6.1.2. ダウンロードおよびアップグレード編

本書では、例としてWindows Server 2016にインストールされたArcserveを最新バージョンへアップグレードする手順を記載します。

注釈

本書で提示する構成は一例であり、お客さま環境に応じたアップグレード手順が必要です。

6.1.2.1. Arcserve UDPエージェントのバージョンの確認

1.現在インストールされているバージョンを確認します。
Arcserveがインストールされたサーバーにて、OSデスクトップ下部のタスクバーから下記のArcserveのアイコンを選択します。

2.[Arcserve UDPエージェントを開く]をクリックします。

3.[ヘルプ]-[バージョン情報]をクリックします。

4.現在インストールされているバージョンが表示されます。
[OK]をクリックして閉じます。

6.1.2.2. Arcserve UDP 9.xのダウンロード

アップデート用ファイルはインターネットからダウンロードが必要です。
インターネットに接続できない環境で更新する場合は、インターネットに接続できる環境でインストーラをダウンロードして、サーバーへ配置します。

注釈

  • インターネットに接続できない環境の場合は、インターネット接続が可能な環境でダウンロードするか、一時的にインターネット接続が可能な環境を新規に作成してダウンロードしてください。
  • インターネットに接続される際のファイアウォールなどによる制限設定については、Knowledge Centerの「よくある質問」をご確認ください。
  • ダウンロードの際は、サイト「downloads.arcserve.com」「arcserve.zendesk.com」に対し「443」ポートで接続する必要があります。

1.以下のサイトより、インストールファイルをダウンロードしてください。
インストールファイルはアップグレード対象サーバーの任意の場所に保存してください。

注釈

  • 事前にArcserveアカウントを作成しておく必要があります。
  • Webサイトからダウンロードしたインストールパッケージを使用してインストールする場合、パッケージのコンテンツはユーザーのローカルシステムに抽出されます。
  • サポートされているオペレーティングシステムの英語以外の版が検出された場合、製品をインストールする際に言語を選択する必要があります。Arcserveの日本語版をインストールする場合は、WindowsOSの言語を日本語に設定してからインストールしてください。

6.1.2.3. Arcserve UDPエージェントのインストール

1.Arcserveのエージェントをインストールするコンピューターに、AdministratorまたはAdministratorsグループのユーザーでログインします。
Arcserve Webサイトからダウンロードしたフォルダーを開き、「Arcserve_Unified_Data_Protection.exe」をダブルクリックします。
セットアップウィザードが開始されます。

2.「セットアップ言語の選択」画面で、利用する言語を選択してください。(ここでは日本語を選択します。)
[OK]をクリックします。

3.「使用許諾契約」ダイアログボックスで使用許諾契約の条件を確認します。
同意する場合は「使用許諾契約の条項に同意します」にチェックを入れ、[次へ]をクリックします。

4.[Arcserve Unified Data Protection-エージェント]のステータスが[アップグレード]となっていることを確認します。
[Arcserve Unified Data Protection-エージェント]を選択し、[次へ]をクリックします。

5.インストールする場所を指定または参照し、[次へ]をクリックします。

6.使用するプロトコルを[HTTPS]または[HTTP]から選択します。(ここでは、[HTTPS]を選択します。)
このポート番号は、WebベースのUIに接続する際に使用されます。(ここでは、デフォルト値「8014」を選択します。)
バックアップに使用するWindows管理者の「ユーザ名」と「パスワード」を入力し、[次へ]をクリックします。

注釈

Arcserve UDPエージェント(Windows)のインストールで利用可能なポート番号は1024~65535です。指定したポート番号が開いていて利用できることを確認してください。セットアップでは、利用できないポートではArcserve UDPエージェント(Windows)をインストールできません。ここで登録したポート番号を使用して、Arcserve UDPエージェントをリモートのブラウザーからも操作できます。


7.利用するプログラムが Windowsファイアウォールの例外として登録されます。
[次へ]をクリックします。

8.セットアップの検証が完了し、インストールの準備が整うと、以下の画面が表示されます。
[次へ]をクリックします。

9.「サマリ」画面が表示されます。
[インストール]をクリックします。

10.インストールが開始されます。

11.インストールが完了したら、[更新を今すぐ確認する]のチェックを外し、[完了]をクリックします。

12.Arcserveにログインし、Arcserve[ヘルプ]-[バージョン確認]をクリックします。

注釈

アップグレード後、Arcserve UDP 8.1の画像が残る場合があります。ブラウザーのキャッシュ履歴を削除することで、画像を最新化することができます(機能については問題ありません)。


13.アップグレード後のバージョンが表示されます。
[OK]をクリックして閉じます。

以上でアップグレードは完了です。
アップグレード完了後、ライセンスキーを更新してください。
ライセンスキーの更新方法については「ライセンスキー更新編」をご参照ください。