15. Microsoft Azureと接続する¶
Flexible InterConnectとMicrosoft Azureとの接続には、Azureの ExpressRoute の仕組みを利用する方法と、 Azure Peering Service の仕組みを利用する方法とがあります。
- ExpressRoute : Azure内のさまざまなリソースで構成される仮想ネットワーク(VNet)へのゲートウェイ(VNetGW)に対する接続や、Microsoft 365をはじめとするMicrosoft社のSaaSおよびPaaSとの接続を、 仮想的な回線により実現する仕組み。専用のFIC-Connectionを導入することで、FIC-Router、またはFIC-Portのいずれかから接続できる。
- Azure Peering Service : Office 365をはじめとするMicrosoft社のSaaSとの間でのBGPピアリングを構成するための仕組み。専用のFIC-Connectionを導入することで、FIC-Routerを接続元として利用可能。
ExpressRouteを利用する構成では、Azureの管理画面であるAzure Portalにて、ExpressRoute回線の作成が必要です。 ExpressRoute回線を作成する際は、 「プロバイダー」 として [NTT Communications - Flexible InterConnect] を選択してください。 選択肢として [NTT Communications] という項目もありますが、そちらを選択すると接続できません。
Microsoft 365をご利用いただくためにExpressRouteを利用する際には、Microsoftによる承認の手続きが必要になります。Azure Peering Serviceを利用する場合にはMicrosoftによる承認は不要です。
FIC-Connection Azure ExpressRoute(Microsoft Peering/Private Peering)の解説動画を公開しています。合わせてご覧ください。
FIC-Connection Azure Peering Servicesの解説動画を公開しています。合わせてご覧ください。
- 15.1. L3接続のFIC-Connection Azure ExpressRoute(Microsoft Peering)を購入する
- 15.2. L2接続のFIC-Connection Azure ExpressRoute(Microsoft Peering)を購入する
- 15.3. L3接続のFIC-Connection Azure ExpressRoute(Private Peering)を購入する
- 15.4. L2接続のFIC-Connection Azure ExpressRoute(Private Peering)を購入する
- 15.5. FIC-Connection Azure Peering Servicesを購入する
FIC-Connection共通の手順については下記を参照してください。