2.6.2. Linuxサーバー(単体型)


本書では、例としてRed Hat Enterprise Linux 7.7にインストールされたArcserveを利用したバックアップ方法を記載します。

バックアップの構成は、「ご利用パターン」の「バックアップパターン2」を例に環境を構成しています。

Smart Data Platform(以下SDPF)以外の別環境からSDPFへマイグレーションしたい場合は、「Arcserveを用いて別環境からSDPF環境へのサーバー移行(マイグレーション)を行う」を参照ください。

1.Arcserveがインストールされたバックアップ対象のLinuxサーバーまたは、このサーバーにネットワークでアクセスできるサーバーなどからブラウザーを開きます。

2.https ://[Arcserveがインストールされたバックアップ対象のLinuxサーバーのIPアドレス]:8014を入力し実行します。
ログイン画面が表示されるので、rootアカウントのログイン名、パスワードを入力し[ログイン]をクリックします。

3.ログイン後、管理画面が表示されます。
バックアップ対象となるLinuxサーバーを追加するため、[ノード]―[追加]をクリックします。

4.[ホスト名/IPアドレス]を選択します。

5.「ノードの追加」ダイアログボックスで、バックアップ対象のLinuxサーバー(Arcserveがインストールされたサーバー)の「ホスト名/IPアドレス」、「ユーザ名」、「パスワード」を入力します。
この事例ではこのサーバーのrootユーザーとそのパスワードを入力しています。
[追加して終了]をクリックします。

6.検証が終了すると元の画面に戻ります。[ノード]タブに、バックアップ対象のLinuxサーバーのIPアドレスが追加されたことを確認します。

7.[ノード]タブにて、バックアップ対象のLinuxサーバーのノード名をクリックし、[バックアップ]をクリックします。

8.[選択したノードのバックアップ]をクリックします。

9.「バックアップウィザード」が開きます。[次へ]をクリックします。

10.バックアップ対象のサーバーが選択されていることを確認して、[次へ]をクリックします。

11.バックアップ保存先ストレージを選択します。本事例ではサーバーインスタンス(Windows)上の共有フォルダーに保存するため、[CIFS共有]を選択し、IPアドレス、フォルダー名をフルパスで入力します。
※「¥」は「/」で入力してください。
入力後、[→]をクリックします。

12.バックアップ保存先ストレージとなるサーバーインスタンスの接続許可を求められるので、「ユーザ名」、「パスワード」を入力し[OK]をクリックします。

13.接続に成功すると、元の画面に戻るので、[次へ]をクリックします。

14.必要に応じてスケジュールを設定し、[次へ]をクリックします。
この事例では手動でバックアップを取得するため、「スケジュールタイプ」を[なし]としています。

15.必要に応じてバックアップの保存設定を行い、[次へ]をクリックします。
この事例ではデフォルトのままとしています。

16.「サマリ」が表示されるので、[サブミット]をクリックします。

17.元の管理画面に戻り、[ジョブ ステータス]タブにバックアップジョブが設定されたことを確認します。

18.設定されたジョブを選択し、[ジョブ]の[今すぐ実行]をクリックします。

19.バックアップの種類を選択し、[OK]をクリックします。
この事例では[フルバックアップ]を選択しています。

20.バックアップが始まります。
[ステータス]にバックアップの進行状況が表示されます。

21.バックアップが完了すると、[ステータス]に「完了」と表示されます。

22.[ジョブ履歴]タブで、バックアップの詳細を確認できます。

23.[アクティビティ ログ]タブで、履歴を時系列で確認できます。

24.バックアップ保存先に、IPアドレス名のフォルダーが作成され、バックアップデータがあることを確認します。

25.フォルダー配下にデータがあることを確認します。

以上でLinuxサーバーのバックアップは終了です。