1.1.3.3. Wasabiオブジェクトストレージを設定する

本項では、本構成の実装において必要なWasabiオブジェクトストレージ(Wasabi)の設定手順について記載します。

なお、本項中の設定値の「< >」の表記については、利用の環境により各自入力いただく箇所となります("<"から">"までを設定値に置き換えてください)。

注釈

  • Wasabiへのログイン後、画面右上の言語設定ボタンより、言語設定が可能です。 本項では、「English」を選択したものとして説明します。

バケットを作成する

バケット作成の手順につきましては、「IoT機器活用ソリューション - 【実装2】IoT機器からの画像送信・Things Cloudでの画像表示 - Wasabiオブジェクトストレージを設定する - バケットを作成する」を参照ください。

注釈

  • バケットポリシーにより、ユーザーやIPアドレスによるアクセス制御が可能です。ご利用の環境に応じてアクセス制御を実施してください。

Things Cloud用ユーザーを作成する

Wasabiオブジェクトストレージにて、Things Cloudで利用するユーザーを作成する手順です。

  1. 画面左のメニューの「Users & Groups」内、[Users]をクリックします。

  2. 画面右の[Create User]をクリックします。

    Wasabi設定 - TC用ユーザーの新規作成
  3. 表示されたダイアログの「1 Details」タブにて、以下のとおり選択・入力して[Next]をクリックします。

    • UserName: <作成するユーザー名(例:tc-user)>
    • Type of Access: Programmatic(create API key)
    Wasabi設定 - TC用ユーザー詳細
  4. 「2 Groups」にて、必要に応じて新しいグループの作成・割り当てをし、[Next]をクリックします。

    Wasabi設定 - グループ作成
  5. 「3 Policies」タブにて、以下のポリシーを選択し、[Next]をクリックします。

    • WasabiWriteOnlyAccess
    • WasabiReadOnlyAccess
    Wasabi設定 - ポリシー設定
  6. 「4 Review」タブにて表示される内容を確認し、[Create User]をクリックします。

    Wasabi設定 - ユーザーを作成
  7. 「Create Access Key」画面に表示される「Access Key」と「Secret Key」を控えておきます。

    警告

    • 秘密鍵の表示は本画面でのみ可能です。忘れずに控えるようにしてください。
    Wasabi設定 - アクセスキー発行