1.1.1.1. 概要と用語を確認する

Smart Data Platform内の以下のサービスを自動構築するための手順について紹介します。
本構成ガイドは、「Alkanoによる時系列予測ソリューション」で利用する環境の構築手順として記載しています。
  • Flexible InterConnect
  • Wasabiオブジェクトストレージ
  • SDPFクラウド/サーバー
  • IoT Connect Gateway

概要を確認する

上記内容を概念図化したものを、以下に示します。

conceptual_diagram

用語を確認する

用語 説明 参考URL APIのbasePath
Flexible InterConnect(以下FIC) お客様拠点とお客様が利用されているさまざまなクラウドサービスやデータセンターなどの間を閉域でセキュアに接続する次世代インターコネクトサービスです。 https://sdpf.ntt.com/services/fic/ /fic-eri
Wasabiオブジェクトストレージ(以下Wasabi) 大容量データの保存に適したAmazon S3互換のオブジェクトストレージサービスです。 https://sdpf.ntt.com/services/wasabi/ /ecl-objectstorage
IoT Connect Gateway(以下ICGW) IoTデバイスの処理負荷・データ量を気にせず、接続先クラウドサービスのインターフェイス仕様に合わせて簡単かつセキュアな接続を実現するサービス。IoT機器から各クラウドサービスへの接続のゲートウェイとして利用します。 https://sdpf.ntt.com/services/icgw/ /iot-c-icgw
SDPFクラウド/サーバー(以下SDPFクラウド) NTTコミュニケーションズのデータ利活用基盤です。 https://www.ntt.com/business/services/data-utilization/dxplatform/sdpf/cloud.html  
ロジカルネットワーク お客さまがテナント内で利用することができるL2ネットワークです。 https://sdpf.ntt.com/services/logical-network/ /ecl-network
ファイアウォール(vSRX) SDPFクラウドの標準機能です。通信制御を行います。 https://sdpf.ntt.com/services/firewall/ /ecl-virtual-network-appliance
インターネット接続ゲートウェイ SDPFクラウドサーバーのインターネットアクセスを行うためのサービスです。 https://sdpf.ntt.com/services/internet-gw/ /ecl-network
共通機能ゲートウェイ SDPFクラウドのサーバーインスタンスでNTPやOSのライセンス適用時などに利用できるサービスです。 https://sdpf.ntt.com/services/common-function-gw/ /ecl-network
Flexible InterConnect接続ゲートウェイ(以下FIC接続ゲートウェイ) インターコネクトサービスであるFICとSDPFクラウドを接続できるサービスです。 https://sdpf.ntt.com/services/fic-gw/ /ecl-network
サーバーインスタンス 共用の物理サーバーに収容されるお客さま専用のサーバーインスタンスを提供します。本構成ガイドでは、Windows Server 2019 Datacenter Editionを使用します。 https://sdpf.ntt.com/services/server-instance/ /ecl-nova、/ecl-cinder
Terraform オープンソースでクラウドサービスの制御、構築自動化や管理を行うツールです。 https://sdpf.ntt.com/services/terraform/  
Ansible オープンソースの構成管理ツールです。    
シェルスクリプト シェルによって実行される一連の処理を記述したスクリプトです。    
Pythonスクリプト Pythonで記載された簡易的なプログラムです。    
自動構築実行環境 各ツール・スクリプトを実行する環境です。本構成ガイドでは、Red Hat Enterprise Linux 8.6を使用します。