18. SDPF クラウド/サーバーと接続する¶
Smart Data Platform(以下SDPF)は、NTTコミュニケーションズによるデータ活用基盤です。SDPFでは、IaaSの構築に必要な仮想サーバーなどのリソースを、SDPF クラウド/サーバー と呼ばれるメニューにより提供しています。 SDPF クラウド/サーバーで提供される仮想サーバーや仮想ファイアウォールなどのさまざまなリソースは、ロジカルネットワーク と呼ばれる仮想的なL2接続を利用することにより、互いに連携が可能です。
SDPFのテナントに構築済みのロジカルネットワークと、Flexible InterConnectとを接続するには、Flexible InterConnect側で専用のFIC-Connectionを導入いただく必要があります。FIC-Connectionを導入いただくと、SDPF クラウド/サーバー上のテナントに、「クラウド/サーバー Flexible InterConnect接続ゲートウェイ 」が作成され、SDPF クラウド/サーバー側からも接続を確認できる状態になります。
注釈
SDPF クラウド/サーバーとの接続では、FIC-Routerを冗長構成とする必要があります。
18.1. L3接続のFIC-Connection SDPF Cloud/Serverを購入する¶
いずれかのエリアで購入済のFIC-Routerから、SDPF クラウド/サーバーのロジカルネットワークに接続する手順を説明します。
18.1.1. 事前に準備いただくもの¶
- 接続先となるSDPF クラウド/サーバーの「テナントID」
- 接続先となるSDPF クラウド/サーバーの「API鍵」
- 接続先となるSDPF クラウド/サーバーの「API秘密鍵」
- /30の接続ネットワークアドレスを2つ
- 購入済の FIC-Router
注釈
以下のアドレスは接続ネットワークアドレスとしてご利用いただけません。
- 接続元FIC-Routerの網内利用アドレスと重複したアドレス
- 接続元FIC-Routerに導入されたFIC-FW/FIC-NATの接続アドレスと重複したアドレス
- 接続元FIC-Routerに接続されているFIC-Connectionの接続ネットワークアドレスと重複したアドレス
- こちらに記載された条件を満たさないアドレス
18.1.2. 購入の流れ¶
「エリアビュー」 画面左側のメニューの [コネクション] を押下すると、「コネクションメニュー」 が開きます。 [購入] ボタンを押下して 「コネクション購入メニュー」 画面を開いてください。
「コネクション購入メニュー」 画面にて [SDPF Cloud/Server FIC-GW] を選択してください。
図 18.1.1 コネクション購入メニュー
「クラウド接続の購入手続き」 ダイアログに従って、接続元のFIC-Routerを指定してください。
「コネクションの購入情報入力(SDPF Cloud/Server)」 画面にて必要な情報を入力して [確認] ボタンを押下します。
表 18.1.1 「コネクションの購入情報入力(SDPF Cloud/Server)」画面入力項目一覧¶ 項番 入力項目 説明 購入後変更 1 コネクション名 L3接続のFIC-Connectionについて を参照 〇 2 接続帯域 L3接続のFIC-Connectionについて を参照 〇 3 ルータID 固定値のID × 4 Routing Group L3接続のFIC-Connectionについて を参照 × 5 BGP Filter Ingress 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 6 BGP Filter Egress 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 7 Connecting Point 接続するSDPF クラウド/サーバーのリージョン × 8 テナントID 接続先のSDPF クラウド/サーバーのテナントID(テナントIDの確認方法) × 9 API鍵 接続するSDPF クラウド/サーバーのAPI鍵(API鍵の確認方法) × 10 API秘密鍵 接続するSDPF クラウド/サーバーのAPI秘密鍵(API秘密鍵の確認方法) × 11 接続ネットワークアドレス /30のネットワークアドレス。 接続ネットワークアドレス を参照 × 図 18.1.2 コネクションの購入情報入力(SDPF Cloud/Server)
図 18.1.3 割り当てイメージ
内容を確認して [購入] すると、 「エリアビュー」 のFIC-Routerのアイコンから「SDPF Cloud/Server FIC-GW」のアイコンとの間が接続されます。 画面左側のサイドメニューから [履歴] ボタンを押下し、 申し込み履歴画面 でステータスが 「Completed」 となっていることを確認してください。
図 18.1.4 コネクション購入後
SDPF クラウド/サーバーのSmart Data Platformポータル上にて「クラウド/サーバー Flexible InterConnect接続ゲートウェイ」のメニューを選択し、FIC-Routerとの接続が完了していることを確認してください。
注釈
- SDPF クラウド/サーバー側が受信可能な経路数の上限は20,000以下です。お客さまにて経路を「20,000以下」に削減した後、BGPセッションクリアを行うと回復します。
- FIC側が受信可能な経路数の上限は110以下です。経路数が111以上になると通信断となります。お客さまにて経路を「110以下」に削減した後、BGPセッションクリアを行うと回復します。