1.2.1. バックアップ要件を整理する

バックアップに関する要件は、様々な要件があります。お客様のご利用環境に最適なバックアップ方法を検討する上で、何をバックアップし、どのようにバックアップすればよいのかを決める必要があります。
バックアップする対象を決める際の参考情報やバックアップの種類につきましては以下をご参照ください。

https://sdpf.ntt.com/docs/solution-guide/rsts/arcserve/v9/constitution/backup.html

弊社検証環境にてFIC経由でWasabiにバックアップした際の所要時間は下表のとおりです。

オンプレ-wasabi間ネットワーク遅延値

1時間あたりのバックアップ容量

スループット

1msec

226GB

516Mbps

10±3ms

22.7GB

51.6Mbps

20±5ms

12.1GB

27.7Mbps

40±5ms

6.8GB

15.6Mbps

注釈

  • 結果を保証するものではありません。構成を検討する際の参考値としてください。

  • 弊社オンプレVMware基盤からFICを介してWasabiに下記条件のもとサーバーインスタンス1台をバックアップした際の1時間あたりのバックアップ容量となります。

    • Arcserve UDPのコンソール、復旧ポイントサーバー、エージェントをVMware基盤上1台の仮想マシンにインストール

    • Arcserve UDPの仮想マシンのスペックは16CPU、メモリ20GB

    • バックアップはエージェントレス/フルバックアップにて実施

    • 遅延発生装置を用いてネットワーク遅延をエミュレート

  • 遅延が大きい環境では多重(同時アクティブノード)でバックアップすることにより効率を上げることができる場合があります。