1.1.3.7. Things Cloudを設定する

本項では、本システムの実装において必要なThings Cloudの設定・カスタマイズ手順について記載します。

なお、本書中の設定値の「< >」の表記については、ご利用の環境により各自入力いただく箇所となります("<"から">"までを設定値に置き換えてください)。

前提条件を確認する

前提条件については、「IoT機器活用ソリューション - IoT機器事前準備・初期セットアップ - Things Cloud事前準備 - 前提条件」を参照ください。

Things Cloudの事前準備をする

IoT機器の初期設定に必要なThings Cloudの事前準備手順です。

IoT機器用のユーザーを作成する

IoT機器とThings Cloudとの間で通信をするため、Things CloudにてIoT機器用のユーザーを作成します。IoT機器用のユーザーを作成する手順につきましては、「IoT機器活用ソリューション - IoT機器事前準備・初期セットアップ - Things Cloud事前準備 - IoT機器用ユーザー作成 」を参照ください。

グループを作成する

デバイスをまとめて管理するためのグループを作成する手順につきましては、「IoT機器活用ソリューション - IoT機器事前準備・初期セットアップ - Things Cloud事前準備 - グループ作成 」を参照ください。

Things Cloudのデバイス登録をする

Things Cloudへのデバイス登録確認手順については、「IoT機器活用ソリューション - 【実装1】IoT機器の遠隔コマンド実行 - Things Cloud設定 - Things Cloudデバイス登録確認」を参照ください。

Things Cloudのデバイスグループ設定をする

自動登録されたデバイスをThings Cloudのグループに割り当てる手順については、「IoT機器活用ソリューション - 【実装1】IoT機器の遠隔コマンド実行 - Things Cloudデバイスグループ設定」を参照ください。

SmartRESTテンプレートを作成する

Things CloudにてIoT機器から計測データを受け取る際に必要なテンプレート設定をする手順です。

注釈

  • 本構成ガイドでは、学習データとして使用したCSVファイルのデータ列に合わせたSmartRESTテンプレートの作成例を記載しています。
  • 適宜お客様環境での予測に必要なデータに読み替えて作成してください。
  1. 作業端末にて以下のURLにアクセスし、Things Cloudにログインします。

    • URL: https://<Things Cloudのテナント名>.je1.thingscloud.ntt.com/
  2. 画面右上の「アプリケーション選択」ボタン(■が9つ並んだボタン)をクリックし、「デバイス管理」を選択します。

    SmartRESTテンプレート作成 - デバイス管理
  3. 画面左のメニューより、「デバイスタイプ」>「SmartRESTテンプレート」をクリックします。

  4. 「SmartRESTテンプレート」画面右上の「テンプレートの作成」をクリックします。

    SmartRESTテンプレート作成 - 新しいテンプレートを追加
  5. 「SmartRESTテンプレートを追加」画面にて、以下のとおり入力して「次へ」をクリックします。

    • テンプレート名: <任意のテンプレート名>
    • テンプレートID: csv(※)

    注釈

    • (※)任意のテンプレートIDで問題ありませんが、後のコード例では「csv」と設定したものとして記載をしています。
    SmartRESTテンプレート作成 - SmartRESTテンプレートを追加
  6. 「SmartRESTテンプレートが作成されました。」と表示され、作成したSmartRESTテンプレート画面に遷移することを確認します。

  7. SmartRESTテンプレート画面のメニューより「メッセージ」を選択し、「メッセージを追加」をクリックします。

    SmartRESTテンプレート作成 - メッセージを追加
  8. 表示されたウィンドウにて以下のとおり入力・選択し、「保存」をクリックします。

    • メッセージID: <任意のメッセージID(例:999)>

    • 名前: <任意の名前(例:Prediction Data Template)>

    • 対象のREST API: 計測値

    • 方法: POST

    • レスポンスを含む: Off

    • REST API組み込みフィールド
      • $.type: people
      • $.time: (空白)
    • REST APIカスタムフィールド([フィールドを追加]にて入力欄を追加してください)
      • datetime.dt.value, 文字列, (空白)
      • people.p.value, 文字列, (空白)
      • week.we.value, 文字列, (空白)
      • temperature.t.value, 文字列, (空白)
      • weather.wt.value, 文字列, (空白)
    SmartRESTテンプレート作成 - メッセージ作成
  9. 「メッセージテンプレートが保存されました。」と表示されることおよびリストに作成したメッセージが表示されることを確認します。

注釈