5.2.4. 移行情報の確認編

本書では、例としてRed Hat Enterprise LinuxにインストールされたArcserveのアップブレード後の確認方法を記載します。

注釈

本書で提示する構成は一例であり、お客さま環境に応じた移行情報の確認が必要です。

5.2.4.1. バックアップスケジュール、ログの確認


1.Arcserveがインストールされたバックアップ対象のLinuxサーバーまたは、このサーバーにネットワークでアクセスできるサーバーなどでブラウザーを開きます。

2.「https ://[arcserveがインストールされたバックアップ対象のLinuxサーバーのIPアドレス]:8014」を実行します。
ログイン画面が表示されるので、rootアカウントのログイン名、パスワードを入力し、ログインします。

3.ログイン後、管理画面が表示されます。[ジョブステータス]―[バックアップ対象となるLinuxサーバーのバックアップ]―[変更]をクリックします。

4.[バックアップジョブの変更]―[拡張]をクリックすると、スケジュール画面が表示されます。
アップグレード前のスケジュールに設定されているか確認します。
スケジュールに問題がなければ、画面を閉じます。

5.[アクティビティログ]タブを開きます。
アップグレード前のバックアップ対象となるLinuxサーバーのバックアップログを確認します。

6.[アクティビティログ]タブのジョブIDが「0」、ジョブ名「サーバー」のログが表示されるまで下部のページを操作します。
メッセージ欄に「現在のバージョン:Arcserve UDPAgent(Linux)バージョン7.0(アップグレード後のバージョン)」を確認します。

7.[アクティビティログ]タブで、アップグレード後のバックアップ対象となるLinuxサーバーのバックアップログを確認します。

8.[ジョブ履歴]タブを選択すると、時系列で履歴を確認できます。
アップグレード後のバックアップは「ジョブの種類」が「検証バックアップ」になります。

注釈

  • アップグレード後でも、旧バージョンで取得したバックアップを復旧(リストア)できます。

5.2.4.2. 復旧メディアの再作成

1.Arcserveのバージョンをアップグレード後、再度、復旧メディアを作成してください。
 復旧メディアの再作成については、「サーバーインスタンスへリストア編(SDPF内のLinux)」を参照ください。

注釈

  • アップグレード前の復旧メディアを用いてリストアはできません。

5.2.4.3. その他

  • アップグレード後も、旧バージョンで取得したバックアップをリストアできます。
  • アップグレード後、Arcserve UDP 7.0の画像が残る場合があります。ブラウザーのキャッシュ履歴を削除することで、画像を最新化できます(機能は問題ありません)。
  • アップグレード後、初回のバックアップスケジュールは検証バックアップとなります。
  • Arcserve UDP 7.0のインストール・アップグレードに関する注意事項は下記を参照ください。

https://support.arcserve.com/s/article/2019042201?language=ja



以上で移行情報の確認は完了です。