CentOS¶
注釈
- CentOSのイメージは、CentOS7のEOLに伴い、2024年6月末ですべてのイメージの新規販売を終了しました。新サーバーへの移行をご検討の場合は、Red Hat Enterprise Linux(以下、RHEL) または、 Rocky Linux、 Ubuntuのオフィシャルイメージテンプレートを活用できます。
- RHELについては、CentOSと互換性があり、コマンドでの操作なども全く同様にご利用できます。また、ベンダーサポートにより、インストール/セットアップ時の基本的な機能に関する不具合などへのサポートや重大な不具合や脆弱性への修正が提供され、安心して利用することができますので、ぜひ移行先としてご検討ください。
1. メニューの概要¶
1.1. メニューの概要¶
1.1.2. CentOSを利用できるサーバー/ハイパーバイザーについて¶
- サーバー/ハイパーバイザーでCentOSをご利用される場合は、オフィシャルイメージテンプレートを利用する、お客さまにてOSイメージを持ち込むという2つの方法があります。
- それぞれのサーバー/ハイパーバイザーでCentOSを利用するための方法は以下の通りです。
OS利用形態 | サーバー/ハイパーバイザー | |||
---|---|---|---|---|
ベアメタルサーバー | サーバーインスタンス | vSphere ESXi | Hyper-V | |
オフィシャルイメージテンプレート | N | N | N | N |
お客さま持ち込み(プライベートイメージ) | Y | Y | Y | Y |
1.1.3. 提供構成パターン¶
サーバー/ハイパーバイザーでCentOSをご利用される場合の詳細な利用形態は下記の通りです。
【提供構成パターン】
サーバー/ハイパーバイザー | 利用用途 | ホストOS | ゲストOS | オフィシャルイメージテンプレート | お客さま持ち込み | 構成パターン | 利用可否 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ベアメタルサーバー | ホスト OS | CentOS | ー | ● | N | ||
● | Y | ||||||
ゲスト OS | 任意のハイパーバイザー | CentOS | ● | N | |||
● | Y | ||||||
サーバーインスタンス | ゲスト OS | サーバーインスタンス基盤 | CentOS | ● | N | ||
● | Y | ||||||
vSphere ESXi | ゲストOS | vSphere ESXi | CentOS | ● | N | ||
● | Y | ||||||
Hyper-V | ゲストOS | Windows(Hyper-V) | CentOS | ● | N | ||
● | Y |
2. 利用できる機能¶
2.1. 機能一覧¶
- CentOSオフィシャルイメージテンプレートにて提供する機能は以下の通りです。
機能名 | 概要 |
---|---|
初期ユーザー名 | OSのユーザー名は本メニューの既定値で設定します。 |
初期ユーザー名 パスワード設定 | OSのユーザー名での初回ログイン時のパスワードは、ご利用のサーバーメニューにより異なります。 |
ロケール設定 | OSのTimezone/Language/Character code/Locale/Keyboardについて本メニューの既定値で設定します。 |
セキュリティ設定 | OSのセキュリティ設定(firewalld/SELinux)は本メニューの既定値で設定します。 |
SSH設定 | OSのsshd_configの設定は、ご利用のサーバーメニューにより異なります。 |
その他設定 | OSの初期状態、追加PKG、リポジトリ、Ipv6、NTPサーバー、DNSサーバー、デフォルトゲートウェイについてそれぞれ設定します。 |
※OSのインストールや削除、リビルド、複製などの機能は、各サーバー/ハイパーバイザーの詳細情報「機能一覧」に記載されていますので、そちらを参照してください。
※CentOS自体が提供する機能や情報はWebサイトを参照してください。 https://www.CentOS.org/
2.2. 各機能の説明¶
2.2.1. 初期ユーザー名設定¶
- 初期ユーザー名、および初期ユーザーの権限として以下を設定しています。
項目 | サーバー | |
---|---|---|
ベアメタルサーバー | サーバーインスタンス | |
ユーザー名 | root | root |
権限 | root | root |
2.2.2. 初期ユーザー パスワード設定¶
- 作成するサーバーのパスワードは以下の通り設定することができます。
項目 | サーバー | |
---|---|---|
メニュー | ベアメタルサーバー | サーバーインスタンス |
設定内容 | カスタマーポータルおよびAPIにてお客さまの任意の値を設定できます。
また、入力がない場合はランダムで値を付与します。
|
初回ログイン時のパスワードは以下となります。
root
|
2.2.3. ロケール設定¶
- 時刻設定、ロケールの設定、またキーボード配列の設定は以下の通りです。
項目 | サーバー | |
---|---|---|
ベアメタルサーバー | サーバーインスタンス | |
時刻設定 | UTC(統一) | UTC(統一) |
ロケールの設定 | en_US.UTF-8 | en_US.UTF-8 |
キーボード配列 | 英語キー配列(101/104) | 英語キー配列(101/104) |
2.2.4. セキュリティ設定¶
- firewalld、SELinuxの設定は以下の通りです。
項目 | サーバー | |
---|---|---|
ベアメタルサーバー | サーバーインスタンス | |
firewalld | 設定なし | 設定なし |
SELinux | disable | disable |
2.2.5. SSH設定¶
- サーバーのsshd_configの設定は以下の通りです。
項目 | サーバー | |
---|---|---|
ベアメタルサーバー | サーバーインスタンス | |
Port | 22 | 22 |
Protocol ※ | 2 | 2 |
PasswordAuthentication | yes | no |
PubkeyAuthentication | yes | yes |
HostbasedAuthentication | no | no |
注釈
CentOS7.4以上においてProtocol値のデフォルト設定より変更がない場合はOS仕様により表示されません。
- お客さまは、ベアメタルサーバーを作成される場合、SSHキーペアの作成と、既にお使いのSSHキーペアを利用することができます。 1テナント毎の上限は120キーペアです。
- キーペアの作成、削除、登録はカスタマーポータルまたはAPI経由で実施いただけます。
2.2.6. パーティション設定¶
- パーティションの設定は以下の通りです。(CentOS 7.7, 7.9, 8.1, 8.2)
デバイスファイル名 | マウントポイント | 容量(MB) | ファイルシステム |
---|---|---|---|
/dev/vda1 | /boot | 500 | xfs |
/dev/vda2 (/dev/mapper/centos-root) | / | 12807(12.51GB) | xfs |
/dev/vda2 (/dev/mapper/centos-swap) | swap | 2048(2.0GB) | xfs |
2.2.7. その他設定¶
- OSのインストール状態、また初期設定は以下の通りです。
項目(大) | 項目(小) | サーバー | |
---|---|---|---|
ベアメタルサーバー | サーバーインスタンス | ||
初期状態 | OS基本部分 | minimalインストール | minimalインストール |
追加PKG | ・共通
acpid
Open SSH Server(meta group)
・CentOS 7.3の場合
Cloud-init 0.7.5
・CentOS 7.5の場合
Cloud-init 0.7.9
|
・CentOS 7.3/7.5/7.7の場合
acpid
Open SSH Server(meta group)
Cloud-init 0.7.9
・CentOS 7.9/8.1/8.2の場合
cloud-init-19.4
|
|
初期設定 | リポジトリ | /etc/yum.repos.d/配下 | /etc/yum.repos.d/配下 |
IPv6 | Enable | Enable | |
デフォルトゲートウェイ | ロジカルネットワークで指定した値が投入されます。
空欄の場合、値は設定されません。
|
ロジカルネットワークで指定した値が投入されます。※1
空欄の場合、値は設定されません。
|
|
DNS | ロジカルネットワークで指定した値が投入されます。
空欄の場合、値は設定されません。
|
ロジカルネットワークで指定した値が投入されます。※1
空欄の場合、値は設定されません。
|
|
NTP | ロジカルネットワークで指定した値が投入されます。
空欄の場合、169.254.127.1が設定されます。
chronyd.confにて、slewモードの設定がされています。
|
ロジカルネットワークで指定した値が投入されます。
空欄の場合、169.254.127.1が設定されます。
chronyd.confにて、slewモードの設定がされています。
|
|
Linux EDAC (Error Detection And Correction) driver | 以下のディレクトリにファイルを設置し、unloadとなるように設定しています。
etc/modprobe.d/blacklist-edac.conf
|
-
|
※1 DHCP=falseの場合は空欄となります。作成後、お客さまにて設定してください。
3. オフィシャルイメージテンプレート¶
3.1. オフィシャルイメージテンプレート¶
- CentOSのイメージは、CentOS7のEOLに伴い、2024年6月末ですべてのイメージの新規販売を終了しました。新サーバーへの移行をご検討の場合は、Linux系(RHEL, Rocky Linux, Ubuntu)のオフィシャルイメージテンプレートを活用することが可能です。
- RHELについては、CentOSと互換性があり、コマンドでの操作なども全く同様にご利用可能です。また、ベンダーサポートを受けられ、インストール/セットアップ時の基本的な機能に関する不具合などへのサポートや重大な不具合や脆弱性への修正が提供され、安心してご利用できますので、ぜひ移行先として検討ください。
3.2. 申し込み方法¶
- CentOSのイメージは、CentOS7のEOLに伴い、2024年6月末ですべてのイメージの新規販売を終了しました。
4. ご利用条件¶
4.1. 他メニューとの組み合わせ条件¶
ベアメタルサーバー/サーバーインスタンスのいずれかとセットで申し込む必要があります。
- 本サービスで提供するNTPサーバーをご利用になる場合は、共通ゲートウェイが必要です。ご利用を希望する場合は、お申し込みください。
設定されたリポジトリへアクセスするためには、別途インターネット接続ゲートウェイを契約する必要があります。
6. メニュー提供の品質¶
7. 提供データセンター¶
- CentOSのイメージは、CentOS7のEOLに伴い、2024年6月末ですべてのイメージの新規販売を終了しました。
8. 制約事項¶
- 設定されたリポジトリサーバーへアクセスするためには、別途インターネット接続ゲートウェイを契約する必要があります。