6.2.4. 移行情報の確認編¶
本書では、例としてRed Hat Enterprise LinuxにインストールされたArcserveのアップブレード後の確認方法を記載します。
注釈
本書で提示する構成は一例であり、お客さま環境に応じた移行情報の確認が必要です。
6.2.4.1. バックアップスケジュール、ログの確認¶
1.Arcserveがインストールされたバックアップ対象のLinuxサーバーまたは、このサーバーにネットワークでアクセスできるサーバーなどでブラウザーを開きます。
2.「https ://[arcserveがインストールされたバックアップ対象のLinuxサーバーのIPアドレス]:8014」を実行します。
ログイン画面が表示されるので、rootアカウントのログイン名、パスワードを入力し、ログインします。
3.ログイン後、管理画面が表示されます。[ジョブステータス]―[バックアップ対象となるLinuxサーバーのバックアップ]―[変更]をクリックします。
4.[バックアップジョブの変更]―[拡張]をクリックすると、スケジュール画面が表示されます。
アップグレード前のスケジュールに設定されているか確認します。
スケジュールに問題がなければ、画面を閉じます。
5.[アクティビティログ]タブを開きます。
アップグレード前のバックアップ対象となるLinuxサーバーのバックアップログを確認します。
6.[アクティビティログ]タブのジョブIDが「0」、ジョブ名「サーバー」のログが表示されるまで下部のページを操作します。
メッセージ欄に「現在のバージョン:Arcserve UDPAgent(Linux)バージョン8.x(アップグレード後のバージョン)」を確認します。
7.[アクティビティログ]タブで、アップグレード後のバックアップ対象となるLinuxサーバーのバックアップログを確認します。
8.[ジョブ履歴]タブを選択すると、時系列で履歴を確認できます。
アップグレード後のバックアップは「ジョブの種類」が「検証バックアップ」になります。
注釈
- アップグレード後でも、旧バージョンで取得したバックアップを復旧(リストア)できます。
6.2.4.2. 復旧メディアの再作成¶
1.Arcserveのバージョンをアップグレード後、再度、復旧メディアを作成してください。
復旧メディアの再作成については、「サーバーインスタンスへリストア編(SDPF内のWindows)」を参照ください。
注釈
- アップグレード前の復旧メディアを用いてリストアはできません。
6.2.4.3. その他¶
- アップグレード後も、旧バージョンで取得したバックアップをリストアできます。
- アップグレード後、Arcserve UDP 8.xの画像が残る場合があります。ブラウザーのキャッシュ履歴を削除することで、画像を最新化できます(機能は問題ありません)。
- アップグレード後、初回のバックアップスケジュールは検証バックアップとなります。
- Arcserve UDP 8.xのインストール・アップグレードに関する注意事項は下記を参照ください。
https://support.arcserve.com/s/article/2021032301?language=ja
以上で移行情報の確認は完了です。