1.1.6.5. 動作確認

本項では、以下の実装における動作確認手順について説明します。

  • 実装3: IoT機器からThings Cloudへの各種測定値送信

本書においては、温湿度センサーから取得する温湿度データ、およびGPSセンサーから取得する位置情報データを例として記載しています。

なお、本書中の設定値の「< >」の表記については、ご利用の環境により各自入力いただく箇所となります("<"から">"までを設定値に置き換えてください)。

注釈

  • 本項では例として、c8yエージェントのサービス名を「sdpf-iot.service」としています。
    ご利用の環境に応じて適宜読み替えてください。

前提条件

あらかじめ、これまでの「実装3: IoT機器からThings Cloudへの各種測定値送信」に関するすべての作業が完了していることを確認してください。

c8yエージェント起動

各センサーから測定データを取得し、Things Cloudへ送信するためのc8yエージェントを起動します。

サービス起動・確認

  1. 管理者権限を持つアカウントでIoT機器のOSにログインします。

  2. 以下のコマンドを実行し、c8yエージェントを起動します。

    # systemctl start sdpf-iot.service
    
  3. 以下のコマンドを実行し、サービスが正しく起動していることを確認します。

    # systemctl status sdpf-iot.service
    
    • 出力に「Active: active (running)」の表示があれば正常に動作しています。
    • 正常に動作していない場合は、「1.1.3.4. c8yエージェント共通設定」で編集した構成ファイルの内容やICGWの設定を確認してください。
  4. 作業端末にて以下のURLにアクセスし、Things Cloudにログインします。

    • URL: https://<Things Cloudのテナント名>.je1.thingscloud.ntt.com/
  5. 画面右上の「アプリケーション選択」ボタン(■が9つ並んだボタン)をクリックし、「デバイス管理」を選択します。

    動作確認 - デバイス管理呼び出し
  6. 画面左のメニューより、「デバイス」>「すべてのデバイス」をクリックします。

  7. 「すべてのデバイス」画面にて、今回利用しているIoT機器を選択します。

    温湿度データ確認 - IoT機器選択
  8. 表示されたデバイス詳細画面の「デバイスステータス」が以下のとおりであることを確認します。

    • 「データ送信接続: オンライン」であること
    • 「プッシュ接続: アクティブ」であること
    温湿度データ確認 - IoT機器ステータス確認

温湿度データ確認

Things Cloudにて、IoT機器から送信された温湿度データを確認する手順です。

  1. 作業端末にて以下のURLにアクセスし、Things Cloudにログインします。

    • URL: https://<Things Cloudのテナント名>.je1.thingscloud.ntt.com/
  2. 画面右上の「アプリケーション選択」ボタン(■が9つ並んだボタン)をクリックし、「デバイス管理」を選択します。

    温湿度データ確認 - デバイス管理
  3. 画面左のメニューより、「デバイス」>「すべてのデバイス」をクリックします。

  4. 「すべてのデバイス」画面にて、今回利用しているIoT機器を選択します。

    温湿度データ確認 - IoT機器選択
  5. 詳細画面中のメニューより、「計測値」を選択します。

    温湿度データ確認 - 計測値
  6. 表示されたグラフ画面において、「Temperature」(温度データ)および「Humidity」(湿度データ)が表示されていることを確認します。

    温湿度データ確認 - 温度データ確認
    温湿度データ確認 - 湿度データ確認

注釈

位置情報データ確認

Things Cloudにて、IoT機器から送信された位置情報データを確認する手順です。

  1. 作業端末にて以下のURLにアクセスし、Things Cloudにログインします。

    • URL: https://<Things Cloudのテナント名>.je1.thingscloud.ntt.com/
  2. 画面右上の「アプリケーション選択」ボタン(■が9つ並んだボタン)をクリックし、「デバイス管理」を選択します。

    位置情報データ確認 - デバイス管理
  3. 画面左のメニューより、「デバイス」>「すべてのデバイス」をクリックします。

  4. 「すべてのデバイス」画面にて、今回利用しているIoT機器を選択します。

    位置情報データ確認 - IoT機器選択
  5. 詳細画面中のメニューより、「位置」を選択します。

    位置情報データ確認 - 位置
  6. 表示された地図上に、IoT機器で測定した位置情報がプロットされていることを確認します。

    温湿度データ確認 - 地図上へ位置情報をプロット

(参考)c8yエージェントの停止

以下のコマンドを実行することで、c8yエージェントの実行を停止することができます。

# systemctl stop sdpf-iot.service