1. 典型的な利用例¶
Flexible InterConnectは、「FICリソース」と呼ばれる仮想化された各種ネットワーク機器、回線、ポートを組み合わせることで構成します。 FICリソースは、お客さまの必要に応じて、GUI操作だけで手軽に導入できます。
FICリソースについては「FICリソースとは」で概要を説明します。 ここではまず以下のような典型的なケースを例に、FICリソースをどのように利用してお客さまのネットワークを構成するかを紹介します。
- お客さまのVPNと各種クラウドサービスを直接接続する
- お客さま拠点からイーサネット専用線でFlexible InterConnectに接続する
- お客さまが利用するクラウドサービス同士をFlexible InterConnectで連携させる
1.1. お客さまのVPNと各種クラウドサービスを直接接続する¶
主なクラウドサービスでは、インターネットを介さずにお客さまご自身のネットワークと直接接続するための手段が提供されています。NTTコミュニケーションズによるVPNサービス「Arcstar Universal One」を利用しているお客さまが、こうしたクラウドサービスとの直接接続をFlexible InterConnectにより実現するためには、仮想的なBGPルーターとして機能するFICリソース(FIC-Router)と、FIC-Routerから各種クラウドサービスやArcstar Universal Oneへの接続に利用するFICリソース(FIC-Connection)を利用します。
1.2. お客さま拠点からイーサネット専用線でFlexible InterConnectに接続する¶
データセンターなどのお客さま拠点から、イーサネット専用線でFlexible InterConnectに接続するには、お客さま専用のポートとして機能するFICリソース(FIC-Port)を利用します。物理回線のお申し込みに必要なLOA(Letter of Authorization)の取得を含め、必要な作業は全てGUI操作で完結できます。FIC-PortからL2接続に対応しているクラウドサービスへ直接接続するためのFIC-Connectionや、L3接続でクラウドサービスに直接接続しているFIC-RouterからFIC-Portに接続するためのFIC-Connectionを購入いただくことで、お客さま拠点とクラウドサービスをインターネットを介さずに直接接続いただけます。
1.3. お客さまが利用するクラウドサービス同士をFlexible InterConnectで連携させる¶
お客さまの拠点を経由せず、ご利用されるクラウドサービス同士をFIC-Routerで接続することも可能です。