4.3.6. アップグレード編(Linuxバックアップサーバー)

4.3.6.1. Arcserveのアップグレード

注釈

コンポーネントをアップグレードする順序があります。「サマリー編」を参照してください。

注釈

Arcserveを最新バージョンへアップグレードする際、追加で前提パッケージをインストールする必要はありません。


1.Arcserveの以下のコマンドを実行します。
※/tmp上にインストールファイルが配置されており、/tmpディレクトリがカレントディレクトリとします。


2.「このアップグレードには、現在インストールされているバージョンより新しいビルド バージョンが含まれています。アップグレード実行しますか?」が表示されます。[y]を入力します。


3.インストール処理を続行するので、[y]を入力します。

4. PXEブートは使用しないため、[y]を入力します。

注釈

Red Hat Enterprise Linux(以降RHEL)7 環境では依存関係の確認で"67"ポートが占有され、上記の表示となる場合があります。これは"dnsmasq"プロセスがデフォルトで67ポートを使用していることが原因で表示されますが、この例によるバックアップでは、PXEベースのBMRを使用しないのでバックアップ運用に影響しません。


5.ライセンス使用条件が表示されるので、スペースキーで進みます。
 使用条件を承諾する場合は、[y]を入力します。
「インストール処理を続行しますか?」が表示されます。[y]を入力します。


6.インストールが実行され、Arcserve UDP エージェントのLiveCDの作成ディレクトリが表示されます。
 /opt/Arcserve/d2dserver/packages
上記ディレクトリ内に、リストアで使用するLiveCDが格納されます。
「サーバーを開始しています...」のステータスが「完了」になったら、アップグレード完了です。

注釈

  • 上記Arcserveの復旧メディア(LiveCD)を使用し、Smart Data Platform(以下SDPF)のサーバーインスタンスへ復旧(リストア)する方法は「サーバーインスタンスへリストア編(SDPF内のLinux)」を参照してください。
  • なお、旧バージョンで作成された復旧メディア(LiveCD)では復旧(リストア)できないのでご注意ください。

7.Arcserve UDP にアクセスし、root権限でアクセスします。


8.[ヘルプ]―[バージョン情報]をクリックします。


9.アップグレード後の「バージョン」が表示されます。
[OK]をクリックして閉じます。


以上でアップグレードは完了です。
アップグレード完了後、ライセンスキーを更新してください。ライセンスキーの更新方法については「ライセンスキー更新編」をご参照ください。