31. エラーメッセージ、および対処方法について

Flexible InterConnect(以下FIC)を申し込み時に表示されるエラーメッセージと、その対処方法を説明します。

31.1. API実行エラーとなるエラー一覧

表 31.1.1 エラー一覧
No エラーメッセージ エラー原因 対処方法
1 他の申込みとの競合により、申込みを受け付けることができません。20分ほど待ってから再度お試しください。 現在、別のお申し込みを処理中のため、新たにお申込みを受け付けることができません。
「申し込み履歴」画面から処理中のお申し込みがないか(※1)をご確認のうえ再度お申し込みください。

※1:申し込みステータスが「Completed」または「Cancelled」になるまでお待ちください。
2 Invalid ipAddress for primary 接続元と接続先の「接続IPアドレス」が、同じネットワークアドレスに属していません。 接続元と接続先の「接続IPアドレス」は、同じネットワークアドレスに属しているかお確かめのうえ、再度お申し込みください。
3 Invalid ipAddress for secondary 接続元と接続先の「接続IPアドレス」が、同じネットワークアドレスに属していません。 接続元と接続先の「接続IPアドレス」は、同じネットワークアドレスに属しているかお確かめのうえ、再度お申し込みください。
4 source IP address and destination IP address are not on the same network 接続元と接続先の「接続IPアドレス」が、同じネットワークアドレスに属していません。 接続元と接続先の「接続IPアドレス」は、同じネットワークアドレスに属しているかお確かめのうえ、再度お申し込みください。
5 Ecl Keystone Authentication Error 「テナントID」、「API鍵」、「API秘密鍵」のいずれかが誤っております。
「テナントID」、「API鍵」、「API秘密鍵」をお確かめのうえ、再度お申し込みください。
6 Not Found 既に対象のFICリソースは存在しません。
該当のリソースが存在しているかご確認ください。

最新のリソース情報は、FICコンソールの「エリアビュー」右上の「再読み込み」ボタンを押下することでご確認いただけます。

「エリアビュー」の再読み込み手順は、GUI画面による管理手段(FICコンソール)を参照
7 CompanyCode does not exist in SSS.
以下のいずれかが考えられます。
①「Smart Data Platform(Flexible InterConnect)」の契約名義とArcstar Universal One側の契約名義が異なる

② 共通顧客IDがない、もしくは間違っている
①の対応方法
FICを利用しているSmart Data Platform(以下SDPF)の契約名義とArcstar Universal One(以下UNO)の代表番号が、同じ契約名義のものかご確認ください。
SDPFの契約名義とUNO側の契約名義が異なるお申し込みをされる際は、共通顧客ID設定をONにしていただき、UNOの契約名義に紐づく共通顧客ID(Cから始まる11桁のID)を入力してください。

②の対応方法
共通顧客ID(Cから始まる11桁のID)をご確認ください。
FICを利用しているSDPFの契約名義とUNO側の契約名義が異なるお申し込みをされる際は、UNOの契約名義に紐づく共通顧客IDを入力する必要があります。

共通顧客IDにつきましては弊社営業担当までお問い合わせください。
8 Specified iP address 'xxx.xxx.xxx.xxx/xx' is overlapping with already existing ip addresses 「接続ネットワークアドレス」が利用不可IPアドレス、またはFICの他の申し込みで利用しているIPアドレスと重複している可能性がございます。 「接続ネットワークアドレス」をご確認のうえ、再度お申し込みください。
9 ExpressRouteCrossConnection resource not found Express Routeの「Service Key」に誤りがあります。
以下をお試しください。
  • 「Service Key」に誤りがないか、ご確認のうえ、再度お申し込みください。

  • Express Route(Service Key)作成時に選択するプロバイダが誤っていないかご確認のうえ、再度お申し込みください。
    Express Route作成時に選択するプロバイダ名については、Microsoft Azureと接続するを参照
10 Invalid approverId 接続先のテナントが存在しません。 接続先のテナントIDをご確認のうえ、再度お申込みください。
11 {名称} already exists 申し込みいただいたFIC-NATの「アドレスセット名」はすでに存在しています。 「アドレスセット名」は一意である必要があるため、別の名前で再度お申し込みください。
12 {名称} Duplicate address set name specified 申し込みいただいたFIC-FWの「アドレスセット名」はすでに存在しています。 「アドレスセット名」は一意である必要があるため、別の名前で再度お申し込みください。
13 {名称} Duplicate entry name exists 申し込みいただいたFIC-FWの「ルール名」はすでに存在しています。 「ルール名」は一意である必要があるため、別の名前で再度お申し込みください。
14 Under maintenance from YYYY-MM-DDTHH:MM:SSZ to YYYY-MM-DDTHH:MM:SSZ ただいまメンテナンス中のため、該当のお申し込みはご利用できません。
お客さまにはご不便をおかけいたしますが、メンテナンス終了後に再度お申し込みください。

メンテンナンス情報については、故障/メンテナンス情報を参照ください。
今後のメンテナンスについては、メンテナンス予定タブにてメニュー:「Flexible InterConnect」を選択いただきご確認ください。
15 Connection is used by FlowLogSpace FIC-ConnectionにFlow log spaceが適用されているため、FIC-Connectionの廃止ができません。
FIC-Connectionを廃止するためには、適用されているFlow log spaceを廃止後、再度、FIC-Connectionの廃止をお申込みください。

Flow log spaceの廃止手順は、Flow log spaceを廃止するを参照
16 Connection bandwidth used by FlowLogSpace cannot be reduced below 40M FIC-ConnectionにFlow log spaceが適用されているため、契約帯域を50Mbps未満へ変更できません。
契約帯域を50Mbps未満へ変更するためには、適用されているFlow log spaceを廃止後、契約帯域の変更をお申込みください。

Flow log spaceの廃止手順は、Flow log spaceを廃止するを参照
17 ConnectionId {FIC-ConnectionのF番} is in use FIC-Connectionに対して、Flow log spaceをすでに申し込みされているため、再度の申し込みはできません。 選択されているFIC-Connectionでは、Flow log spaceがすでに存在しているため、別のFIC-Connectionを選択してください。
18 There is no free physical line on the specified (primary/secondary) interconnect. FIC-Connection購入時に、お申し込みいただいた「Connecting Point」に対する「接続帯域」を確保することができませんでした。
お客さまにはご不便をおかけいたしますが、現在、新たな「Connecting Point」を準備しております。
翌営業日以降、ご希望の帯域にてご購入いただけるよう準備いたしますので、お待ちいただき再度お申し込みください。
なお、お急ぎの場合は、帯域を減らし再度お申し込みいただくことで、FIC-Connectionの作成が可能となる場合がございます。
また、新たな「Connecting Point」の準備にお時間を要する場合がございます。
その場合、提供再開予定をお知らせにてご案内いたしますので、そちらをご確認ください。
19 上記以外のエラー 上記以外の場合は、システム内でエラーが発生している可能性があります。
下記を記載のうえ、チケットにてお問合せください。
  • [API実行エラー]画面に表示される以下の情報
    • 発生時間
    • 実行API
    • HTTPステータスコード
    • エラーメッセージ
  • 申し込みで投入した値


[API実行エラー]画面、申し込みで投入した値は、画面のスクリーンショットを添付いただいても結構です。

31.2. 申し込みステータスが「Cancelled」となるエラー一覧

表 31.2.1 エラー一覧
No エラーメッセージ エラー原因 対処方法
1 Contract Management System Error 接続先のArcstar Universal Oneの新規ご契約の処理がまだ完了していない可能性がございます。
代表契約のお申し込み処理が完了してから、再度申し込みを行ってください。
Arcstar Universal Oneの契約処理状況について、弊社営業担当までご確認ください。
2 Invalid Contract Information(parentContractNumber or vpnNumber)
接続先のArcstar Universal Oneの情報について、以下のいずれかが考えられます。
① 代表番号、またはVPN番号が間違っている

② 代表番号とVPN番号の組み合わせが間違っている

③Arcstar Universal Oneの代表番号がNWレイヤー=”L2″のものになっている
①の対応方法
代表番号の入力欄には、お客さま拠点の回線IDではなく、代表番号を記入いただく必要がございます。
代表番号(Nから始まる10桁のID)、VPN番号(Vから始まる9桁のID)をご確認のうえ、再度お申し込みください。

②および③の対応方法
代表番号(Nから始まる10桁のID)、またはVPN番号(Vから始まる9桁のID)の組み合わせをご確認のうえ、再度お申し込みください。

3 Invalid connectedNwAddres(Duplicated)
接続先のArcstar Universal Oneの情報について、以下のいずれかが考えられます。
①ご契約のArcstar Universal Oneで登録されているIPアドレス(代表借用アドレス、拠点契約アドレス等)と重複している可能性がございます。(ただし、包含されているアドレスは許容)

②代表番号とVPN番号の組み合わせが間違っている
①の対応方法
「接続ネットワークアドレス」を見直して、再度お申し込みを実施してください。

②の対応方法
代表番号(Nから始まる10桁のID)、またはVPN番号(Vから始まる9桁のID)をご確認のうえ、再度お申し込みください。

4 Cloud API Error お申し込み時に入力した接続先の情報(Key情報など)に誤りがある可能性があります。
申し込み内容に誤りがないかご確認の上、再度お申し込みください。

事象が解消しない場合は、接続先システムの故障やメンテナンスの可能性もございますので、故障/メンテナンス情報を参照ください。
それでも解決しない場合は、チケットにてお問合せください。

各種接続先の故障/メンテナンス情報につきましては各種接続先にご確認ください。
5 上記以外のエラー 上記以外の場合は、システム内でエラーが発生している可能性があります。
下記を記載のうえ、チケットにてお問合せください。
  • 申し込み履歴の「オペレーションID」
  • 申し込み履歴詳細の「エラー内容」