3.3. アップグレード編(Linuxバックアップサーバー)

Arcserveのアップグレード

注釈

アップグレードするコンポーネントには順序があります。「サマリー編」を参照してください。

注釈

Arcserveを最新バージョンへアップグレードする際、追加で前提パッケージをインストールする必要はありません。


1.Arcserveを以下コマンドで実行していきます。
※/tmp上にインストールファイルが配置されており、現在のプロンプトが/tmpディレクトリにある状態とします。


2.このアップグレードには、現在インストールされているバージョンより新しいビルドバージョンが含まれています。
アップグレード実施しますか?が表示されます。「y」を入力します。


3.インストールの実行があるので、「y」を入力します。

4. PXEブートは使用しないため、「y」を入力します。

注釈

RHEL 7 環境では依存関係の確認で"67"ポートが占有され、上記表示となる場合があります。 これは"dnsmasq"プロセスがデフォルトで67ポートを使用していることが原因で表示されますが、この例によるバックアップでは、PXEベースのBMRを使用しないのでバックアップ運用に影響しません。


5.ライセンス使用条件が表示されますので、スペースキーで進みます。
 使用条件を承諾する場合は、「y」を入力します。
このままインストール処理を続行しますか?が表示されます。「y」を入力します。


6.インストールが実行され、Arcserve UDP AgentのLiveCDの作成ディレクトリーが表示されます。
 /opt/Arcserve/d2dserver/packages
上記ディレクトリー内に、リストアで使用するLiveCDが格納されます。
[サーバを開始しています...]のステータスが[完了]になったら、アップグレード完了です。

注釈

  • 上記Arcserveの復旧メディア(LiveCD)を使用し、Smart Data Platformのサーバーインスタンスへ復旧(リストア)する方法は「サーバーインスタンスへリストア編(SDPF内のLinux)」を参照してください。
  • なお、旧バージョンで作成された復旧メディア(LiveCD)を復旧(リストア)で使用できないことをご注意ください。

7.Arcserve UDP にアクセスし、root権限でアクセスします。


8.「ヘルプ」-「バージョン情報」をクリックします。


9.アップグレード後の「バージョン」が表示されます。
「OK」をクリックして閉じます。


以上でアップグレードは完了です。
上記手順でアップグレード完了後、ライセンスキーを更新して下さい。ライセンスキーの更新方法については構成ガイド「ライセンスキー更新編」をご参照ください。