14.1. L3接続のFIC-Connection AWS(Private VIF)を購入する¶
いずれかのエリアで購入済のFIC-Routerから、Private VIFを利用してAWSに接続する手順を説明します。
14.1.1. 事前に準備いただくもの¶
- AWS側であらかじめ設定したAS番号
- AWS側で作成したAWSアカウントID
- /30の接続ネットワークアドレスを2つ
- 購入済の FIC-Router
注釈
以下のアドレスは接続ネットワークアドレスとしてご利用いただけません。
- 接続元FIC-Routerの網内利用アドレスと重複したアドレス
- 接続元FIC-Routerに導入されたFIC-FW/FIC-NATの接続アドレスと重複したアドレス
- 接続元FIC-Routerに接続されているFIC-Connectionの接続ネットワークアドレスと重複したアドレス
- こちらに記載された条件を満たさないアドレス
14.1.2. 購入の流れ¶
「エリアビュー」 画面左側のメニューの [コネクション] を押下すると、「コネクションメニュー」 が開きます。 [購入] ボタンを押下して 「コネクション購入メニュー」 画面を開いてください。
「コネクション購入メニュー」 画面にて [AWS Direct Connect] を選択し、続いて [AWS Direct Connect - Private VIF] ボタンを押下してください。
「クラウド接続の購入手続き」 ダイアログに従って、接続元のFIC-Routerを指定してください。
「コネクションの購入情報入力(AWS(Private VIF))」 画面にて必要な情報を入力し、 [確認] ボタンを押下します。
¶ 項番 入力項目 説明 購入後変更 1 コネクション名 L3接続のFIC-Connectionについて を参照 〇 2 接続帯域 L3接続のFIC-Connectionについて を参照 × 3 ルータID 固定値のID × 4 Routing Group L3接続のFIC-Connectionについて を参照 × 5 BGP Filter Ingress 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 6 BGP Filter Ingress prefix listPrefix Type項番5にて「BGP Filter Ingress」で「フルルート」を設定した場合、プルダウンの中で「off/permit/ deny」から選択する 〇 7 BGP Filter Ingress 受信設定 「BGP Filter Ingress prefix list」をONにすると表示され、プレフィクスによるフィルタを設定できる。 経路制御で利用するパラメータ も参照 〇 8 BGP Filter Egress 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 9 BGP Filter Egress prefix listPrefix Type項番8にて「BGP Filter Egress」で「フルルート(デフォルトルート除外)」または「フルルート(デフォルトルート込み)」を設定した場合、プルダウンの中で「off/permit/ deny」から選択する 〇 10 BGP Filter Egress 広告設定 「BGP Filter Egress prefix list」をONにすると表示され、プレフィックスによるフィルタを設定できる。 経路制御で利用するパラメータ も参照 〇 11 AS-Path Prepend Ingress Single Routerの場合にのみ設定経路制御で利用するパラメータ を参照〇 12 AS-Path Prepend Egress 経路制御で利用するパラメータ を参照 〇 13 AWSアカウントID 接続先のAWSのアカウントID × 14 Connecting Point Direct Connectゲートウェイ(DXGW)の接続ポイント。PrimaryとSecondaryで別々のConnecting Pointを選択する必要があります。詳細仕様を参照 × 15 AS番号 接続元のAS番号 を参照 × 16 接続ネットワークアドレス /30のネットワークアドレス。 接続ネットワークアドレス を参照 × 内容を確認して [購入] すると、 「エリアビュー」 のFIC-Routerのアイコンから「AWS」のアイコンとの間が接続されます。 画面左側のサイドメニューから [履歴] ボタンを押下し、 申し込み履歴画面 でステータスが 「Completed」 となっていることを確認してください。
AWSの管理コンソール(AWS Management Console)において、生成された仮想インターフェイス(VIF)の承諾手続きを実行してください。生成されるVIFは、接続元のFIC-Routerに対して下記のような名称になっています。
- FIC-Routerが冗長構成なしの場合:「Fから始まる13桁のID」+「act」(例:F123456789012-act)
- FIC-Routerが冗長構成の場合のPrimary:「Fから始まる13桁のID」+「act」(例:F123456789012-act)
- FIC-Routerが冗長構成の場合のSecondary:「Fから始まる13桁のID」+「sby」(例:F123456789012-sby)
注釈
- AWS側が受信可能な経路数の上限は100以下です。経路数が101以上になると通信断となります。お客さまにて経路を「100以下」に削減後、5分以内に自然回復します。
- FIC側が受信可能な経路数の上限は110以下です。経路数が111以上になると通信断となります。お客さまにて経路を「110以下」に削減した後、BGPセッションクリアを行うと回復します。