18.3. L3接続のFIC-Connection Oracle Cloud Infrastructure(Public)を購入する

購入済のFIC-Routerから、Oracle Cloud Infrastructureにパブリック接続する手順を説明します。 接続元のFIC-Routerには、アドオンとして FIC-NAT の購入が必要です。

18.3.1. 事前に準備いただくもの

  • Oracle側で作成したVirtual Circuit ID ※1

  • 購入済の FIC-Router(FIC-NATが購入済であること) ※2

注釈

  • ※1 Virtual Circuit回線の作成時、L3接続の場合 「プロバイダー」[NTT DOCOMO BUSINESS: Flexible Interconnect L3] を選択してください。
    選択肢として[NTT DOCOMO BUSINESS: Flexible Interconnect L2][NTT DOCOMO BUSINESS: Flexible Interconnect Premium L3]という項目もありますが、そちらを選択するとFIC-Connectionの申し込み時にエラーとなり、接続できません。
  • ※2 購入済のFIC-RouterがSingle(非冗長)構成の場合、本FIC-ConnectionはSingle構成、購入済のFIC-RouterがPaired(冗長)構成の場合、本FIC-ConnectionはPaired構成として購入されます。

18.3.2. 購入の流れ

  1. 「エリアビュー」 画面左側のメニューの [コネクション] を押下すると、「コネクションのメニュー選択」 画面が開きます。

  2. 「コネクションのメニュー選択」 画面にて [スタンダード] を選択します。

  3. 「コネクションメニュー」 画面が表示されます。 [購入] ボタンを押下して 「コネクション購入メニュー」 画面を開いてください。

  4. 「コネクション購入メニュー」 画面にて [Oracle Cloud Infrastructure] を選択し、続いて [Oracle Cloud Infrastructure - Public] ボタンを押下してください。

    ../_images/FIC_HowToConnectCloud_oracle_04.png

    図 18.3.1 コネクション購入メニュー

  5. 「クラウド接続の購入手続き」 ダイアログに従って、接続元のFIC-Routerを指定してください。

  6. 「コネクションの購入情報入力(Oracle(Public Peering))」 画面にて必要な情報を入力して [確認] ボタンを押下します。

    表 18.3.1 「コネクションの購入情報入力(Oracle(Public Peering))」画面入力項目一覧

    項番

    入力項目

    説明

    購入後変更

    1

    コネクション名

    L3接続のFIC-Connectionについて を参照

    2

    メニュー

    「コネクションのメニュー選択」画面にて選択したメニューが表示されます。

    ×

    3

    接続帯域

    L3接続のFIC-Connectionについて を参照

    4

    ルータID

    固定値のID

    ×

    5

    Routing Group

    L3接続のFIC-Connectionについて を参照

    ×

    6

    BGP Filter Ingress

    経路制御で利用するパラメータ を参照

    7

    BGP Filter Egress

    経路制御で利用するパラメータ を参照

    8

    AS-Path Prepend Ingress

    Single Routerの場合にのみ設定

    9

    AS-Path Prepend Egress

    経路制御で利用するパラメータ を参照

    10

    Connecting Point

    接続先のOracle Cloud Infrastructure側のリージョン。PrimaryとSecondaryで別々のConnecting Pointを選択する必要があります。
    詳細情報を参照)

    ×

    11

    Virtual Circuit Oracle Cloud ID

    FastConnectを作成する際に生成される「OCID」に相当

    ×

    12

    Advertised Public Prefixes

    Oracle側へ広告するNATのグローバルIPアドレス

    ../_images/FIC_l3public_input_01.png

    図 18.3.2 コネクションの購入情報入力(Oracle(Public Peering))

    ../_images/FIC_oracleL3Public_Image_01.png

    図 18.3.3 割り当てイメージ

  7. 内容を確認して [購入] すると、 「エリアビュー」 のFIC-Routerのアイコンから「Oracle Cloud Infrastructure - Public」のアイコンとの間が接続されます。 画面左側のサイドメニューから [履歴] ボタンを押下し、 申し込み履歴画面 でステータスが 「Completed」 となっていることを確認してください。

    ../_images/FIC_HowToConnectCloud_oracle_05.png

    図 18.3.4 コネクション購入後

注釈

  • Oracle側が受信可能な経路数の上限は200です。経路数が上限を超えると、接続のBGPセッションは60分間停止されます。その後、Oracle側で受信中の経路をチェックします。上限を超えていない場合、BGPセッションが再度確立されます。上限を超えている場合、セッションはさらに60分間停止されます。このプロセスは、経路数が「200以下」になるまで繰り返されます。

  • FIC側が受信可能な経路数の上限は、1,000です。経路数が1,001以上になると通信断となります。お客さまにて経路を「1,000以下」に削減した後、BGPセッションクリアを行うと回復します。