20. FICリソース間を接続する

Flexible InterConnectでは、お客さまが契約されている Smart Data Platformのワークスペース内のテナント ごとに、各種のFICリソースを購入および管理いただいています。お客さまが必要とされるネットワークの構成によっては、これらFICリソース間を、同一のテナント内、または他のテナント間で接続するためのFIC-Connectionを導入いただく必要があります。

FIC-Connection(FIC-Port to FIC-Port)
同一テナント内でFIC-Port同士を接続するFIC-Connectionです。
複数のデータセンターを専用線で別々のFIC-Portに接続していて、それらを相互に接続したい場合などには、同一テナント内でFIC-Port同士を接続する必要があります。
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図 20.1 同一テナント内接続(FIC-Port to FIC-Port)

同一テナント内のFIC-Port同士を接続する手順については FIC-Connection(FIC-Port to FIC-Port)を購入する で説明します。

FIC-Connection(FIC-Router to FIC-Port)
同一テナント内でFIC-RouterとFIC-Portを接続するFIC-Connectionです。
データセンターを専用線でFIC-Portに接続していて、L2接続に対応していないクラウドサービスや、Arcster Universal Oneによるお客さま拠点のIP-VPN網との接続が必要な場合には、FIC-Portで繋ぎこんでいるデータセンター側のゲートウェイとのL3接続を、いったんFlexible InterConnect内にFIC-Routerを導入して終端する必要があります。その際、このFIC-Routerを接続元として、FIC-Portを接続先とするFIC-Connectionが必要になります。
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図 20.2 同一テナント内接続(FIC-Router to FIC-Port)

同一テナント内のFIC-RouterとFIC-Portを接続する手順については FIC-Connection(FIC-Router to FIC-Port)を購入する で説明します。

FIC-Connection(FIC-Router to FIC-Router)
同一テナント内でFIC-RouterとFIC-Routerを接続するFIC-Connectionです。
東西のエリアに設置したFIC-Routerは、同一テナントであれば専用のFIC-Connectionにより接続が可能です。
同一テナントのFIC-Routerをエリア間で接続する手順については FIC-Connection(FIC-Router to FIC-Router)を購入する で説明します。
テナントをまたいでFIC-PortやFIC-Routerを接続する

FIC-PortまたはFIC-Routerから、同一の契約下にある異なるワークスペースのテナントに導入したFIC-Port、または他の契約下にあるワークスペースのテナントに導入したFIC-Portを接続先とするFIC-Connectionも利用可能です。これにより、クラウドサービスなどとの接続用のテナントを管理主体ごとに分け、それらとは別にデータセンターとの接続のためのVLAN IDを管理するための共通のテナントを設置する、といった運用が可能になります。

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図 20.3 テナント間接続

テナントをまたいでFIC-RouterやFIC-Portを接続する手順については テナント間接続のためのFIC-Connectionを購入する で説明します。

注釈

テナントをまたいだ接続では、接続先FIC-Portのあるテナントから承認を得る必要があります。
接続の廃止は承認の必要はなく、お客様側・接続先のテナント側のどちらからでも実施できます。

注釈

Flexible InterConnectでは、1つのテナントで異なるエリアのFICリソースを管理できますが、別のエリアにあるFIC-RouterとFIC-Portをテナントをまたいで接続することはできません。



FIC-Connection共通の手順については下記を参照してください。