1.1.5.7. 動作確認

本項では、以下の実装における動作確認手順について説明します。

  • 実装2: IoT機器からの画像送信・Things Cloudでの画像表示

前提条件

あらかじめ、これまでの「実装2: IoT機器からの画像送信・Things Cloudでの画像表示」に関するすべての作業が完了していることを確認してください。

c8yエージェント起動

以下の動作をするc8yエージェントを起動します。

  • カメラセンサーからの画像取得
  • 撮影した画像をWasabiオブジェクトストレージへHTTP送信
  • 撮影した画像の情報をThings CloudへMQTT送信

サービス起動・確認

  1. 管理者権限を持つアカウントでOSにログインします。

  2. 以下のコマンドを実行し、c8yエージェントを起動します。

    # systemctl start sdpf-iot.service
    
  3. 以下のコマンドを実行し、サービスが正しく起動していることを確認します。

    # systemctl status sdpf-iot.service
    
    • 出力に「Active: active (running)」の表示があれば正常に動作しています。
    • 正常に動作していない場合は、「1.1.3.4. c8yエージェント共通設定」で編集した構成ファイルの内容やICGWの設定を確認してください。

撮影画像一覧・画像表示確認

Things Cloudにて、IoT機器で撮影した画像の一覧が表示されること、および撮影画像が表示されることを確認する手順です。

  1. 作業端末にて以下のURLにアクセスし、Things Cloudにログインします。

    • URL: https://<Things Cloudのテナント名>.je1.thingscloud.ntt.com/
  2. 画面右上の「アプリケーション選択」ボタン(■が9つ並んだボタン)をクリックし、「コックピット」を選択します。

    撮影画像一覧・画像表示確認 - コックピット
  3. 画面左のメニューより、「グループ」を展開し、対象のIoT機器が所属するグループを選択します。

  4. 事前に配置した「イベント一覧・画像表示ウィジェット」の右側の「イベント一覧」に、IoT機器にて撮影した画像の情報が表示されていることを確認します。

    撮影画像一覧・画像表示確認 - 画像情報表示

    注釈

    • 一覧には最新3件の情報しか表示されていませんが、「イベント一覧」の下部にある「Load more...」をクリックすると以前の情報も表示させることができます。
  5. 「イベント一覧」に表示されている任意の画像情報をクリックします。

    注釈

    • 画像情報をクリックすることで、作成したmicroserviceが動作し、選択された画像情報を基にWasabiオブジェクトストレージから画像を取得します。
  6. 「イベント一覧・画像表示ウィジェット」の左側の「撮影画像」に、クリックした画像情報に対応する撮影画像が表示されることを確認します。

    撮影画像一覧・画像表示確認 - 撮影画像表示