2.3.2. Linuxエージェント

2.3.2.1. Arcserveのダウンロード(Red Hat Enterprise Linux)


Arcserveを用いてバックアップする際は、バックアップ対象のサーバーにArcserveをインストールする必要があります。ここでは、例としてRed Hat Enterprise LinuxのサーバーにArcserveをインストールする手順を記載します。
(環境やバージョンにより異なりますので、1つの例としてご参考ください。)

1. 以下のサイトより、インストールファイルをダウンロードしてください。インストールファイルは任意の場所に保存してください。
インストールファイルは以下になります。
  • Arcserve_Unified_Data_Protection_Agent_Linux.bin

Arcserve UDP 8.x ダウンロード

注釈

事前にArcserveアカウントを作成してください。

注釈

Webサイトからダウンロードしたインストールファイルを使用してインストールを実行する場合、ファイル内のコンテンツはユーザーのローカルシステムに抽出されます。

注釈

  • サポートされているオペレーティングシステムで英語以外のものが検出された場合、製品をインストールする際に言語を選択する必要があります。
  • Arcserveの日本語版をインストールする場合は、Linuxの言語を日本語に設定してからインストールしてください。

警告

  ・以下の注意/制限事項をご確認のうえ、Arcserveを導入してください。

2.ダウンロードしてきたインストールファイル「Arcserve_Unified_Data_Protection_Agent_Linux.bin」をバックアップ対象のLinuxサーバーへ配置してください。
この例では、ストレージ経由でバックアップ対象のLinuxサーバーにインストールファイルを配置します。まず、バックアップ対象のLinuxサーバーからネットワーク接続できるWindows Server上の、Cドライブにあるfileという共有フォルダーにインストールファイルを配置します。

3.バックアップ対象のLinuxサーバーにログインします。この後の作業をコマンドで実行するため、デスクトップ上で端末エミュレーターを開きます。以下のコマンドでの作業はこのバックアップ対象のLinuxサーバーで実施します。
(telnet、sshによる遠隔操作でも構いません。)
※端末エミュレーターが開いたら、root権限をもつユーザーに変更してください。

4.バックアップ対象のLinuxサーバーに、Windows Serverの共有フォルダーをマウントするため、「/file」というフォルダーを作成します。
$ mkdir /file

5.バックアップ対象のLinuxサーバーの/fileディレクトリに、インストールファイルのあるWindows Serverの共有フォルダーをマウントします。
$ mount -t cifs -o username=ユーザー名,password=パスワード //インストールファイルのあるWindows Serverの共有フォルダー /file

6.さらに、バックアップ対象のLinuxサーバーの/tmpディレクトリにインストールファイルをコピーします。
/tmpディレクトリ移動して、インストールファイルがコピーされたかを確認します。
$ cp /file/Arcserve_Unified_Data_Protection_Agent_Linux.bin /tmp

以上でArcserveのダウンロードは完了です。