認(作業サーバー:RAC1,RAC2)¶
SQL> select banner from v$version;
BANNER
--------------------------------------------------------------------------------
Oracle Database 12c Enterprise Edition Release 12.1.0.2.0 - 64bit Production
PL/SQL Release 12.1.0.2.0 - Production
CORE 12.1.0.2.0 Production
TNS for Linux: Version 12.1.0.2.0 - Production
NLSRTL Version 12.1.0.2.0 - Production
Enterprise Edition 12.1.0.2であることを確認します。
sqlplusコマンドを終了します。
SQL> exit
以上でデータベースインスタンスおよびリスナーの動作確認は、完了です。