3.5. アップグレード編(復旧ポイントサーバー)

本書では、例としてWindows Server 2016のサーバーインストールされたArcserveを最新バージョンへアップグレードする手順を記載します。

注釈

本書で提示する構成は一例であり、お客様環境に応じたアップグレード手順が必要です。


集中管理構成の場合、復旧ポイントサーバーをアップグレードする手順は2通りあります。
  • パターン1:UDP コンソールから、対象の復旧ポイントサーバーに対して復旧ポイントサーバー、Windowsエージェントをアップグレードする。
  • パターン2:対象の復旧ポイントサーバーにインストーラーを用意し、復旧ポイントサーバー、Windowsエージェントをアップグレードする。

以下に、それぞれの手順を記載します。

Arcserveのインストール(パターン1:UDP コンソールからのアップグレード)

復旧ポイントサーバーのバージョンの確認


1.現在インストールされているバージョンを確認します。
 Arcserveがインストールされたサーバーにて、Arcserveの設定画面を表示するため、OSデスクトップ下部にあるタスクバーから下記のArcserveのアイコンを選択します。

2.「Arcserve UDPエージェントを開く」を選択します。

3.Arcserve UDP にログインし、「ヘルプ」-「バージョン情報」をクリックします。

4.現在インストールされているバージョンが表示されます。
「OK」をクリックして閉じます。

Arcserve UDP Agentのアップグレード

注釈

アップグレードするコンポーネントには順序があります。「サマリー編」を参照してください。


1.Arcserve UDP コンソールがインストールされているサーバでArcserve UDP コンソールにログインします。

注釈

Arcserve UDP コンソールのバージョンをアップグレードしてある必要があります。アップグレードに関しては「アップグレード編(UDP コンソール)」を参照してください。


2.Arcserve UDPコンソール画面が開いたら、「リソース」-「デスティネーション」-「復旧ポイントサーバ」をクリックし、アップグレードする復旧ポイントサーバーを選択します。
右クリックから「復旧ポイントサーバのインストール/アップグレード」をクリックします。

3.アップグレードするWindowsノードのポート、プロトコルを確認し、「すぐに実行」を選択し、「OK」をクリックします。

4.アップグレードする復旧ポイントサーバーのアップグレードが実行中になっていることを確認します。

5.アップグレード実行中のマークが消えたことを確認します。

アップグレード後のArcserve UDP Agentのバージョンの確認

1.アップグレードが完了した復旧ポイントサーバーでバージョンを確認します。
 アップグレードが完了したWindowsOSデスクトップ下部にあるタスクバーから下記のArcserveのアイコンを選択します。

2.「Arcserve UDPエージェントを開く」を選択します。

3.ログイン後、「ヘルプ」-「バージョン情報」をクリックします。

4.現在インストールされているバージョンが表示されます。
「OK」をクリックして閉じます。

Arcserveのインストール(パターン2:復旧ポイントサーバーでのアップグレード)

復旧ポイントサーバーのバージョンの確認

1.現在インストールされているバージョンを確認します。
 Arcserveがインストールされたサーバーにて、Arcserveの設定画面を表示するため、OSデスクトップ下部にあるタスクバーから下記のArcserveのアイコンを選択します。

2.「Arcserve UDPエージェントを開く」を選択します。

3.「ヘルプ」-「バージョン情報」をクリックします。

4.現在インストールされているバージョンが表示されます。
「OK」をクリックして閉じます。

Arcserve UDP Agentのアップグレード

注釈

アップグレードするコンポーネントには順序があります。「サマリー編」を参照してください。


1.Arcserveの Agent をインストールするコンピュータに、Administrator またはAdministratorsグループのユーザーでログオンします。Arcserve Web サイトからダウンロードしたフォルダを開き、「Arcserve_Unified_Data_Protection.exe」をダブルクリックします。セットアップウィザードが開始されます。

2.セットアップ言語の選択の画面にて、ご利用になりたい言語を選択してください。
(ここでは日本語を選択します。) 「OK」をクリックします。

3.「使用許諾契約」ダイアログ ボックスで使用許諾契約の条件を確認し、
同意する場合は「使用許諾契約の条項に同意します」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。

4.「Arcserve UDP エージェント」、「Arcserve UDP  復旧ポイントサーバ」のステータスが、「アップグレードが必要」になっていることを確認します。
「Arcserve UDP エージェント」、「Arcserve UDP  復旧ポイントサーバ」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

5.インストールする場所を指定または参照し、「次へ」をクリックします。

6.使用するプロトコル、コンソールポート、ユーザー名、パスワードがアップグレード前と同様であるかを確認し、「次へ」をクリックします。

7.利用するプログラムが Windows ファイアウォールの例外として登録されます。
「次へ」をクリックします。
8.セットアップの検証が完了し、インストールの準備が整うと、以下の画面が表示されます。
「次へ」をクリックします。

9.サマリー画面が表示されます。 「インストール」をクリックします。

10.インストールが開始されます。

11.インストールが完了したら、「更新を今すぐ確認する」のチェックを外し、「完了」をクリックします。


アップグレード後のArcserve UDP Agentのバージョンの確認


1.アップグレードが完了した復旧ポイントサーバーでバージョンを確認します。
 アップグレードが完了したWindowsOSデスクトップ下部にあるタスクバーから下記のArcserveのアイコンを選択します。

2.「Arcserve UDPエージェントを開く」を選択します。

3.ログイン後、「ヘルプ」-「バージョン情報」をクリックします。

4.現在インストールされているバージョンが表示されます。
「OK」をクリックして閉じます。

以上でアップグレードは完了です。