10.1. FIC-NATを購入する¶
10.1.1. 事前に準備いただくもの¶
購入済の FIC-Router
以下の表に示す接続アドレス
接続アドレス設定 FIC-Router(Paired) FIC-Router(Single) 一括 /27 を1つ /28 を1つ 分割 /30 を8つ /30 を4つ
注釈
すでにFIC-FWがアドオンとして導入されているFIC-RouterにてFIC-NATを購入される場合は、新たな接続アドレスは不要です。
注釈
以下のアドレスは接続アドレスとしてご利用いただけません。
- 接続元FIC-Routerの網内利用アドレスと重複したアドレス
- 接続元FIC-Routerに導入されたFIC-FW/FIC-NATの接続アドレスと重複したアドレス
- 接続元FIC-Routerに接続されているFIC-Connectionの接続ネットワークアドレスと重複したアドレス
- こちらに記載された条件を満たさないアドレス
10.1.2. 購入の流れ¶
「エリアビュー」 画面左側のメニューから [ルータ] を選んで表示される 「ルータメニュー」 の [アドオン設定] ボタンを押下します。
「ルータのアドオン設定ガイダンス」 で [次へ] ボタンを押下します。 「アドオン設定手続き」 ダイアログに従って、 「エリアビュー」 からFIC-NATを導入するルータを指定します。
「アドオン設定・変更」 画面が表示されるので、「NAT」の欄にある [新規購入] ボタンを押下します。
「NAT購入ガイダンス」 の [次へ] ボタンを押下して表示される 「NAT新規購入(1/2)」 画面にて、FIC-NATで利用する「接続アドレス」を指定し、 [次へ] ボタンを押下します。接続アドレスの指定方法については 接続アドレスについて を参照してください。
¶ 入力項目 説明 購入後変更 接続アドレス設定 「一括」または「分割」を選択。 接続アドレスについて を参照 × 利用アドレス 「接続アドレス設定」で「一括」を選択した場合のみ、プライベートアドレスブロック(FIC-RouterがPairedの場合は/27、Singleの場合は/28)を1つ設定 × 分割アドレス 「接続アドレス設定」で「分割」を選択した場合のみ、/30のプライベートアドレスブロックを8つ(FIC-RouterがPairedの場合)、または4つ(FIC-RouterがSingleの場合)設定 × 「NAT新規購入(2/2)」 画面にて、このFIC-NATで利用するグローバルIPアドレスに関する設定と、NATの種別を選択し、 [確認] ボタンを押下します。FIC-NATで利用するグローバルIPアドレスについては FIC-NATで利用するグローバルIPアドレスについて 、NATの種別については NATの種別について を参照してください。
¶ 入力項目 説明 購入後変更 アドレスセット名 アドレスセットの名前を64文字以内の半角英数および「 &()-_
」の記号で指定× NAT種別 「Source NAPT」、または「Destination NAT」を指定。 NATの種別について を参照 × NATアドレス数 NATで利用するグローバルIPアドレスの個数を指定。 FIC-NATで利用するグローバルIPアドレスについて を参照 × 注釈
- FICコンソールで1回あたりお申し込みいただけるSource NAPTのグローバルIPアドレス数の上限は5個です。6個以上必要な場合は、グローバルIPアドレスのお申し込みを複数回行ってください。上限は、1FIC-NATあたり40個です。
- FICコンソールで1回あたりお申し込みいただけるDestination NATのグローバルIPアドレス数の上限は1個です。2個以上必要な場合は、グローバルIPアドレスのお申し込みを複数回行ってください。上限は、1FIC-NATあたり30個です。
「NATの購入確認」 画面で購入内容を確認し、 [購入] してください。
「NAT購入申し込み受付完了」 画面で [OK] を押下し、処理が完了すると、 「エリアビュー」 のFIC-RouterのアイコンがFIC-NATが導入されていることを示すものに変わります。
「エリアビュー」 画面左側のサイドメニューから [履歴] ボタンを押下し、 申し込み履歴画面 でステータスが 「Completed」 となっていることを確認してください。
Routing Group間でFIC-NATを有効にするには、NATの種別ごとにポリシーの設定が必要です。ポリシーの設定手順については FIC-NATのポリシーを設定する で説明します。
10.1.3. NATの種別について¶
FIC-NATは、Source NAPTおよびDestination NATのいずれかとして設定可能です。接続先に応じて選択してください。
- Source NAPT
- Flexible InterConnectからの通信において、パケットの送信元アドレスとして利用されるさまざまなプライベートIPアドレスを、1つのグローバルIPアドレスに変換する。 グローバルIPアドレスでの接続が要求されるFIC-Connectionを利用する場合に必要。
- Destination NAT
- パケットの宛先アドレスとして指定されるグローバルIPアドレスを、1つのプライベートIPアドレスに変換する。 グローバルIPアドレスでの接続を必要とするサービスからFlexible InterConnect内への通信が必要になる場合(Azure Peering Serviceの一部の通信など)で必要。
10.1.4. 接続アドレスについて¶
FIC-Routerに導入したFIC-NATでは、Group1~Group4の各Routing Groupとのインターフェイスにおいて、/30のアドレスブロックを利用します。 このアドレス(接続アドレス)は、FIC-NATを購入いただく際に、以下のいずれかの方法で指定します。
- /30のアドレスブロックを4つ(冗長構成の場合は8つ)、分割してそれぞれ個別に割り当てる
- 一括で/28(冗長構成の場合は/27)のアドレスブロックを指定し、FIC-Router側で自動的に割り当てる
接続アドレスとしては、接続元FIC-Routerに設定されている「網内利用アドレス」や、接続元FIC-Routerに接続しているFIC-Connectionの「接続ネットワークアドレス」と重複しないアドレスを指定してください。 また、「FIC-Routerの購入時に必要なIPアドレスについて」で示されている使用不可アドレスは利用できません。
実際にFIC-NATで利用されている接続アドレスは下記の手順により確認できます。
「エリアビュー」 画面左側のメニューから [ルータ] を選んで表示される 「ルータメニュー」 の [アドオン設定] ボタンを押下します。
「アドオン設定ガイダンス」 で [次へ] ボタンを押下します。 「アドオン設定手続き」 ダイアログに従って、接続アドレスを確認するルータを選択してください。
「アドオン設定・変更」 画面が表示されるので、 [ポリシー設定] ボタンを押下し、 [NATポリシー設定ガイダンス] で [次へ] ボタンを押下します。
「NATポリシー設定」 画面にて [利用アドレス] タブを選択します。