2.4. 移行情報の確認編

本書では、例としてRed Hat Enterprise LinuxにインストールされたArcserveのアップブレード後の確認方法を記載します。

注釈

本書で提示する構成は一例であり、お客様環境に応じた移行情報の確認が必要です。

バックアップスケジュール、ログの確認


1.Arcserveがインストールされたバックアップ対象linuxサーバもしくは、このサーバにネットワークでアクセスできるサーバ等でブラウザを開きます。

2.「https ://[arcserveがインストールされたバックアップ対象linuxサーバのIPアドレス]:8014」を実行します。
ログイン画面が表示されますので、rootアカウントのログイン名、パスワードを入力し、ログインします。

3.ログイン後、管理画面が表示されます。「ジョブステータス」-「バックアップ対象となるlinuxサーバのバックアップ」-「変更」をクリックします。

4.「バックアップジョブの変更」-「拡張」をクリックしますと、スケジュール画面が表示されます。
アップグレード前のスケジュールに設定されているか確認します。
スケジュールに問題がなければ、画面を閉じます。

5.「アクティビティログ」タブを開きます。
アップグレード前のバックアップ対象となるlinuxサーバのバックアップログを確認します。

6.「アクティビティログ」タブのジョブIDが「0」、ジョブ名「サーバー」のログが表示されるまで下部のページを操作します。
メッセージ欄に「現在のバージョン:Arcserve UDPAgent(Linux)バージョン7.0(アップグレード後のバージョン)」を確認します。

7.「アクティビティログ」タブで、アップグレード後のバックアップ対象となるlinuxサーバのバックアップログを確認します。

8.「ジョブ履歴」タブを選択すると、履歴が時系列で確認できます。
アップグレード後のバックアップは「ジョブの種類」が「検証バックアップ」になります。

注釈

  • アップグレード後でも、旧バージョンで取得したバックアップを復旧(リストア)できます。

復旧メディアの再作成

1.Arcserveのバージョンをアップグレード後、再度、復旧メディアを作成する必要があります。
 復旧メディアの再作成については、「復旧メディア作成編」を参照ください。

注釈

  • アップグレード前の復旧メディアを用いてリストアすることはできません。

その他

  • アップグレード後も、旧バージョンで取得したバックアップをリストアすることができます。
  • アップグレード後、Arcserve UDP v6.5 の画像が残る場合があります。ブラウザのキャッシュ履歴を削除することで、画像を最新化することができます(機能については問題ありません)。
  • アップグレード後、初回のバックアップスケジュールでは検証バックアップとなります。
  • Arcserve UDP 7.0 のインストール・アップグレードに関する注意事項は下記を参照ください。

https://support.arcserve.com/s/article/2019100903?language=ja



以上で移行情報の確認は終了です。