Linuxサーバーのバックアッププランの作成


1.Linuxサーバーのバックアッププランの作成に先立ち、以下について事前にご準備ください。

  • バックアップ対象となるLinuxサーバーすべてに、Arcserveの動作に必要な前提パッケージをインストールする手順は、構成ガイド「ダウンロード及びインストール編」をご参考ください。
  • バックアップサーバーとなるLinuxサーバーに、Arcserveをインストールする手順は、構成ガイド「ダウンロード及びインストール編」をご参考ください。
  • バックアップサーバーとなるLinuxサーバーのhostsファイルまたは参照するDNSサーバーに、Arcserve UDPコンソールを導入したサーバーの名前解決定義を設定する
  • Arcserve UDPコンソールを導入したサーバーのhostsファイルまたは参照するDNSサーバーに、バックアップサーバーとなるLinuxサーバーの名前解決定義を設定する


2.Arcserve UDPコンソールへログイン後、管理画面が表示されます。
バックアッププランを追加するため、画面上部の、「リソース」をクリックします。

3.環境設定ウィザードが起動します。自動で起動しない場合、リソース画面の右ペインの「環境設定ウィザード」をクリックします。
ここでは、以下のバックアップの基本設定を行います。
  • バックアップ対象となるLinuxサーバー
  • バックアップデータの保存先
  • バックアップスケジュール

「次へ」をクリックします。

4.はじめに、保護タイプの選択で以下を入力します。
  • プラン名:任意
  • 保護するノードの種類:「バックアップ:エージェントベースLinux」を選択

5.保護するノードの種類を選択すると、「バックアップサーバ」の項目が表示されますので、「追加」をクリックします。
Linuxバックアップサーバノードの追加で、バックアップサーバーとなるLinuxサーバーの情報を入力し、「OK」をクリックします。
※ひとつのプランにバックアップサーバーは1件のみ追加可能です。

6.バックアップサーバーが正しく検出されると、「ノードは正常に追加されました」が表示されますので、「OK」をクリックします。
ここでエラーとなる場合は、前述の事前準備の1~3項目が正しく設定されているか、バックアップサーバーとArcserve UDPコンソールが導入されたサーバーが通信できる状態にあるか等をご確認ください。

7.元の画面に戻り、バックアップサーバにIPアドレスが設定されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

8.次に、保護するノードの追加を行います。
「Linuxノードの追加」を選択し、このバックアッププランの保護対象としたいLinuxサーバーの「ホスト名/IPアドレス」、「ユーザ名」、「パスワード」、「説明」(任意)を入力します。
※すでにノード追加済みの場合は、「Arcserve UDPで保護するノードの選択」を選択すると、一覧からノードを選択することもできます。

9.画面下部の、「リストに追加」をクリックします。

10.ノードが正しく検出されると、右ペインにノードが追加されます。
複数ノードを保護対象とする場合は、ノードの追加を繰り返してください。
すべてのノードの追加が完了したら、「次へ」をクリックします。

11.次に、デスティネーション(バックアップデータの保存先)の選択を行います。
本事例では、別のWindowsサーバーの共有フォルダへデータを保存しますので、「ディスティネーション」で「CIFSシェア」を選択します。
選択後、「ディスティネーションフォルダ」に保存先をフルパスで入力し、「→」をクリックします。

12.接続先のユーザー名とパスワードを求められますので、各項目に入力後、「OK」をクリックします。

13.元の画面に戻ったら、「次へ」をクリックします。
(圧縮、暗号化の有効化については適宜設定してください。)

14.次に、バックアップスケジュールの設定を行います。
詳細なバックアップスケジュールは、環境設定ウィザード完了後、プランの変更で行うことができます。
ここでは最初のフルバックアップと、日次バックアップの設定を行い、「次へ」をクリックします。

15.最後に、確認画面でプランが設定されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

16.以上でバックアッププランの作成は完了です。「完了」をクリックします。

17.リソース画面に戻り、「すべてのプラン」で、作成したプランのノードへの展開が行われます。
展開が終わると、以下のようにステータスが「展開:成功(対象ノード数)」となります。

18.プランの変更を行いたい場合は、すべてのプランで対象のプランを選択し、右クリックして「変更」を選択します。

19.プランの変更画面が開きます。
たとえば、プランの実行を停止したい場合は、画面上部の「このプランを一時停止」にチェックを入れて「保存」をクリックします。

20.「ソース」タブでは、バックアップサーバーやプランで保護するノードの追加、削除を行えます。

21.「スケジュール」タブでは、スケジュールの変更や追加、バックアップデータの世代数などの変更を行えます。

22.「保存」をクリックすると、変更内容が保護ノードに展開されます。
バックアップ要件に応じて適宜変更を行ってください。


以上でLinuxサーバーのバックアッププランの作成は完了です。