3.5. 復旧メディア作成編

復旧メディアの作成


本ガイドでは、1つの例としてOSがRed Hat Enterprise Linuxのサーバーで、復旧メディアを作成する一連の操作を記載します。
(環境やバージョンにより異なる場合がございますので、1つの例としてご参考ください。


1.Arcsereve(Linux版)では、復旧メディアはインストール時に作成されます。インストール時に出力される以下の文章にその保存先が表示されておりますので、そのディレクトリ配下からメディアを取得します。

2./opt/Arcserve/d2dserver/packages 配下にUDP_Agent_Linux-LiveCD.isoがあることを確認します。

3.本事例ではSDPF上のサーバーインスタンスにて復旧する想定としていますため、この復旧メディアをSDPF上からアクセスできる操作端末等にコピーします。
ここでは、/fileというフォルダをSDPF上からアクセスできる操作端末等の任意のフォルダにマウントしていますので、そこにコピーを実施しています。

4.フォルダ上にコピーされたことを確認します。

5.本復旧メディアは、別途、構成ガイドのリストア編にて使用します。

復旧メディアの作成(CentOSベース)


1.本ガイドでは、1つの例としてOSがRed Hat Enterprise Linuxのサーバーで、CentOSベースの復旧メディアを作成する一連の操作を記載します。
(環境やバージョンにより異なる場合がございますので、1つの例としてご参考ください。)
※基本は、前項の手順で作成された復旧メディアを用いてください。不具合等で、前項の手順で作成された復旧メディアではリストアができない場合にのみ、本手順でCentOSベースの復旧メディアを作成してください。


2.CentOSサイトより、CentOSのLiveCD(isoイメージ)をダウンロードします。
※build~1611のGNOME LiveCDを用いてください。それ以降のbuildはArcserveサポート外です。

3.ダウンロードしたisoイメージを、ArcserveをインストールしたLinuxサーバー上の任意の場所へ配置します。
配置後、Arcserveのbinフォルダへ移動し、「makelivecd.centos」が存在することを確認します。

4.以下のように、先ほどダウンロード・配置したCentOSのLiveCD(isoイメージ)をフルパスで指定して、「makelivecd.centos」を実行します。
(例では、/tmpに配置したCentOSのLiveCD(isoイメージ)を指定しています。

5.完了すると、以下のように復旧メディアの出力先が表示されます。

6.本復旧メディアは、別途、構成ガイドのリストア編にて使用します。

以上で復旧メディア作成は終了です。