Ansible用サーバーインスタンス作成¶
構築支援ツールの実行に利用するAnsible用サーバーインスタンスを作成します。
サーバーインスタンス作成¶
以下の手順を実施し、サーバーインスタンスを作成します。本手順は、ルートディスクとして作成しますが、RAC用サーバーインスタンス同様、ルートボリュームとして作成しても構いません。
[サーバーインスタンス] > [インスタンス]へ移動し、[インスタンスの作成]ボタンをクリックします。
[インスタンスの作成]画面の[詳細]タブへ遷移後、以下を入力し、[ネットワーク]タブをクリックします。
- ゾーン/グループ: いずれかのゾーン/グループ
- インスタンス名: ansible
- フレーバー: 1CPU-4GB
- インスタンスのブートソース: イメージから起動
- イメージ名: CentOSのオフィシャルイメージテンプレート※
※ オフィシャルイメージテンプレートは、詳細情報-CentOS をご確認ください。
[ネットワーク]タブへ遷移後、以下を入力し、[インスタンスの作成]ボタンをクリックします。
利用するロジカルネットワークは[利用可能なロジカルネットワーク]から[選択済みロジカルネットワーク]にドラッグ&ドロップで配置します。
- oraclenw: 192.168.1.13
構築支援ツール実行用ユーザー作成¶
構築支援ツールの実行アカウントとなるansibleユーザーを作成します。
以下のコマンドを実行し、ansibleユーザーを作成します。[ansibleユーザーに設定するパスワード]には、任意のパスワードを指定してください。
# useradd -m ansible
# echo '[ansibleユーザーに設定するパスワード]' | passwd --stdin ansible
# visudo
...省略...
## Same thing without a password
ansible ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL # 追加
以上で、構築支援ツール実行用ユーザーの作成は完了です。
次に、構築支援ツール実行用のサーバーインスタンスが、RAC用サーバーインスタンスへSSH接続する際に利用する公開鍵を作成します。
以下のコマンドをAnsible用サーバーインスタンスのansibleアカウントで実行します。
$ ssh-keygen -t rsa
ファイル名およびパスフレーズを確認されますが、ここでは何も入力せず、エンターを押して進めます。
構築支援ツール取得¶
以下のコマンドをAnsible用サーバーインスタンスで実行し、構築支援ツールとツールの実行に必要なパッケージが含まれた圧縮ファイルをダウンロードします。
$ wget /docs/files/oracle/rac_support_tools.zip -P /home/ansible/rac_support_tools.zip
$ unzip /home/ansible/rac_support_tools.zip
unzipコマンドがインストールされていない場合には、以下のコマンドを実行し、unzipをインストールします。
$ su -
# yum install unzip -y
Ansibleインストール¶
以下のコマンドをAnsible用サーバーインスタンスで実行し、Ansibleの実行に必要なパッケージをインストールします。
$ cd /home/ansible/rac_support_tools
$ unzip ansible_rpms.zip
$ su -
# yum localinstall /home/ansible/rac_support_tools/ansible_rpms/* -y
構築支援ツール配置¶
以下のコマンドをAnsible用サーバーインスタンスで実行し、構築支援ツールを配置します。orarac_autoは、ホームディレクトリ配下に配置する必要があります。
$ mv /home/ansible/rac_support_tools/orarac_auto/ /home/ansible/
以上でAnsible用サーバーインスタンスの作成は、完了です。