14.3. L3接続のFIC-Connection AWS(Transit VIF)を購入する

いずれかのエリアで購入済のFIC-Routerから、Transit VIFを利用してAWSに接続する手順を説明します。

14.3.1. 事前に準備いただくもの

注釈

14.3.2. 購入の流れ

  1. 「エリアビュー」 画面左側のメニューの [コネクション] を押下すると、「コネクションメニュー」 が開きます。 [購入] ボタンを押下して 「コネクション購入メニュー」 画面を開いてください。

  2. 「コネクション購入メニュー」 画面にて [AWS Direct Connect] を選択し、続いて [AWS Direct Connect - Transit VIF] ボタンを押下してください。

    ../_images/FIC_HowToConnectCloud_6.1_aws_05.png

    図 14.3.1 コネクション購入メニュー

  3. 「クラウド接続の購入手続き」 ダイアログに従って、接続元のFIC-Routerを指定してください。

  4. 「コネクションの購入情報入力(AWS(Transit VIF))」 画面にて必要な情報を入力し、 [確認] ボタンを押下します。

    表 14.3.1 「コネクションの購入情報入力(AWS(Transit VIF))」画面入力項目一覧
    項番 入力項目 説明 購入後変更
    1 コネクション名 L3接続のFIC-Connectionについて を参照
    2 接続帯域 L3接続のFIC-Connectionについて を参照 ×
    3 ルータID 固定値のID ×
    4 Routing Group L3接続のFIC-Connectionについて を参照 ×
    5 BGP Filter Ingress 経路制御で利用するパラメータ を参照
    6
    BGP Filter Ingress prefix list
    Prefix Type
    項番5にて「BGP Filter Ingress」で「フルルート」を設定した場合、プルダウンの中で「off/permit/ deny」から選択する
    7 BGP Filter Ingress 受信設定 「BGP Filter Ingress prefix list」をONにすると表示され、プレフィクスによるフィルタを設定できる。 経路制御で利用するパラメータ も参照
    8 BGP Filter Egress 経路制御で利用するパラメータ を参照
    9
    BGP Filter Egress prefix list
    Prefix Type
    項番8にて「BGP Filter Egress」で「フルルート(デフォルトルート除外)」または「フルルート(デフォルトルート込み)」を設定した場合、プルダウンの中で「off/permit/ deny」から選択する
    10 BGP Filter Egress 広告設定 「BGP Filter Egress prefix list」をONにすると表示され、プレフィックスによるフィルタを設定できる。 経路制御で利用するパラメータ も参照
    11 AS-Path Prepend Ingress
    Single Routerの場合にのみ設定
    12 AS-Path Prepend Egress 経路制御で利用するパラメータ を参照
    13 AWSアカウントID 接続先のAWSのアカウントID ×
    14 Connecting Point Direct Connectゲートウェイ(DXGW)の接続ポイント。PrimaryとSecondaryで別々のConnecting Pointを選択する必要があります。詳細仕様を参照 ×
    15 AS番号 接続元のAS番号 を参照 ×
    16 接続ネットワークアドレス /30のネットワークアドレス。 接続ネットワークアドレス を参照 ×
    ../_images/FIC_l3transitvif_8.3_input_01.png

    図 14.3.2 コネクションの購入情報入力(AWS(Transit VIF))

    ../_images/FIC_awsL3Transit_Image_01.png

    図 14.3.3 割り当てイメージ

  5. 内容を確認して [購入] すると、 「エリアビュー」 のFIC-Routerのアイコンから「AWS」のアイコンとの間が接続されます。 画面左側のサイドメニューから [履歴] ボタンを押下し、 申し込み履歴画面 でステータスが 「Completed」 となっていることを確認してください。

    ../_images/FIC_HowToConnectCloud_6.1_aws_06.png

    図 14.3.4 コネクション購入後

  6. AWSの管理コンソール(AWS Management Console)において、生成された仮想インターフェイス(VIF)の承諾手続きを実行してください。生成されるVIFは、接続元のFIC-Routerに対して下記のような名称になっています。

    • FIC-Routerが冗長構成なしの場合:「Fから始まる13桁のID」+「act」(例:F123456789012-act)
    • FIC-Routerが冗長構成の場合のPrimary:「Fから始まる13桁のID」+「act」(例:F123456789012-act)
    • FIC-Routerが冗長構成の場合のSecondary:「Fから始まる13桁のID」+「sby」(例:F123456789012-sby)

注釈

  • AWS側が受信可能な経路数の上限は100以下です。経路数が101以上になると通信断となります。お客さまにて経路を「100以下」に削減後、5分以内に自然回復します。
  • FIC側が受信可能な経路数の上限は110以下です。経路数が111以上になると通信断となります。お客さまにて経路を「110以下」に削減した後、BGPセッションクリアを行うと回復します。