21.4. テナント間接続のためのFIC-Connectionを購入する¶
いずれかのエリアで購入済のFIC-PortやFIC-Routerから、他のテナントのFIC-Portに接続する手順を説明します。
21.4.1. 事前に準備いただくもの¶
- Port-Port間接続の場合
- Router-Port間接続の場合
- /30の接続ネットワークアドレスを2つ
- 購入済の接続元FIC-Router
- 購入済の接続先FIC-Port(アクティベート前でも選択可能です)
- 接続先FIC-PortのテナントID
- 接続先FIC-PortのポートID
- 接続先FIC-PortのVLAN ID
- 接続先FIC-Portに接続しているお客さま拠点のAS番号
注釈
以下のアドレスは接続ネットワークアドレスとしてご利用いただけません。
- 接続元FIC-Routerの網内利用アドレスと重複したアドレス
- 接続元FIC-Routerに導入されたFIC-FW/FIC-NATの接続アドレスと重複したアドレス
- 接続元FIC-Routerに接続されているFIC-Connectionの接続ネットワークアドレスと重複したアドレス
- こちらに記載された条件を満たさないアドレス
注釈
接続元FIC-Port/FIC-Routerと接続先FIC-Portは同一エリアに所属していなければなりません。
21.4.2. 購入の流れ¶
「エリアビュー」 画面左側のメニューの [コネクション] を押下すると、「コネクションメニュー」 が開きます。 [購入] ボタンを押下して 「コネクション購入メニュー」 画面を開いてください。
「コネクション購入メニュー」 にて、 [テナント間接続] を選択してください。
図 21.4.1 コネクション購入メニュー
画面右側に 「テナント間接続メニュー」 が表示されるので、 [STEP1接続承認申請] を押下してください。
「テナント間接続(申請)依頼」 のダイアログに従って、 「コネクションの購入情報入力(テナント間接続)」 画面にて接続元となるFIC-Port、またはFIC-Router、接続先となるFIC-Port、接続帯域、FIC-Routerの場合はBGPに関する情報の扱いなどをそれぞれ指定していきます。
表 21.4.1 「コネクションの購入情報入力(テナント間接続)」(Port-Port)画面入力項目一覧¶ 項番 入力項目 説明 購入後変更 1 コネクション名 L2接続のFIC-Connectionについて を参照 〇 2 接続帯域 L2接続のFIC-Connectionについて を参照 〇 3 ポートID(接続元Port) 固定値のID × 4 VLAN ID(接続元Port) L2接続のFIC-Connectionについて を参照 × 5 テナントID(接続先テナント) 接続先のテナントID × 6 ポートID(接続先テナント) 接続先FIC-PortのポートID × 7 VLAN ID(接続先テナント) 接続先FIC-PortのVLAN ID × 図 21.4.2 コネクションの購入情報入力(テナント間接続)(Port-Port)
図 21.4.3 割り当てイメージ
表 21.4.2 「コネクションの購入情報入力(テナント間接続)」(Router-Port)画面入力項目一覧¶ 項番 入力項目 説明 購入後変更 1 コネクション名 L3接続のFIC-Connectionについて を参照 〇 2 接続帯域 L3接続のFIC-Connectionについて を参照 〇 3 ルータID(接続元Router) 固定値のID × 4 Routing Group(接続元Router) L3接続のFIC-Connectionについて を参照 × 5 接続IPアドレス(接続元Router) 接続元FIC-RouterのIPアドレス(/30) × 6 BGP Filter Ingress(接続元Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 7 BGP Filter Ingress prefix list(接続元Router) 「BGP Filter Ingress」で「フルルート」を選択した場合、プレフィックスによる受信経路のフィルタリングが設定可能 〇 8 BGP Filter Ingress 受信設定(接続元Router) 「BGP Filter Ingress prefix list」をONにすると表示され、プレフィックスによるフィルタを設定できる。 経路制御で利用するパラメータ も参照 〇 9 BGP Filter Egress(接続元Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 10 BGP Filter Egress prefix list(接続元Router) 「BGP Filter Egress」で「フルルート(デフォルトルート除外)」または「フルルート(デフォルトルート込み)」を設定した場合、広告経路のプレフィックスによるフィルタリングを設定可能 〇 11 BGP Filter Egress 広告設定(接続元Router) 「BGP Filter Egress prefix list」をONにすると表示され、プレフィックスによるフィルタを設定できる。 経路制御で利用するパラメータ も参照 〇 12 AS-Path Prepend Ingress(接続元Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 13 AS-Path Prepend Egress(接続元Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 14 MED Egress(接続元Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 15 テナントID(接続先テナント) 接続先FIC-PortのテナントID × 16 ポートID(接続先テナント) 接続先FIC-PortのポートID × 17 VLAN ID(接続先テナント) 接続先FIC-PortのVLAN ID × 18 接続IPアドレス(接続先テナント) 接続先FIC-PortのIPアドレス(/30) × 19 AS番号(接続先テナント) 接続先FIC-Portに接続しているお客さま拠点のAS番号 × 図 21.4.4 コネクションの購入情報入力(テナント間接続)(Router-Port)
図 21.4.5 割り当てイメージ
内容を確認して [申請] すると、接続先テナントの契約代表ユーザーにメールで通知が届きます。
図 21.4.6 コネクション購入申請
先方が承認した場合には、再び 「コネクション購入メニュー画面」 の [テナント間接続] を選択すると、画面右側のメニューで [STEP3接続] を押下できるようになります。
押下すると、 「リクエストID選択」 画面が表示されるので、該当のリクエストIDを選択して次の 「コネクションの購入確認」 画面へ進み、 [接続] を実行します。
「コネクション購入申し込み受付完了」 画面で内容を確認して [OK] を押下すると、 「エリアビュー」 のFIC-Portのアイコンから接続先テナントへのコネクションが表示されます。 画面左側のサイドメニューから [履歴] ボタンを押下し、 申し込み履歴画面 でステータスが 「Completed」 となっていることを確認してください。
図 21.4.7 コネクション購入後