Red Hat Enterprise Linux

1. メニューの概要

1.1. メニューの概要

1.1.1. Red Hat Enterprise Linux について

  • オフィシャルイメージテンプレートの提供
    • サーバーでご利用可能なRed Hat Enterprise Linux(以下、RHEL)のオフィシャルイメージテンプレートを提供します。

  • プロバイダーライセンスの提供
    • RHELライセンスをCCSP(認定クラウド&サービスプロバイダープログラム)にて提供します。

    • ※サーバー上で、BYOL(お客さま所有のライセンスをクラウド環境へ持ち込むこと)を前提とした、ライセンス非認証のRHELのオフィシャルテンプレートについては、ベアメタルサーバーの詳細情報をご参照ください。

注釈

2018年9月30日以前に作成したインスタンスは新しいリポジトリサーバー(RHUI)への切り替えが必要な場合があります。
yumコマンドがエラーになる場合、 RHELリポジトリサーバー変更手順 を参考に変更作業を実施してください。

1.1.2. RHELを利用できるサーバー/ハイパーバイザーについて

  • サーバー/ハイパーバイザーでRHELをご利用される場合は、オフィシャルイメージテンプレートを利用する、お客さまにてOSイメージを持ち込む2つの方法があります。

  • それぞれのサーバー/ハイパーバイザーでRHELを利用するための方法は以下の通りです。

OS 利用形態

サーバー/ハイパーバイザー

ベアメタルサーバー

サーバーインスタンス

vSphere ESXi

Hyper-V

オフィシャルイメージテンプレート

Y

Y

Y

N

お客さま持ち込み(プライベートイメージ) 1

Y

Y

Y

Y

1
RHELのいずれのバージョンもお持ち込みいただけます。
ただし、持ち込みの場合、Red Hat社へのクラウドアクセスの申請が必要になります。
下記Red Hat社ページより、ご登録ください。
また、持ち込みの場合、サポートはお客さまとRed Hat社で締結されたライセンス契約(サブスクリプション)に基いて受けていただく形となります。(弊社からのサポートは提供されませんのでご注意ください)

1.1.3. 提供構成パターン

  • サーバー/ハイパーバイザーでRHELをご利用される場合の詳細な利用形態は下記の通りです。

【提供構成パターン】

サーバー/ハイパーバイザー

利用用途

ホストOS

ゲストOS

オフィシャルイメージテンプレート

お客さま持ち込み

構成パターン

利用可否

ベアメタルサーバー

ホスト OS

RHEL

Y

Y

ゲスト OS

Red Hat社認定のハイパーバイザー 2

RHEL

N

Y

サーバーインスタンス

ゲスト OS

サーバーインスタンス基盤

RHEL

Y

Y

vSphere ESXi

ゲストOS

vSphere ESXi

RHEL

Y 3

Y

Hyper-V

ゲストOS

Windows Server(Hyper-V)

RHEL

N

Y

2
Red Hat社が認定するハイパーバイザーが前提となります。
詳細はRed Hat社公式サイトをご確認ください。( https://access.redhat.com/certified-hypervisors
3
RHEL8.1/8.8/8.10はvSphere ESXi 6.5以降から、RHEL9.2/9.4はvSphere ESXi 7.0 Update2以降からご利用可能です。
それ以前のvSphereバージョンはサポート対象外です。

【構成提供パターンのイメージ図】

image

1.2. メニューの特長

  • オンデマンド
    お客さまは、カスタマーポータルもしくはAPI経由で、サーバー上にRHELをお申し込みできます。
  • サポート
    OSベンダが提供するソフトウェアのバグ修正やセキュリティパッチなどを利用できます。

2. 利用できる機能

2.1. オフィシャルイメージテンプレート

  • RHELのオフィシャルイメージテンプレートを提供しております。

  • 提供しているOSバージョンは、メニューよりご確認ください。

2.1.1. 提供リポジトリ

  • 本メニューでは、独自のリポジトリサーバーにて提供します。

  • Red Hat社が提供するソフトウェア保守(バグ修正やセキュリティパッチ)をyum(Linux系ディストリビューションのパッケージ管理システム)を通じて、提供します。yumの実行はお客さまご自身で実施する必要があります。

  • RHEL ver6.xを提供する上で必要となるリポジトリは以下の通りとなります。

    1. チャネルは、CCSPライセンス範囲内でRed Hat社から提供可能なパッケージである「Base」「Optional」「Extras」「RH Common」「Extended Life Cycle Support」のみ対象とします

    2. タイプは「RPM」「Debug」「Source RPMs」のみを対象とします

  • RHEL ver7.xを提供する上で必要となるリポジトリは以下の通りとなります。

    1. チャネルは、CCSPライセンス範囲内でRed Hat社から提供可能なパッケージである「Base」「Optional」「Supplementary」「Extras」「RH Common」「Extended Update Support」「Extended Life Cycle Support」のみ対象とします

    2. タイプは「RPM」「Debug」のみを対象とします

  • RHEL ver8.xを提供する上で必要となるリポジトリは以下の通りとなります。

    1. チャネルは、CCSPライセンス範囲内でRed Hat社から提供可能なパッケージである「Base」「CodeReady Linux Builder」「Supplementary」「AppStream」を対象とします

    2. タイプは「RPM」「Debug」のみを対象とします

  • RHEL ver9.xを提供する上で必要となるリポジトリは以下の通りとなります。

    1. チャネルは、CCSPライセンス範囲内でRed Hat社から提供可能なパッケージである「Base」「CodeReady Linux Builder」「Supplementary」「AppStream」を対象とします

    2. タイプは「RPM」「Debug」のみを対象とします

【提供リポジトリ RHEL6.x】

リポジトリ名

Base

Optional

Extras

RH Common

Extended Life Cycle Support

RPM

Debug

Source RPMs

Red Hat Enterprise Linux 6 Server - Extended Life Cycle Support (Source RPMs) from RHUI

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 6 Server from RHUI (RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 6 Server from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 6 Server - Optional from RHUI (RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 6 Server - Optional from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 6 Server - Extras from RHUI (RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 6 Server - RH Common from RHUI (RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 6 Server - RH Common from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 6 Server - Extended Life Cycle Support (RPMs) from RHUI

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 6 Server - Extended Life Cycle Support (Debug RPMs) from RHUI

Y

Y

【提供リポジトリ RHEL7.x】

リポジトリ名

Base

Optional

Supplementary

Extras

RH Common

Extended Update Support

Extended Life Cycle Support

RPM

Debug

Red Hat Enterprise Linux 7 Server from RHUI (RPMs) (7Server-x86_64)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 7 Server from RHUI (Debug RPMs) (7Server-x86_64)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 7 Server - Optional from RHUI (RPMs) (7Server-x86_64)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 7 Server - Optional from RHUI (Debug RPMs) (7Server-x86_64)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 7 Server - Supplementary from RHUI (RPMs)(7Server-x86_64)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 7 Server - Supplementary from RHUI (Debug RPMs)(7Server-x86_64)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 7 Server - Extras from RHUI (RPMs)(x86_64)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 7 Server - Extras from RHUI (Debug RPMs)(x86_64)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 7 Server - RH Common from RHUI (RPMs) (7Server-x86_64)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 7 Server - RH Common from RHUI (Debug RPMs) (7Server-x86_64)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 7 Server - Extended Life Cycle Support (RPMs) from RHUI

Y

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 7 Server - Extended Life Cycle Support (Debug RPMs) from RHUI

Y

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 7 Server - Extended Life Cycle Support - Optional from RHUI (RPMs)

Y

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 7 Server - Extended Life Cycle Support - Optional from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 7 Server - eus from RHUI(RPMs) (7Server-x86_64)

Y 4

Y [4]

Red Hat Enterprise Linux 7 Server - eus from RHUI(Debug RPMs) (7Server-x86_64)

Y [4]

Y [4]

4

Red Hat Enterprise Linux 7.9における提供はありません。

【提供リポジトリ RHEL8.1,8.2,8.4,8.6,8.8】

リポジトリ名

Base

AppStream

CodeReady Linux Builder

Supplementary

RPM

Debug

Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - BaseOS Extended Update Support from RHUI (RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - BaseOS Extended Update Support from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - AppStream Extended Update Support from RHUI (RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - AppStream Extended Update Support from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

Red Hat CodeReady Linux Builder for RHEL 8 x86_64 Extended Update Support from RHUI (RPMs)

Y

Y

Red Hat CodeReady Linux Builder for RHEL 8 x86_64 Extended Update Support from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - Supplementary Extended Update Support from RHUI(RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - Supplementary Extended Update Support from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

【提供リポジトリ RHEL8.10】

リポジトリ名

Base

AppStream

CodeReady Linux Builder

Supplementary

RPM

Debug

Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - BaseOS from RHUI (RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - BaseOS from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - AppStream Extended Update Support from RHUI (RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - AppStream from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

Red Hat CodeReady Linux Builder for RHEL 8 x86_64 from RHUI (RPMs)

Y

Y

Red Hat CodeReady Linux Builder for RHEL 8 x86_64 from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - Supplementary from RHUI(RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 8 for x86_64 - Supplementary from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

【提供リポジトリ RHEL9.x】

リポジトリ名

Base

AppStream

CodeReady Linux Builder

Supplementary

RPM

Debug

Red Hat Enterprise Linux 9 for x86_64 - BaseOS Extended Update Support from RHUI (RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 9 for x86_64 - BaseOS Extended Update Support from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 9 for x86_64 - AppStream Extended Update Support from RHUI (RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 9 for x86_64 - AppStream Extended Update Support from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

Red Hat CodeReady Linux Builder for RHEL 9 x86_64 Extended Update Support from RHUI (RPMs)

Y

Y

Red Hat CodeReady Linux Builder for RHEL 9 x86_64 Extended Update Support from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 9 for x86_64 - Supplementary Extended Update Support from RHUI (RPMs)

Y

Y

Red Hat Enterprise Linux 9 for x86_64 - Supplementary Extended Update Support from RHUI (Debug RPMs)

Y

Y

2.2. 機能一覧

  • RHEL オフィシャルイメージテンプレートとして提供する機能は以下の通りです

機能名

概要

初期ユーザー名

OSのユーザー名は本メニューの既定値で設定します。

初期ユーザー名 パスワード設定

OSのユーザー名での初回ログイン時のパスワードは、サーバーにより異なります。

ロケール設定

OSのTimezone/Language/Character code/Locale/Keyboardについて本メニューの既定値で設定します。

セキュリティ設定

OSのセキュリティ設定(iptables/nftables/firewalld/SELinux)は本メニューの既定値で設定します。

SSH設定

OSのsshd_configの設定は、サーバー/ハイパーバイザーにより異なります。

専用ツール設定

サーバーインスタンス、vSphere ESXiそれぞれで動作するためのツールを設定します。

その他設定

OSの初期状態、追加PKG、リポジトリ、Ipv6、NTPサーバー、DNSサーバー、デフォルトゲートウェイについてそれぞれ設定します。


※OSのインストールや削除、リビルド、複製などの機能は、各サーバー/ハイパーバイザーの詳細情報「機能一覧」に記載されていますので、そちらを参照してください。
※RHEL 自体が提供する機能や情報はWebサイトを参照してください。 https://www.redhat.com/ja/technologies/linux-platforms/enterprise-linux

2.3. 各機能の説明

2.3.1. 初期ユーザー名設定

  • 初期ユーザー名、および初期ユーザーの権限として以下を設定しています。

項目

サーバー/ハイパーバイザー

ベアメタルサーバー

サーバーインスタンス

vSphere ESXi

ユーザー名

root

root

root

権限

root

root

root


2.3.2. 初期ユーザー名 パスワード設定

  • 作成するサーバーのパスワードは以下の通り設定できます。

項目

サーバー/ハイパーバイザー

メニュー

ベアメタルサーバー

サーバーインスタンス

vSphere ESXi

設定内容

カスタマーポータルおよびAPIにてお客さまの任意の値を設定できます。
また、入力がない場合はランダムで値を付与します。5
初回ログイン時のパスワードは以下となります。
root 6
初回ログイン時のパスワードは以下となります。
root 7
5

パスワード設定の詳細は、ベアメタルサーバーの新規作成方法 アクセスとセキュリティ を確認してください。

6

SSH接続でログインする場合には、カスタマーポータル経由でログインを実施し、sshd_configの設定を変更する必要があります。

7

SSH接続でログインする場合には、vSphere ESXiの仮想マシンコンソール経由でログインを実行し、sshd_configの設定を変更する必要があります。


2.3.3. ロケール設定

  • 時刻設定、ロケールの設定、またキーボード配列の設定は以下の通りです。

項目

サーバー/ハイパーバイザー

ベアメタルサーバー

サーバーインスタンス

vSphere ESXi

時刻設定

UTC(統一)

UTC(統一)

UTC(統一)

ロケールの設定

en_US.UTF-8

en_US.UTF-8

en_US.UTF-8

キーボード配列

英語キー配列(101/104)

英語キー配列(101/104)

英語キー配列(101/104)


2.3.4. セキュリティ設定

  • iptables/nftables、firewalld、SELinuxの設定は以下の通りです。

項目

サーバー

ベアメタルサーバー

サーバーインスタンス

vSphere ESXi

iptables/nftables

設定なし

設定なし

設定なし

firewalld

disabled 8
enabled 9
disabled [8]
enabled [9]
disabled

SELinux

disable [8]
enforcing [9]
disable [8]
enforcing [9]
disable
8

RHEL7.X, RHEL8.8以前のバージョン、ベアメタルサーバー向けRHEL9.2バージョンのうち2024/11/24以前のテンプレート

9

RHEL8.10、ベアメタルサーバー向けRHEL9.2バージョンのうち2024/11/25以降のテンプレート、RHEL9.4以降のバージョン

注釈

[9] 初期設定では、サーバーインスタンス発の通信は制限していませんが、サーバーインスタンス向けの通信はssh/cockpit/dhcpv6-clientのみ許可されており、その他の通信は利用できない設定です。お客さまが利用する通信に応じてお客様自身でfirewalldおよびSE Linuxの設定変更を実施する必要があります。


2.3.5. SSH設定

  • サーバーのsshd_configの設定は以下の通りです。

項目

サーバー/ハイパーバイザー

ベアメタルサーバー

サーバーインスタンス

vSphere ESXi

Port

22

22

22

Protocol 10

2

2

2

PasswordAuthentication

yes

no

no

PubkeyAuthentication

yes

yes

yes

HostbasedAuthentication

no

no

no

10

なお、RHEL7.4以上においてProtocol値のデフォルト設定より変更がない場合はOS仕様により表示されません

  • vSphere ESXiのRHEL7.3においてはPermitRootLoginをnoと設定しており、RHEL7.9/8.1/8.8/8.10においてはPermitRootLoginをyesと設定しております。

  • RHEL9.2/9.4では、PermitRootLoginは既定値の prohibit-passwordで設定されており、rootのパスワード認証が拒否され、公開鍵認証は許可されます。

  • お客さまは、サーバーを作成される場合、SSHキーペアの作成と、既にお使いのSSHキーペアを利用できます。1テナント毎の上限は120キーペアとなります。

  • キーペアの作成、削除、登録はカスタマーポータルまたはAPI経由で実施いただけます。


2.3.6. パーティション設定

パーティションの設定は以下の通りです。
バージョンにより、容量に差分がある場合があります。
  • ベアメタルサーバーのパーティション設定

ベアメタルサーバーのパーティション設定については、以下を参照ください。

  • RHEL 7.7, 7.9, 8.1, 8.2, 8.4 (仮想サーバー)

デバイスファイル名

マウントポイント

容量(MB)

ファイルシステム

/dev/vda1

/boot

500

xfs

/dev/vda2 (/dev/mapper/rhel-root)

/

22023 (21.51 GB)

xfs

/dev/vda2 (/dev/mapper/rhel-var)

/var

10240 (10.0 GB)

xfs

/dev/vda2 (/dev/mapper/rhel-swap)

swap

8192 (8.0 GB)

xfs


  • RHEL 8.6, 8.8, 8.10 (仮想サーバー)

デバイスファイル名

マウントポイント

容量(MB)

ファイルシステム

/dev/vda2

/boot/efi 11

100

vfat

/dev/vda3

/

40848 (39.89 GB)

xfs


  • RHEL 9.2 (仮想サーバー)

デバイスファイル名

マウントポイント

容量(MB)

ファイルシステム

/dev/vda2

/boot/efi [11]

200

vfat

/dev/vda3

/boot

500

xfs

/dev/vda4

/

40248 (39.3 GB)

xfs

  • RHEL 9.4 (仮想サーバー)

デバイスファイル名

マウントポイント

容量(MB)

ファイルシステム

/dev/vda2

/boot/efi [11]

200

vfat

/dev/vda3

/boot

960

xfs

/dev/vda4

/

39670 (38.74 GB)

xfs

11

現在UEFIブートはご利用いただけませんのでご注意ください。(今後順次ご利用可能になる予定です。)


  • RHEL 7.3, 7.5, 7.9, 8.1, 8.8, 8.10, 9.2, 9.4 (ハイパーバイザー ゲストイメージ)

デバイスファイル名

マウントポイント

容量(MB)

ファイルシステム

/dev/sda1

/boot

500

xfs

/dev/mapper/rhel-root

/

22006 (21.49 GB)

xfs

/dev/mapper/rhel-var

/var

10230 (9.99 GB)

xfs


2.3.7. 専用ツール設定

  • 各サーバー、ハイパーバイザーにおける専用ツールの設定は以下の通りです。

サーバー/ハイパーバイザー

ベアメタルサーバー

サーバーインスタンス

vSphere ESXi

Cloud-init

Cloud-init

VMware Tools


2.3.8. その他設定

  • OSのインストール状態、また初期設定は以下の通りです。

項目(大)

項目(小)

サーバー

ベアメタルサーバー

サーバーインスタンス

vSphere ESXi

初期状態

OS基本部分

minimalインストール

minimalインストール

minimalインストール

追加ソフトウェア

・共通
acpid
RHELライセンス証明書(RHUIクライアント証明書)
sos
amsd
Cloud-init 0.7.9
・RHEL7.9の場合
Cloud-init 19.4-7
・RHEL8.1の場合
Cloud-init 18.5
・RHEL8.8の場合
Cloud-init 22.1-8
・RHEL8.10の場合
Cloud-init 23.4
・RHEL9.2の場合
Cloud-init 22.1-9
・RHEL9.4の場合
Cloud-init 23.4
・共通
RHELライセンス証明書(RHUIクライアント証明書)
net-tools
OpenSSH Server(meta group)
sos
chrony
・RHEL7.5/7.7の場合
acpid
Cloud-init 0.7.9
・RHEL7.9/8.1/8.2の場合
acpid
cloud-init-19.4
・RHEL8.4の場合
acpid
cloud-init-20.3-10
・RHEL8.6の場合
cloud-init-21.1-15
・RHEL8.8の場合
Cloud-init 22.1-8
・RHEL8.10/9.4の場合
Cloud-init 23.4-7
・RHEL9.2の場合
cloud-init-22.1-9
VMware Tools
net-tools
OpenSSH Server(meta group)
RHELライセンス証明書(RHUIクライアント証明書)
・RHEL7.3/7.5/8.1の場合
Perl

初期設定

リポジトリサーバー

本メニューではRHUI(CDS)サーバーのFQDNが指定されます。

本メニューではRHUI(CDS)サーバーのFQDNが指定されます。

本メニューではRHUI(CDS)サーバーのFQDNが指定されます。

IPv6

enable

enable

enable

デフォルトゲートウェイ

ロジカルネットワークで指定した値が投入されます。
空欄の場合、値は設定されません。
ロジカルネットワークで指定した値が投入されます。
空欄の場合、値は設定されません。※1
設定されません。
作成時、お客さまにて設定ください。

DNS

ロジカルネットワークで指定した値が投入されます。
空欄の場合、値は設定されません。
ロジカルネットワークで指定した値が投入されます。
空欄の場合、値は設定されません。※1
設定されません。
作成時、お客さまにて設定ください。

/etc/hosts

本メニューではリポジトリサーバーの名前解決に関する設定情報が指定されます。

本メニューではリポジトリサーバーの名前解決に関する設定情報が指定されます。

本メニューではリポジトリサーバーの名前解決に関する設定情報が指定されます。

NTP

ロジカルネットワークで指定した値が投入されます。
空欄の場合、169.254.127.1が設定されます。
chrony.confにて、slewモードの設定がされています。
ロジカルネットワークで指定した値が投入されます。
空欄の場合、169.254.127.1が設定されます。
chrony.confにて、slewモードの設定がされています。
169.254.127.1が設定された状態で提供されます。
chronyd.confにて、slewモードの設定がされています。

Linux EDAC (Error Detection And Correction) driver

以下のディレクトリにファイルを設置し、unloadとなるように設定しています。
/etc/modprobe.d/blacklist-edac.conf

初期ログインメッセージ

"/etc/motd"を編集し、初期ログインメッセージを標準設定から変更しています。

"/etc/motd"を編集し、初期ログインメッセージを標準設定から変更しています。

"/etc/motd"を編集し、初期ログインメッセージを標準設定から変更しています。

Password Configuration

設定なし 12
sssd 13
設定なし [12]
sssd [13]
設定なし

※1 DHCP=falseの場合は空欄となります。作成後、お客さまにて設定ください。
サーバーインスタンスのRHEL7.5/7.7/7.9/8.1/8.2/8.4/8.6/8.8/8.10/9.2/9.4については、Spectre/Meltdownの脆弱性対応としてretpolineを有効にしています

12

RHEL7.X, RHEL8.8以前のバージョン、ベアメタルサーバー向けRHEL9.2バージョンのうち2024/11/24以前のテンプレート

13

RHEL8.10、ベアメタルサーバー向けRHEL9.2バージョンのうち2024/11/25以降のテンプレート、RHEL9.4以降のバージョン

3. メニュー

3.1. オフィシャルイメージテンプレート

  • RHELで提供されるオフィシャルイメージテンプレートは以下の通りです。

OSバージョン

言語

サーバー/ハイパーバイザー

ベアメタルサーバー

サーバーインスタンス

vSphere ESXi

Hyper-V

Red Hat Enterprise Linux 7.9

EN

N 14

N [14]

N [14]
対応ESXiバージョン: 7.0以上

N

Red Hat Enterprise Linux 8.8

EN

Y

Y

Y
対応ESXiバージョン: 7.0以上

N

Red Hat Enterprise Linux 8.10

EN

Y

Y

Y
対応ESXiバージョン: 7.0以上

N

Red Hat Enterprise Linux 9.2

EN

Y

Y

Y
対応ESXiバージョン: 7.0 Update2以上

N

Red Hat Enterprise Linux 9.4

EN

Y

Y

Y
対応ESXiバージョン: 7.0 Update2以上

N

14
RHEL7は2024/7/1以降、オフィシャルイメージテンプレートから新規作成されても、サポートを受けられません。また、料金はELSを利用できるRHEL7の料金が適用されます。ご注意ください。

3.2. 申し込み方法

3.2.1. ベアメタルサーバー/サーバーインスタンスの場合

  • 新規申し込み方法
    サーバー作成時に、以下のイメージを指定してください。

品目

サーバー/ハイパーバイザー

ベアメタルサーバー

サーバーインスタンス

vSphere ESXi

Red Hat Enterprise Linux 8.8

RedHatEnterpriseLinux-8.8_64_include-license_baremetal-server_01

RedHatEnterpriseLinux-8.8_64_include-license_virtual-server_02

RedHatEnterpriseLinux-8.8_64_include-license_hw13_vSphere-ESXi_02

Red Hat Enterprise Linux 8.10

RedHatEnterpriseLinux-8.10_64_include-license_baremetal-server_01

RedHatEnterpriseLinux-8.10_64_include-license_virtual-server_02

RedHatEnterpriseLinux-8.10_64_include-license_hw13_vSphere-ESXi_02

Red Hat Enterprise Linux 9.2

RedHatEnterpriseLinux-9.2_64_include-license_baremetal-server_01

RedHatEnterpriseLinux-9.2_64_include-license_virtual-server_02

RedHatEnterpriseLinux-9.2_64_include-license_hw19_vSphere-ESXi_02

Red Hat Enterprise Linux 9.4

RedHatEnterpriseLinux-9.4_64_include-license_baremetal-server_01

RedHatEnterpriseLinux-9.4_64_include-license_virtual-server_02

RedHatEnterpriseLinux-9.4_64_include-license_hw19_vSphere-ESXi_02


  • 廃止申し込み方法
    RHELオフィシャルイメージテンプレートで作成したベアメタルサーバー/サーバーインスタンスを削除してください。

3.2.2. ハイパーバイザー上の場合

  • 新規申し込み方法/廃止申し込み方法
    ハイパーバイザー説明書をご参照ください。

4. ご利用条件

4.1. 他メニューとの組み合わせ条件

  • 以下、いずれかのメニューと合わせての提供となります。
    1. ベアメタルサーバー/サーバーインスタンスのいずれかとセットでお申し込みいただきます。
    2. ハイパーバイザーを申し込んでいただいた上で、別途申し込みいただきます。
  • OSライセンス認証を実施するためには共通機能ゲートウェイへの通信経路は必ず確保してください。

  • また、RHELのOSライセンス認証がされている状態で、共通機能ゲートウェイを外された場合は、リポジトリサーバーがご利用いただけなくなります。

  • ベアメタルサーバー/サーバーインスタンスのいずれかとセットでお申し込みいただく必要があります。


4.2. 最低利用期間

  • 本サービスでは最低利用期間は設けておりません。


5. 料金

5.1. 初期費用

  • 無料です。


5.2. 月額料金

5.2.1. ベアメタルサーバー

  • 課金形態
    月額固定課金となります。
  • 課金対象
    月に一回以上利用したベアメタルサーバー単位です。
※同時にお申し込みされたベアメタルサーバーの費用も別途発生します。
※同月内でベアメタルサーバー削除後、再度ベアメタルサーバーを作成された場合の本メニューの費用は、ご利用された台数の合計分となります。
※ご利用されているベアメタルサーバーのフレーバーにより、本メニューの料金は異なります。
※ベアメタルサーバーのフレーバーについては、下記の詳細情報をご参照ください。

ベアメタルサーバー


5.2.2. サーバーインスタンス

  • 課金形態
    月額上限付き従量課金(/分)となります。
    当月中にフレーバー変更を実施した場合、月額上限料金は最大vCPU数の上限金額が適用されます。
  • 課金対象
    OSライセンスが格納されているルートディスク、およびボリュームがアタッチされたインスタンスのvCPU単位での課金となります。
※本メニューのオフィシャルイメージテンプレートのOSが格納されたボリュームが、1つのインスタンスに複数アタッチされている場合、ボリュームの数に応じて本メニューの料金が加算されます。
※ボリュームがアタッチされているインスタンスのフレーバーにより、本メニューの料金は異なります。
※インスタンスとボリュームの関係性、およびサーバーインスタンスのインスタンスのフレーバーについては、サーバーインスタンスの詳細情報をご参照ください。

5.2.3. ハイパーバイザー

  • 課金形態
    月額固定課金となります。
  • 課金対象
    当月中の1テナント内で生成された最大同時利用VM数が課金対象となります。
    1サブスクリプションは2VM Guest OS単位で課金を行います。(最大同時利用VM数が奇数の場合は、1サブスクリプション切り上げ)

※請求書にはサブスクリプション数ではなく、当月の最大同時利用VM数を記載します。


注釈

上記は参考情報であり、詳細はサービス利用規約および料金表をご確認ください。


6. 品質

6.1. サポート範囲

6.1.1. サポートされるオフィシャルイメージテンプレート

以下のオフィシャルイメージテンプレートから作成されたサーバー/ハイパーバイザーが対象となります。

品目

サーバー/ハイパーバイザー

ベアメタルサーバー

サーバーインスタンス

vSphere ESXi

Red Hat Enterprise Linux 7.1 15

RedHatEnterpriseLinux-7.1_64_include-license_baremetal-server_01

RedHatEnterpriseLinux-7.1_64_include-license_virtual-server_42

RedHatEnterpriseLinux-7.1_64_include-license_hw9_vSphere-ESXi_12

Red Hat Enterprise Linux 7.3 [15]

RedHatEnterpriseLinux-7.3_64_include-license_baremetal-server_01

RedHatEnterpriseLinux-7.3_64_include-license_virtual-server_12

RedHatEnterpriseLinux-7.3_64_include-license_hw9_vSphere-ESXi_12

Red Hat Enterprise Linux 7.5 [15]

RedHatEnterpriseLinux-7.5_64_include-license_baremetal-server_01

RedHatEnterpriseLinux-7.5_64_include-license_virtual-server_02

RedHatEnterpriseLinux-7.5_64_include-license_hw9_vSphere-ESXi_02

Red Hat Enterprise Linux 7.7 [15]

N/A

RedHatEnterpriseLinux-7.7_64_include-license_virtual-server_12

N/A

Red Hat Enterprise Linux 7.9 [15]

RedHatEnterpriseLinux-7.9_64_include-license_baremetal-server_01

RedHatEnterpriseLinux-7.9_64_include-license_virtual-server_12

RedHatEnterpriseLinux-7.9_64_include-license_hw13_vSphere-ESXi_02

Red Hat Enterprise Linux 8.1

RedHatEnterpriseLinux-8.1_64_include-license_baremetal-server_01

RedHatEnterpriseLinux-8.1_64_include-license_virtual-server_12

RedHatEnterpriseLinux-8.1_64_include-license_hw9_vSphere-ESXi_12

Red Hat Enterprise Linux 8.2

N/A

RedHatEnterpriseLinux-8.2_64_include-license_virtual-server_12

N/A

Red Hat Enterprise Linux 8.4

N/A

RedHatEnterpriseLinux-8.4_64_include-license_virtual-server_12

N/A

Red Hat Enterprise Linux 8.6

N/A

RedHatEnterpriseLinux-8.6_64_include-license_virtual-server_22

N/A

Red Hat Enterprise Linux 8.8

RedHatEnterpriseLinux-8.8_64_include-license_baremetal-server_01

RedHatEnterpriseLinux-8.8_64_include-license_virtual-server_02

RedHatEnterpriseLinux-8.8_64_include-license_hw13_vSphere-ESXi_02

Red Hat Enterprise Linux 8.10

RedHatEnterpriseLinux-8.10_64_include-license_baremetal-server_01

RedHatEnterpriseLinux-8.10_64_include-license_virtual-server_02

RedHatEnterpriseLinux-8.10_64_include-license_hw13_vSphere-ESXi_02

Red Hat Enterprise Linux 9.2

RedHatEnterpriseLinux-9.2_64_include-license_baremetal-server_01

RedHatEnterpriseLinux-9.2_64_include-license_virtual-server_02

RedHatEnterpriseLinux-9.2_64_include-license_hw19_vSphere-ESXi_02

Red Hat Enterprise Linux 9.4

RedHatEnterpriseLinux-9.4_64_include-license_baremetal-server_01

RedHatEnterpriseLinux-9.4_64_include-license_virtual-server_02

RedHatEnterpriseLinux-9.4_64_include-license_hw19_vSphere-ESXi_02

15
2024/6/30までにRHEL7系のオフィシャルイメージテンプレートにて新規作成し、2024/7/1以降も継続してご利用の場合、2024/7/1からELS(延長ライフサイクルサポート)を利用可能です。
ELSは自動適用されますので、申し込みは不要です。

OSバージョンのサポート

OSバージョン

リリース開始

Extended Update Support 終了 16

Extended Lifecycle Support 終了 17

7.1

2015/3/5

2017/3/5

2028/6/30
セキュリティ脆弱性や不具合の修正の

提供等のサポートを受けられるのは 最終マイナーバージョンのみです。

7.3

2016/11/3

2018/11/3

7.5

2018/4/10

2020/4/10

7.7

2019/8/6

2021/8/6

7.9

2020/9/29

2024/6/30

8.1

2019/11/5

2021/11/5

8.2

2020/4/28

2022/4/30

8.4

2021/5/18

2023/5/31

8.6

2022/5/10

2024/5/31

8.8

2023/5/16

2025/5/31

8.10

2024/5/22

2029/5/31

9.2

2023/5/10

2025/5/31

9.4

2024/4/30

2026/4/30

16

Extended Update Support(以下、EUS)の詳細は、 6.2.2. Extended Update Support(EUS) を参照してください。

17

Extended Lifecycle Support(以下、ELS)の詳細は、 6.2.4. Extended Lifecycle Support (ELS) を参照してください。

サポートされるリポジトリ

本章記載の提供リポジトリをご確認ください。

6.2. サポート方法

6.2.1. フルサポート

  • 初期設定/サーバーへの初回ログインおよびOSライセンス認証、インストール/セットアップ、基本的な機能に関する不具合などへの対処方法など、RHELの運用や利用に関わるお問い合わせについて受付を行います。お問い合わせ内容はRed Hat社と弊社で確認し、回答します。
  • Red Hat社は、セキュリティ上の問題、バグ、新機能の追加に基づいてソフトウェアパッケージを修正・更新するための情報(エラータ)を公開しています。エラータはRed Hat社がサポートしているバージョンに関してのみ提供されます。詳細については、Red Hat社の以下のドキュメントを参照してください。
  • Red Hat社のサポート対象外となったメジャーバージョンに関してはサポート対象外です。
    Red Hat社のサポート期間については、Red Hat社の下記ドキュメントを参照してください。
  • サポート期間が終了しているマイナーバージョンでも、メジャーバージョンがサポート期間内の場合は、本サービスのチケットにてサポートします。
  • サポート期間が終了したメジャーバージョンやマイナーバージョンに関する問題については、Red Hat社は原因特定のためのログ解析や不具合修正などの対応を行っていません。これらのサポートは、お客様がご利用中のサービスを最新のメジャーバージョンやマイナーバージョンにアップデートした場合に受けることができます。

6.2.2. Extended Update Support(EUS)

EUS を利用することで Redhat社が該当マイナーバージョン をリリースした日から 24 カ月間サポートを受けられ、安定した環境でのアプリケーション利用が可能です。その間、お客様は、影響度が「重大」および「重要」または優先度が「緊急」とされる事象に対して、脆弱性対応やバグ修正などのサポートを受けることができます。
詳細は以下を参照ください。
なお、SDPFで提供するRHELのマイナーバージョンはEUSが標準で付帯されています。そのため、EUSを利用する際に手続きは不要です。
また、EUS終了後のRHEL のマイナーバージョンについては、メジャーバージョンのELS提供終了まで以下の内容でサポートします。
  • インストール/セットアップ、基本的な機能に関する不具合への対処方法などのお問い合わせに対して Red Hat社と弊社で内容を確認し、回答します。
  • パッチ提供等はサポート対象外となります。サポート期間中のRHELのマイナーバージョンでは、不具合やセキュリティ脆弱性への修正を提供していますので、必要に応じて、サポート期間中のRHELのマイナーバージョンへのアップデートをご案内します。

Advanced Mission Critical Update SupportはサーバーメーカーのOEM製品に付与される追加サポートであるため、SDPFでは提供しません。


6.2.3. メンテナンスサポート

メジャーバージョンの最後にリリースされたマイナーバージョンは、5年間のフルサポート終了後、メジャーバージョンのメンテナンスサポート終了までセキュリティ脆弱性や不具合の修正の提供等のサポートを受けられます。 ただし、メンテナンスサポートを利用する場合には最後のマイナーバージョンへアップデートされていることが必要です。

それ以外のマイナーバージョンについては、インストール/セットアップ、基本的な機能に関する不具合への対処方法などのお問い合わせに対して Red Hat社と弊社で内容を確認し、回答します。セキュリティ脆弱性や不具合の修正の提供等のサポートについては提供しません。


6.2.4. Extended Lifecycle Support (ELS)

メジャーバージョンのメンテナンスサポートの終了以降は、最後のマイナーバージョンに対してELSが提供されます。ELSでは、一部のセキュリティ脆弱性や不具合の修正のサポートを受けられます。 ただし、ELSを利用する場合には最後のマイナーバージョンへアップデートされていることが必要です。

メジャーバージョンのメンテナンスサポートの終了以降、最後のマイナーバージョン以外のマイナーバージョンに対してはセキュリティ脆弱性や不具合の修正の提供等のサポートを提供していません。

なお、SDPFでは、該当するメジャーバージョン内のすべてのマイナーバージョンをELS提供開始後も継続して利用するお客様に、ELSを利用する権利を自動的に付与します。 その際にはELSの利用有無にかかわらずELSの料金が自動的に付加されますのでご注意ください。

注釈

EUS/ELSのソフトウェアを利用するためには、リポジトリの接続が必要です。手順の詳細は以下を参照ください。

6.2.5. 注意事項

  • 持ち込みされたRHELのイメージに関しては、動作保証の対象外です。

  • お客さまのご利用状況によっては、サポートしかねる場合があります。

  • 支援、アドバイス、コンサルティングについては対応いたしませんのでご了承ください。
    例:パフォーマンスチューニング、マイグレーション方法/手順 など
  • Red Hatサポートを希望する場合には、原則として sosreport を提出ください。
    sosreportの取得方法につきましては、適宜 Red Hat社の下記ドキュメントをご参照ください。
  • ご提出頂く添付資料のファイル名は全て英語でご提出ください。日本語を含まないようにご留意ください。

  • ご提出頂く添付資料の文字コードはShift-JIS等ではなく、UTF-8に設定してお送りください。


6.3. 運用品質

本メニューの運用品質は、本サービスに標準で定められた運用品質に準じます。


6.4. SLA

  • 本メニューのSLAは、本サービスに標準で定められたSLAに準じます。詳細については、サービス利用規約 / SLA を参照ください。

7. 提供データセンター

  • 提供可能なデータセンターは以下の通りです。(2024年6月時点)

リージョン

グループ

サーバー/ハイパーバイザー

ベアメタルサーバー

サーバーインスタンス

vSphere ESXi

JP1

A

B

JP2

A

B

C

D

JP4

A

B

JP5

A

B

JP6

A

B

JP7

A

B

C

JP8

A

B

8. 制約事項

8.1. 全般

  • 持ち込みされたRHELのイメージに関しては、動作保証の対象外です。

  • 本メニュー以外で、Red Hat Update Infrastructure(CDS)サーバーを利用することを禁じます。

  • ベアメタルサーバー、サーバーインスタンス間でのOSイメージの受け渡しは禁じます

  • Red Hat社のサポート期限が切れたOSバージョンについてはサポートを行いません。またサポート期間の延長も行いません。

  • Red Hat社からのサポート終了案内があった場合、もしくはサーバー側のサポート終了があった場合は、事前にお客さまへ別途サポート終了のご案内をします。

  • 書⾯またはその他の⼿段で、アクティベーションキー、サブスクリプション番号などのインストールに必要な情報を、お客さまに直接開⽰することはできません。

  • 本メニューでKVMを有効化し、同サーバー上にRHELの仮想マシンを作成することは禁じます。

  • 弊社提供時点における/etc/hosts内の設定情報は、弊社からの指定がない限り変更しないでください。

  • 適切な課金が行えなくなるため、必ず共通機能ゲートウェイに接続をしてご利用ください。正常な課金ができていないことが後日判明した場合は、利用開始時に遡って差額分を請求します。

  • 適切な課金が行えなくなるため、オフィシャルイメージテンプレートから作成されたサーバーインスタンス、ベアメタルサーバー、ハイパーバイザー上のゲストイメージのOSメジャーバージョンアップを行うことを禁じます。正常な課金ができていないことが後日判明した場合は、利用開始時に遡って差額分を請求します。