16.1. L3接続のFIC-Connection Google Cloud Interconnectを購入する

いずれかのエリアで購入済のFIC-Routerから、Google Cloudに接続する手順を説明します。

16.1.1. 事前に準備いただくもの

  • Google Cloud側で作成したPairing Key(FIC-Routerが冗長構成の場合は2つ)
  • 購入済の FIC-Router

16.1.2. 購入の流れ

  1. 「エリアビュー」 画面左側のメニューの [コネクション] を押下すると、「コネクションメニュー」 が開きます。 [購入] ボタンを押下して 「コネクション購入メニュー」 画面を開いてください。

  2. 「コネクション購入メニュー」 画面にて [Google Cloud Interconnect] を選択してください。

    ../_images/FIC_HowToConnectCloud_6.3_google_01.png

    図 16.1.1 コネクション購入メニュー

  3. 「クラウド接続の購入手続き」 ダイアログに従って、接続元のFIC-Routerを指定してください。

  4. 「コネクションの購入情報入力(Google Cloud)」 画面にて必要な情報を入力して [確認] ボタンを押下します。

    表 16.1.1 「コネクションの購入情報入力(Google Cloud)」画面入力項目一覧
    項番 入力項目 説明 購入後変更
    1 コネクション名 L3接続のFIC-Connectionについて を参照
    2 接続帯域 L3接続のFIC-Connectionについて を参照
    3 ルータID 固定値のID ×
    4 Routing Group L3接続のFIC-Connectionについて を参照 ×
    5 BGP Filter Ingress 経路制御で利用するパラメータ を参照
    6 BGP Filter Egress 経路制御で利用するパラメータ を参照
    7 AS-Path Prepend Ingress
    Single Routerの場合にのみ設定
    8 AS-Path Prepend Egress 経路制御で利用するパラメータ を参照
    9 MED Egress 経路制御で利用するパラメータ を参照
    10 Connecting Point 接続元FIC-Routerのエリアに応じて、Googleの提供する拠点を選択する。PrimaryとSecondaryで別々のConnecting Pointを選択する必要があります。(詳細はこちらを参照) ×
    11 Pairing Key Google Cloud側で作成した「ペアリングキー」に相当。 ペアリングキーは「<random>/<vlan-attachment-region>/<edge-availability-domain>」という形式の文字列であり、<edge-availability-domain>が「1」のものは選択可能なConnecting Pointのゾーン1、「2」のものはゾーン2にそれぞれ対応する。冗長構成時は、ゾーン1のペアリングキーをPrimaryに、ゾーン2のペアリングキーをSecondaryに設定する。 Googleのゾーンについてはこちらを参照 ×
    ../_images/FIC_l3_10.1_input_01.png

    図 16.1.2 コネクションの購入情報入力(Google Cloud)

    ../_images/FIC_GoogleL3_Image_01.png

    図 16.1.3 割り当てイメージ

注釈

  • FIC-RouterとGoogle Cloudのルーター間の接続ネットワークアドレス(connectedアドレス)は、リンクローカルアドレスになり、自動で払い出されます。
  1. 内容を確認して [購入] すると、 「エリアビュー」 のFIC-Routerのアイコンから「Google Cloud Interconnect」のアイコンとの間が接続されます。 画面左側のサイドメニューから [履歴] ボタンを押下し、 申し込み履歴画面 でステータスが 「Completed」 となっていることを確認してください。

    ../_images/FIC_HowToConnectCloud_6.3_google_02.png

    図 16.1.4 コネクション購入後

  2. Google Cloud Platform上にて、FIC-Routerとの接続が完了したVLANアタッチメントを有効にしてください。

注釈

  • Google Cloud側が受信可能な経路数の上限は100以下です。経路数が101以上になるとGoogle Cloud側で学習されません。
  • FIC側が受信可能な経路数の上限は110以下です。経路数が111以上になると通信断となります。お客さまにて経路を「110以下」に削減した後、BGPセッションクリアすると回復します。