28.9. メール通知を設定する¶

FICリソースのステータスが変化した場合(正常⇔警報⇔異常⇔正常)や、トラフィック量、帯域使用率、経路数、NATセッション数といった値があらかじめ設定した閾値を超えた場合に、メールによる通知を行うことが可能です。

通知メールは、SDPFのユーザープロファイル設定に関係なく、該当ワークスペースにアクセス権を持つお客さまのメールアドレスに送信されます。送信先メールアドレスの個別設定はできません。ワークスペースのユーザーにアクセス権を付与する手順はこちらを参照してください。

メール通知の種別やタイミング、送信先などの詳細については、詳細情報ページの「メール通知種別」も参照してください。また、送信されるメールの文面については、詳細情報ページの「メールサンプル」を参照してください。

注釈

通知メールに併記される時刻は、UTC(協定世界時)とJST(日本標準時)の両方の形式です。

なお、本ページでは以下のメール通知に対する設定や通知手順について紹介します。

表 28.9.1 メール通知の閾値を設定する手順¶
メール種別	設定と通知手順
リソースステータス変化	リソースステータスの変更をメール通知する手順
FIC-Portの閾値超過	FIC-Portにおける閾値の設定手順
FIC-RouterおよびFIC-NATの閾値超過	FIC-RouterおよびFIC-NATに対する閾値の設定手順
Rouging Groupの閾値超過	Rouging Groupに対するアラート通知の設定手順
FIC-Connectionの閾値超過	FIC-Connectionに対するアラート通知の設定手順

28.9.1. リソースステータスの変更をメール通知する手順¶

「グローバルビュー」 の画面左側のメニューから ［モニタリング］ ボタンを押下し、 「モニタリング」 画面を開きます。
モニタリング画面の左側のメニューのうち、 ［設定］ ボタンを押下し、 「設定」 画面を開きます。
［リソースステータス通知］ ボタンを押下することで、FICリソースの状態が変化したときのメールによる通知をオン・オフできます。オンにすると、FIC-PortとFIC-Connection(L3接続)における「正常」、「警報」、「異常」の変化が検知された場合に、該当するFICリソースが設置されているテナントにアクセス権のある全てのユーザーにメールが送信されるようになります。

図 28.9.1 リソースステータス通知

「Port詳細」 画面を開きます(開き方はこちらを参照)。「リソース情報」の下に配置されたメニューから 「ALERTS」 タブを選択してください。

「ALERTS」 タブでは、以下の閾値を設定できます。

表 28.9.2 FIC-Portにおける閾値の設定¶
設定項目	説明	設定値	初期値
トラフィック	トラフィック量の閾値	整数未設定(空欄)にするとアラート通知を停止	未設定(空欄)
帯域使用率	5分間隔で算出される帯域使用率の平均値の閾値	パーセントを表す0～100の整数未設定(空欄)にするとアラート通知を停止	80%

図 28.9.2 「Port詳細」画面のALERTSタブ

注釈

帯域使用率については、5分間隔で算出している平均値が設定した閾値を超過した際に通知を行います。

「Router詳細」 画面を開きます(開き方はこちらを参照)。「リソース情報」の下に配置されたメニューから 「ALERTS」 タブを選択してください。

「ALERTS」 タブでは、以下の閾値を設定できます。

表 28.9.3 FIC-RouterおよびFIC-NATに対する閾値の設定¶
設定項目	説明	設定値	初期値
トラフィック	トラフィック量の閾値	整数未設定(空欄)にするとアラート通知を停止	未設定(空欄)
経路数	保持する経路数の閾値	0～4000の整数(ルーティングテーブルの上限を変更している場合は購入後の経路数まで) 0を設定すると毎日通知未設定(空欄)にするとアラート通知を停止	未設定(空欄)
NATセッション数	FIC-NATのルールごとのセッション数の閾値	整数未設定(空欄)にするとアラート通知を停止	未設定(空欄)

図 28.9.3 「Router詳細」画面のALERTSタブ

「Rouging Group詳細」 画面を開きます(開き方はこちらを参照)。「リソース情報」の下に配置されたメニューから 「ALERTS」 タブを選択してください。

「ALERTS」 タブでは、以下の閾値を設定できます。

表 28.9.4 Rouging Groupに対するアラート通知の設定¶
設定項目	説明	設定値	初期値
トラフィック	トラフィック量の閾値	整数未設定(空欄)にするとアラート通知を停止	未設定(空欄)

図 28.9.4 「Rouging Group詳細」画面のALERTSタブ

「Connection」 画面を開きます(開き方はこちらを参照)。「リソース情報」の下に配置されたメニューから 「ALERTS」 タブを選択してください。

「ALERTS」 タブでは、以下の閾値を設定できます。

表 28.9.5 FIC-Connectionに対するアラート通知の設定¶
設定項目	説明	設定値	初期値
トラフィック	トラフィック量の閾値	整数未設定(空欄)にするとアラート通知を停止	未設定(空欄)
帯域使用率	5分間隔で算出される帯域使用率の平均値の閾値	パーセントを表す0～100の整数未設定(空欄)にするとアラート通知を停止	80%
経路数	受信経路および広告経路の数の閾値	0～15,000の整数(ルーティングテーブルの上限を変更している場合は購入後の経路数まで) 0を設定すると毎日通知未設定（空欄）にするとアラート通知を停止	受信経路：未設定（空欄）広告経路：未設定（空欄）

注釈

帯域使用率については、5分間隔で算出している平均値が設定した閾値を超過した際に通知を行います。

図 28.9.5 「Connection詳細」画面のALERTSタブ