1.1.5.2. Hybrid Cloud with Microsoft Azureを設定する

本項では、Azure IoT Hubの作成手順およびIoT機器の登録方法についてご説明します。

なお、本書中の設定値の「< >」の表記については、ご利用の環境により各自入力いただく箇所となります("<"から">"までを設定値に置き換えてください)。

前提条件を確認する

  • Hybrid Cloud with Microsoft Azure環境が利用可能であること
    • SDPFポータルより、Hybrid Cloud with Microsoft Azureを申し込み済みであり、Azure Portalへログインできることをご確認ください。
    • Hybrid Cloud with Microsoft Azureの申し込み方法については、「1.1.2.5. Hybrid Cloud with Microsoft Azureを申し込む」をご参照ください。

リソースグループを作成する

本項では、Azure IoT Hubを配置するリソースグループを作成する手順を説明しています。

  1. 以下のサイトにアクセスし、Azure Portalにログインします。

  2. 画面上部の検索窓にて「リソースグループ」と入力し、検索結果より[リソースグループ]を選択します。

    リソースグループ作成 - サービス選択
  3. [+ 作成]ボタンをクリックします。

    リソースグループ作成 - 作成ボタン
  4. 「リソースグループを作成します」画面の[基本]タブにて以下のとおり入力・選択し、[次: タグ >]をクリックします。

    • プロジェクトの詳細
      • サブスクリプション: <リソースグループを作成するサブスクリプション>
      • リソースグループ: <リソースグループ名>
    • リソースの詳細
      • リージョン: <リソースグループのリージョン>
    リソースグループ作成 - 基本タブ
  5. 「リソースグループを作成します」画面の「タグ」タブでは任意にタグを設定し、[次: 確認および作成 >]をクリックします。

  6. 「リソースグループを作成します」画面の「確認および作成」タブにて表示される内容を確認し、[作成]をクリックします。

  7. リソースグループが正常に作成されることを確認します。

    リソースグループ作成 - 作成完了

Azure IoT Hubを作成する

本項では、Azure IoT Hubを新規で作成する手順を説明しています。

  1. 画面上部の検索窓にて「IoT Hub」と入力し、検索結果より[IoT Hub]を選択します。

    IoT Hubの作成 - サービス選択
  2. [+ 作成]をクリックします。

    IoT Hubの作成 - 新規作成
  3. IoT Hub作成画面の「基本」タブにて以下のとおり入力・選択し、[次へ: ネットワーク >]をクリックします。

    • プロジェクトの詳細:
      • サブスクリプション: <Azure IoT Hubを配置するサブスクリプション>
      • リソースグループ: <Azure IoT Hubを配置するリソースグループ>
    • インスタンスの詳細:
      • IoT Hub名: <任意のAzure IoT Hub名>
      • 領域: <Azure IoT Hubを配置するリージョン>
    IoT Hubの作成 - 「基本」タブ
  4. 「ネットワーク」タブにて以下のとおり入力・選択し、[次へ: 管理 >]をクリックします。

    • 接続の構成: パブリックアクセス
    IoT Hubの作成 - 「ネットワーク」タブ
  5. 「管理」タブにて以下のとおり入力・選択し、[次へ: タグ >]をクリックします。

    • スケーリングレベルとユニット:
      • 価格とスケールティア: <レベルを選択>
      • IoTハブS1のユニット数: <スケーリングレベルを選択>
      • Defender for IoT: オン
    • ロールベースのアクセス制御: 共有アクセスポリシー + RBAC

    • IoTハブ データ共同作成者ロールに自分を割り当てる: Off

    • スケーリング:

    • Device-to-cloudパーティション: 2

    IoT Hubの作成 - 「管理」タブ
  6. 「タグ」タブにて、任意のタグを設定できます。入力後、[次: 確認および作成 >]をクリックします。

  7. 「確認および作成」タブにて、入力した情報が正しいことを確認し、[作成]をクリックします。

    IoT Hubの作成 - 「確認および作成」タブ

    注釈

    「価格とスケールティア」では無料の「F1: Freeレベル」を選択可能ですが、サブスクリプションごとに1つまでの作成に制限されています。

  8. Azure IoT Hubが作成されることを確認します。Azure IoT Hubのホスト名などの確認が可能です。

    IoT Hubの作成 - 作成完了

Azure IoT Hubにてデバイス登録をする

本項では、作成したAzure IoT Hubに対してIoT機器を登録する手順を説明しています。

  1. 作成したIoT Hubの詳細画面を開きます。

  2. 画面左のメニューより、「デバイス管理」>[デバイス]を選択します。

    IoTデバイスの登録 - 詳細画面
  3. [+ デバイスの追加]をクリックします。

    IoTデバイスの登録 - デバイスの追加
  4. 「デバイスの作成」画面にて以下のとおり入力・選択し、[保存]をクリックします。

    • デバイスID: <任意のデバイスID>
    • 認証の種類: 対称キー
    • 自動生成キー: On
    • このデバイスをIoTハブに接続する: 有効化
    • 親デバイス: (選択なし)
    IoTデバイスの登録 - デバイスの作成
  5. デバイスが正常に作成されることを確認します。

    IoTデバイスの登録 - デバイス確認
  6. 作成したデバイス名をクリックすると詳細画面に遷移します。デバイスIDやキーの確認・管理が可能です。

    IoTデバイスの登録 - デバイス詳細画面