21.2. FIC-Connection(Router-Port(XaaS))を購入する

いずれかのエリアで購入済のFIC-Routerから、FIC-Port(XaaS)としてEndPointを用意しているXaaS事業者に接続する手順を説明します。接続までの大まかな流れは以下のとおりです。

  1. 接続先のXaaS事業者に対し、接続の承認を申請する
  2. 接続先のXaaS事業者からの承認をうけて、実際に接続する

注釈

  • 接続後に設定を変更する際には、改めて接続先XaaS事業者からの承認が必要になります。
  • 接続の廃止は、お客さま側からだけでなく、接続先XaaS事業者からも実行できます。いずれの場合からの申し込みでも承認は必要ありません。

21.2.1. 事前に準備いただくもの

注釈

以下のアドレスは接続ネットワークアドレスとしてご利用いただけません。

21.2.2. 申し込みフロー

購入、および廃止の申し込みフローは下図となります。

../_images/FIC_Router-Port(XaaS)_Flow_01.png

図 21.2.1 申し込みフロー

21.2.3. 購入から接続承認申請までの流れ

  1. 「エリアビュー」 画面左側のメニューの [コネクション] を押下すると、「コネクションメニュー」 が開きます。 [購入] ボタンを押下して 「コネクション購入メニュー」 画面を開いてください。

  2. 「コネクション購入メニュー」 画面の 「XaaS接続」 の列から、接続先のXaaS事業者が公開しているサービスを探します(右上の 「Filter」 にて公開サービスの検索が可能です)。

    ../_images/FIC_routerport_21.2_menu_01.png

    図 21.2.2 コネクション接続メニュー

  3. 公開サービスの名称に 「Router(XaaS)」 となっている項目が見つかったら、項目の左側にあるファイルの形をしたアイコンをクリックすることで、 「公開サービス情報」 ダイアログが開きます。該当するサービスの詳細情報を確認したら、 [閉じる] ボタンを押下してダイアログを閉じてください。

    ../_images/FIC_routerport_21.2_Information_01.png

    図 21.2.3 公開サービス情報ダイアログ

  4. 改めて 「コネクション購入メニュー」 画面にて、該当するサービスに対応する 「Router(XaaS)」 メニューを選択してください。 「Other Cloud接続メニュー」 が表示されるので、 [STEP1 接続承認申請] ボタンを押下します。 「Other Clouds接続承認申請ガイダンス」 画面が開くので [次へ] ボタンを押下してください。

  5. 「Other Clouds接続の購入手続き」 ダイアログの指示に従って、接続元とするFIC-Routerを 「エリアビュー」 から選択してください。

    注釈

    FIC-Routerを選択できない場合、FIC-NATが未購入か、購入済のFIC-NATにおいてポリシーが未設定と考えられます。FIC-NATの設定を確認してください。

  6. 「コネクションの購入情報入力(Router(XaaS))」 画面にて必要な情報を入力し、 [確認] ボタンを押下します。

    表 21.2.1 「コネクションの購入情報入力(Port(XaaS))」画面入力項目一覧
    項番 入力項目 説明 購入後変更
    1 コネクション名 L3接続のFIC-Connectionについて を参照
    2 接続帯域 L3接続のFIC-Connectionについて を参照
    3 ルータID 固定値のID ×
    4 Routing Group L3接続のFIC-Connectionについて を参照 ×
    5 接続IPアドレス 接続元FIC-RouterのIPアドレス(Flexible InterConnect内の各装置間や、接続先事業者装置との間のBGP Peeringを確立する際に用いるアドレス) ×
    6 BGP Filter Ingress 経路制御で利用するパラメータ を参照
    7 BGP Filter Ingress prefix list 「BGP Filter Ingress」で「フルルート」を選択した場合、プレフィックスによる受信経路のフィルタリングが設定可能
    8 BGP Filter Ingress 受信設定 「BGP Filter Ingress prefix list」をONにすると表示され、プレフィックスによるフィルタを設定できる。 経路制御で利用するパラメータ も参照
    9 BGP Filter Egress 経路制御で利用するパラメータ を参照
    10 BGP Filter Egress prefix list 「BGP Filter Egress」で「フルルート(デフォルトルート除外)」または「フルルート(デフォルトルート込み)」を設定した場合、広告経路のプレフィックスによるフィルタリングを設定可能
    11 BGP Filter Egress 広告設定 「BGP Filter Egress prefix list」をONにすると表示され、プレフィックスによるフィルタを設定できる。 経路制御で利用するパラメータ も参照
    12 AS-Path Prepend Ingress 経路制御で利用するパラメータ を参照
    13 AS-Path Prepend Egress 経路制御で利用するパラメータ を参照
    14 MED Egress 経路制御で利用するパラメータ を参照
    15 Sellerキー情報 接続するXaaS事業者側キー情報(XaaS事業者によっては不要) ×
    16 公開リソース名 接続するXaaS事業者の公開リソース名 ×
    17 接続IPアドレス 接続先のIPアドレス(Flexible InterConnect内の各装置間や、接続先事業者装置との間のBGP Peeringを確立する際に用いるアドレス) ×
    ../_images/FIC_routerport_15.2_input_01.png

    図 21.2.4 コネクションの購入情報入力(Router(XaaS))

    ../_images/FIC_Router-PortXaaS_Image_01.png

    図 21.2.5 割り当てイメージ

  7. 「コネクションの購入確認」 画面の内容を確認して [申請] すると、 「コネクション購入申し込み受付完了」 画面が開くので、 [OK] を押下してください。同画面に表示されている「リクエスト番号」にて、接続先XaaS事業者に対する「許可リクエスト」が発行され、承認待ちの状態になります。許可リクエストの通知については こちら

    注釈

    許可リクエストの回答期限は30日です。XaaS事業者にて30日以内に承認の手続きがなされない場合には、お客さま側から新たに接続承認申請が必要になります。

21.2.4. 承認後の接続の流れ

  1. 「エリアビュー」 画面左側のメニューから [コネクション] を選び、 「コネクションメニュー」 を表示してください。 [購入] ボタンを押下すると 「コネクション購入メニュー」 画面が開きます。

  2. 「コネクション購入メニュー」 画面の 「XaaS接続」 の列から、接続先のXaaS事業者が公開しているサービスを探し(右上の 「Filter」 にて公開サービスの検索が可能です)、公開サービスの名称の末尾が 「Router(XaaS)」 となっている項目を選択してください。

  3. 「Other Cloud接続メニュー」 が表示されるので、 [STEP3 接続] ボタンを押下します。 「Other Clouds接続ガイダンス」 画面が開くので [次へ] ボタンを押下してください。

  4. 「リクエストID選択」 画面が開き、接続先が承認したリクエストが表示されます。該当するリクエストIDを選択して [次へ] ボタンを押下します。

  5. 「コネクションの購入確認」 画面の内容を確認して [購入] すると、 「コネクション購入申し込み受付完了」 画面が開くので、 [OK] を押下してください。 画面左側のサイドメニューから [履歴] ボタンを押下し、 申し込み履歴画面 でステータスが 「Completed」 となっていることを確認してください。

    ../_images/FIC_routerport_21.2_Complete_01.png

    図 21.2.6 コネクション接続後

    注釈

    接続先で承認された許可リクエストの有効期限は30日です。接続先にて承認後、30日以内にお客さま側で接続されない場合には、お客さま側にて新たに接続承認申請が必要になります。

    注釈

    • XaaS側が受信可能な経路数の上限はXaaS事業者の設計に依存します。お客さまにて経路を削減した後、BGPセッションクリアを行うと回復します。