1.2.1. バックアップ要件を整理する

バックアップに関する要件は、様々な要件があります。お客様のご利用環境に最適なバックアップ方法を検討する上で、何をバックアップし、どのようにバックアップすればよいのかを決める必要があります。
バックアップする対象を決める際の参考情報やバックアップの種類につきましては以下をご参照ください。

https://sdpf.ntt.com/docs/solution-guide/rsts/arcserve/v9/constitution/backup.html

弊社検証環境にてFIC経由でWasabiにバックアップした際の所要時間は下表のとおりです。
SDPF-wasabi間ネットワーク遅延値 1時間あたりのバックアップ容量 スループット
1msec 182.49GB 413Mbps
10±3ms 64.16GB 146Mbps
20±5ms 41.74GB 95Mbps
40±5ms 24.6GB 56Mbps

注釈

  • 結果を保証するものではありません。構成を検討する際の参考値としてください。
  • FICを介してWasabiに下記条件のもとサーバーインスタンス1台をバックアップした際の1時間あたりのバックアップ容量となります。
    • Arcserve UDPのコンソール、復旧ポイントサーバー、エージェントをSDPFクラウド/サーバーの仮想マシンにインストール
    • Arcserve UDPの仮想マシンのスペック16CPU、メモリ32GB
    • バックアップはエージェント/フルバックアップにて実施
    • 遅延発生装置を用いてネットワーク遅延をエミュレート
  • 遅延が大きい環境では多重(同時アクティブノード)でバックアップすることにより効率を上げることができる場合があります。