20.4. テナント間接続のためのFIC-Connectionを購入する¶
いずれかのエリアで購入済のFIC-PortやFIC-Routerから、他のテナントのFIC-Portに接続する手順を説明します。
20.4.1. 事前に準備いただくもの¶
- Port-Port間接続の場合
- Router-Port間接続の場合
- /30の接続ネットワークアドレスを2つ ※2
- 購入済の接続元FIC-Router
- 購入済の接続先FIC-Port(アクティベート前でも選択可能です)
- 接続先FIC-PortのテナントID
- 接続先FIC-PortのポートID
- 接続先FIC-PortのVLAN ID
- 接続先FIC-Portに接続しているお客さま拠点のAS番号
注釈
- ※1 接続元FIC-Port/FIC-Routerと接続先FIC-Portは同一エリアに所属していなければなりません。
- ※2 以下のアドレスは接続ネットワークアドレスとしてご利用いただけません。
- 接続元FIC-Routerの網内利用アドレスと重複したアドレス
- 接続元FIC-Routerに導入されたFIC-FW/FIC-NATの接続アドレスと重複したアドレス
- 接続元FIC-Routerに接続されているFIC-Connectionの接続ネットワークアドレスと重複したアドレス
- こちらに記載された条件を満たさないアドレス
20.4.2. 購入から接続承認申請までの流れ¶
「エリアビュー」 画面左側のメニューの [コネクション] を押下すると、「コネクションメニュー」 が開きます。 [購入] ボタンを押下して 「コネクション購入メニュー」 画面を開いてください。
「コネクション購入メニュー」 にて、 [テナント間接続] を選択してください。
画面右側に 「テナント間接続メニュー」 が表示されるので、 [STEP1接続承認申請] を押下してください。
「テナント間接続(申請)依頼」 のダイアログに従って、 「コネクションの購入情報入力(テナント間接続)」 画面にて接続元となるFIC-Port、またはFIC-Router、接続先となるFIC-Port、接続帯域、FIC-Routerの場合はBGPに関する情報の扱いなどをそれぞれ指定していきます。
¶ 項番 入力項目 説明 購入後変更 1 コネクション名 L2接続のFIC-Connectionについて を参照 〇 2 接続帯域 L2接続のFIC-Connectionについて を参照 〇 3 ポートID(接続元Port) 固定値のID × 4 VLAN ID(接続元Port) L2接続のFIC-Connectionについて を参照 × 5 テナントID(接続先テナント) 接続先のテナントID × 6 ポートID(接続先テナント) 接続先FIC-PortのポートID × 7 VLAN ID(接続先テナント) 接続先FIC-PortのVLAN ID × ¶ 項番 入力項目 説明 購入後変更 1 コネクション名 L3接続のFIC-Connectionについて を参照 〇 2 接続帯域 L3接続のFIC-Connectionについて を参照 〇 3 ルータID(接続元Router) 固定値のID × 4 Routing Group(接続元Router) L3接続のFIC-Connectionについて を参照 × 5 接続IPアドレス(接続元Router) 接続元FIC-RouterのIPアドレス(/30) × 6 BGP Filter Ingress(接続元Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 7 BGP Filter Ingress prefix list(接続元Router) 「BGP Filter Ingress」で「フルルート」を選択した場合、プレフィックスによる受信経路のフィルタリングが設定可能 〇 8 BGP Filter Ingress 受信設定(接続元Router) 「BGP Filter Ingress prefix list」をONにすると表示され、プレフィックスによるフィルタを設定できる。 経路制御で利用するパラメータ も参照 〇 9 BGP Filter Egress(接続元Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 10 BGP Filter Egress prefix list(接続元Router) 「BGP Filter Egress」で「フルルート(デフォルトルート除外)」または「フルルート(デフォルトルート込み)」を設定した場合、広告経路のプレフィックスによるフィルタリングを設定可能 〇 11 BGP Filter Egress 広告設定(接続元Router) 「BGP Filter Egress prefix list」をONにすると表示され、プレフィックスによるフィルタを設定できる。 経路制御で利用するパラメータ も参照 〇 12 AS-Path Prepend Ingress(接続元Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 13 AS-Path Prepend Egress(接続元Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 14 MED Egress(接続元Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 15 テナントID(接続先テナント) 接続先FIC-PortのテナントID × 16 ポートID(接続先テナント) 接続先FIC-PortのポートID × 17 VLAN ID(接続先テナント) 接続先FIC-PortのVLAN ID × 18 接続IPアドレス(接続先テナント) 接続先FIC-PortのIPアドレス(/30) × 19 AS番号(接続先テナント) 接続先FIC-Portに接続しているお客さま拠点のAS番号 × 「コネクションの購入確認」 画面の内容を確認して [申請] すると、同画面に表示されている「リクエスト番号」にて、接続先のテナントに対する「許可リクエスト」が発行され、承認待ちの状態になります。
注釈
- 許可リクエストが発行されると[system@ecl.ntt.com]から許可リクエストを申請したお客さまと接続先の契約代表ユーザー、および接続先のテナントにアクセス権がある管理・一般ユーザーにメール通知されます。許可リクエストの通知についてはこちら を参照ください。
- 許可リクエストの回答期限は30日です。接続先にて「STEP2 承認/否認」を30日以内に実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 接続承認申請」から申し込みをする必要があります。
20.4.3. 接続先による接続承認¶
「受信した許可リクエスト情報」 画面の [アクション] に、接続元が接続申請時に入力した内容がJSON形式で表示されます。
接続元からの接続申請の内容を確認し、問題がなければ [承認] ボタン押下して下さい。接続申請の内容に誤りがある場合は [却下] ボタンを押下してください。
注釈
- 許可リクエストの「STEP2 承認/否認」は、接続先の契約代表ユーザー、および接続先のテナントにアクセス権がある管理・一般ユーザーが実施可能です。
- 「STEP2 承認/否認」を実施すると、[system@ecl.ntt.com]から許可リクエストを申請したお客さまと接続先の契約代表ユーザー、および接続先のテナントにアクセス権がある管理・一般ユーザーにメール通知されます。許可リクエストの通知についてはこちら を参照ください。
- 許可リクエストの回答期限は30日です。「STEP2 承認/否認」を30日以内に実施されない場合、接続元が「STEP1 接続承認申請」から再度申し込みをする必要があります。
20.4.4. 承認後の接続の流れ¶
接続先が承認した場合には、再び 「コネクション購入メニュー画面」 の [テナント間接続] を選択すると、画面右側のメニューで [STEP3接続] を押下できるようになります。
押下すると、 「リクエストID選択」 画面が表示されるので、該当のリクエストIDを選択して次の 「コネクションの購入確認」 画面へ進み、 [接続] を実行します。
「コネクション購入申し込み受付完了」 画面で内容を確認して [OK] を押下すると、 「エリアビュー」 のFIC-Portのアイコンから接続先テナントへのコネクションが表示されます。 画面左側のサイドメニューから [履歴] ボタンを押下し、 申し込み履歴画面 でステータスが 「Completed」 となっていることを確認してください。
注釈
- 本操作は、「STEP1 接続承認申請」を実施したユーザーのみ実施可能です。
- 接続先で承認された許可リクエストの有効期限は30日です。「STEP2 承認/否認」にて承認後、30日以内に「STEP3 接続」が実施されない場合は、再度、接続元が「STEP1 接続承認申請」から申し込みをする必要があります。