20.3. FIC-Connection(FIC-Router to FIC-Router)を購入する

いずれかのエリアで購入済のFIC-Routerから、同一テナントの別のエリアのFIC-Routerに接続する手順を説明します。

20.3.1. 事前に準備いただくもの

注釈

以下のアドレスは接続ネットワークアドレスとしてご利用いただけません。

注釈

接続元FIC-Routerと接続先FIC-Routerは同一テナントの異なるエリアに所属していなければなりません。

20.3.2. 購入の流れ

  1. 「エリアビュー」 画面左側のメニューの [コネクション] を押下すると、「コネクションメニュー」 が開きます。 [購入] ボタンを押下して 「コネクション購入メニュー」 画面を開いてください。

  2. 「コネクション購入メニュー」 にて [ルータ間接続] を選択します。

    ../_images/FIC_RouterRouter_13.4_Menu_01.png

    図 20.3.1 コネクション購入メニュー

  3. 「コネクション購入手続き」 ダイアログに従って、接続元とするFIC-Routerを 「エリアビュー」 にて選択してください。 「コネクションの購入情報入力(エリア間・ルータ間接続)」 画面が開くので、接続元および接続先について、各種の情報を設定します。ここで設定できる項目としては、接続帯域のほか、それぞれのFIC-RouterにおけるBGPの経路情報に関するものがあります。これらの設定項目については BGP接続に関連する設定について を参照してください。

    注釈

    接続元、または接続先のFIC-Routerにて、Arcstar Universal OneとのFIC-Connectionを利用している場合、そのFIC-ConnectionにおけるAS Override設定をOFFにしてください。Arcstar Universal Oneとの接続においてAS Override設定がONになっていると、そのFIC-Routerを経由する通信がループし、通信に影響が発生する可能性があります。

    表 20.3.1 「コネクションの購入情報入力(エリア間・ルータ間接続)」画面入力項目一覧
    項番 入力項目 説明 購入後変更
    1 コネクション名 L3接続のFIC-Connectionについて を参照
    2 接続帯域 L3接続のFIC-Connectionについて を参照
    3 エリア(接続元Router) 選択した接続元エリア ×
    4 ルータID(接続元Router) 選択した接続元FIC-RouterのID ×
    5 Routing Group(接続元Router)
    接続元のRouting Groupを選択。接続先FIC-Routerと異なるRouting Groupも設定可能
    ×
    6 BGP Filter Ingress(接続元Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照
    7 BGP Filter Egress(接続元Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照
    8 BGP Filter Egress prefix list(接続元Router) 「BGP Filter Egress」で「フルルート(デフォルトルート除外)」または「フルルート(デフォルトルート込み)」を設定した場合、広告経路のプレフィックスによるフィルタリングを設定可能
    9 BGP Filter Egress 広告設定(接続元Router) 「BGP Filter Egress prefix list」で「permit」または「deny」を選択すると表示され、「permit」を選択した場合は広告したいIPアドレスプレフィックス、「deny」を選択した場合は広告したくないIPアドレスプレフィックスを最大で10個入力できる。 経路制御で利用するパラメータ も参照
    10 接続IPアドレス(接続元Router) 接続元FIC-RouterのIPアドレス(/30)。接続先FIC-Routerと同じネットワークに存在するものを指定 ×
    11 AS-Path Prepend Egress(接続元Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照
    12 エリア(接続先Router) 接続先エリアを選択する ×
    13 ルータID(接続先Router) 接続先FIC-RouterのIDを選択する ×
    14 Routing Group(接続先Router)
    接続先のRouting Groupを選択。接続元FIC-Routerと異なるRouting Groupも設定可能
    ×
    15 BGP Filter Ingress(接続先Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照
    16 BGP Filter Egress(接続先Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照
    17 BGP Filter Egress prefix list(接続先Router) 「BGP Filter Egress」で「フルルート(デフォルトルート除外)」または「フルルート(デフォルトルート込み)」を設定した場合、広告経路のプレフィックスによるフィルタリングを設定可能
    18 BGP Filter Egress 広告設定(接続先Router) 「BGP Filter Egress prefix list」で「permit」または「deny」を選択すると表示され、「permit」を選択した場合は広告したいIPアドレスプレフィックス、「deny」を選択した場合は広告したくないIPアドレスプレフィックスを最大で10個入力できる。 経路制御で利用するパラメータ も参照
    19 接続IPアドレス(接続先Router) 接続先FIC-RouterのIPアドレス(/30)。接続元FIC-Routerと同じネットワークに存在するものを指定 ×
    20 AS-Path Prepend Egress(接続先Router) 経路制御で利用するパラメータ を参照
    ../_images/FIC_RouterRouter_13.4_Input_01.png

    図 20.3.2 コネクションの購入情報入力(エリア間・ルータ間接続)

    ../_images/FIC_Router-Router-Between-Areas_Image_01.png

    図 20.3.3 割り当てイメージ

  4. 内容を確認して [購入] すると、 「エリアビュー」 のFIC-RouterのアイコンとFIC-Routerのアイコン間が接続された状態に変わります。 画面左側のサイドメニューから [履歴] ボタンを押下し、 申し込み履歴画面 でステータスが 「Completed」 となっていることを確認してください。

    ../_images/FIC_RouterRouter_13.4_Complete_01.png

    図 20.3.4 コネクション購入後

注釈

  • FIC-Connection Routerの受信可能な経路数の上限は4,000以下です。経路数が4,001以上になると通信断となります。お客さまにて経路を「4,000以下」に削減した後、BGPセッションクリアを行うと回復します。
  • 同一のFIC-Routerで FIC-Connection Arcstar Universal One を利用している場合には、FIC-Connection Arcstar Universal OneのAS Override設定をOFFにしてください。FIC-Connection Arcstar Universal OneのAS Override設定がONになっているとFIC-Routerを経由する通信がループし、通信に影響が発生する可能性があります。 詳細情報 もご確認ください。