【更新】SDPF クラウド/サーバー Red Hat Enterprise Linux 7における延長ライフサイクルサポートアドオン提供開始による仕様変更及び仕様変更に伴う価格変更とオフィシャルイメージテンプレート新規販売停止
IaaS Powered by VMware, Oracle, サーバーインスタンス, ベアメタルサーバー, クラウド/サーバー, 仕様, 料金
2025年10月27日 (2025年10月27日:更新)
2025/10/27 延長ライフサイクルサポートアドオンの適用対象の表記を更新
2025/8/1 延長ライフサイクルサポートアドオンの期間延長を更新
2024/8/6 RHEL7 ELS用リポジトリ切り替え手順に関する内容を更新
チュートリアル ドキュメント : Smart Data Platform
2024/7/1 新規販売停止の注意喚起、パッチの配布に関する内容及び提供リージョンを更新
2024/4/12 Red Hat Enterprise Linux7価格体系及び価格の変更を更新
2023/11/13 初版
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平素より Smart Data Platform (以下、SDPF) をご利用いただき誠にありがとうございます。
SDPF クラウド/サーバーにおける仮想サーバー、ベアメタルサーバー、ハイパーバイザーのゲストイメージ、IaaS Powered by VMware各メニュー向けRed Hat Enterprise Linux 7のRed Hat社のサポートが2024年6月30日に終了いたしました。つきましては、2024年7月1日よりRed Hat社の継続サポートを得られる延長ライフサイクルサポートアドオン(以下、ELS)を2024年7月1日時点で利用されている対象メニューの全契約に対して原則適用させるサービス仕様変更を実施いたします。
Red Hat Enterprise Linux7のサービス仕様変更について
| サービス仕様変更前(2024年6月30日まで) | サービス仕様変更後
(2024年7月1日以降) |
説明 | ||
| サポート期間 | 全メニュー | 2024年6月30日 | 2029年5月31日 |
サポート期間が延長になります。 |
| メニュー名称 | 仮想サーバー、ベアメタルサーバー、IaaS Powered by VMware | Red Hat Enterprise Linux 7 | Red Hat Enterprise Linux 7 & Extended Life-cycle Support | メニュー名称を変更いたします。 |
| Oracle | Oracle SE2 for Red Hat Enterprise Linux | Oracle SE2 for Red Hat Enterprise Linux & Extended Life-cycle Support | ||
| Oracle EE for Red Hat Enterprise Linux | Oracle EE for Red Hat Enterprise Linux & Extended Life-cycle Support | |||
| ハイパーバイザー ゲストイメージ | Red Hat Enterprise Linux 5-7 | Red Hat Enterprise Linux 5-7 & Extended Life-cycle Support | ||
| サポート内容 | チケット経由のお問い合わせ | 有り | 有り | Red Hat社によるサポートが継続されます。※1 |
| 脆弱性パッチの配布 | 有り | 有り | Red Hat社が定義する影響度が「重大」および「重要」に該当するセキュリティ脆弱性のパッチ配布が継続されます。※2 | |
| バグ修正パッチの配布 | 有り | 有り | Red Hat社が定義する優先度が「緊急」および一部の「高」に該当するバグ修正のパッチの配布が継続されます。※2 | |
※1Red Hat Enterprise Linux7.9がサポート対象となります。それ以前のバージョンをご利用の場合はアップグレードする必要があります。
※2 ELS用リポジトリにて配布いたします。ELS用リポジトリへの切り替え手順はこちらを参照してください。
Red Hat Enterprise Linux7価格体系及び価格変更
サービス仕様、価格体系の変更に伴い、変更後のRed Hat Enterprise Linux7メニューの価格は下記の通りとなります。
メニュー詳細は2024年7月1日時点の表記です。
(仮想サーバーおよびIaaS Powered by VMware)
VM単位課金からCPU単位課金に変更となります。
| メニュー | メニュー詳細 | プラン | 価格体系変更前の価格 | 価格体系変更後の価格 |
| 仮想サーバー | Red Hat Enterprise Linux 7 & Extended Life-cycle Support | 1CPUXGB | 12,000円/VM | 3,600円/CPU |
| 2CPUXGB | ||||
| 4CPUXGB | ||||
| 8CPUXGB | 24,200円/VM | |||
| 16CPUXGB | 2,500円/CPU | |||
| 32CPUXGB | ||||
| IaaS Powered by VMware | Red Hat Enterprise Linux 7 & Extended Life-cycle Support | 4CPU以下 | 12,000円/VM | 3,600円/CPU |
| 5CPU以上
8CPU以下 |
24,200円/VM | |||
| 9CPU以上 | 2,500円/CPU |
(ベアメタルサーバー・ハイパーバイザーゲストイメージ)
| メニュー | メニュー詳細 | 価格体系変更前の価格 | 価格体系変更後の価格 |
| ベアメタルサーバー | Red Hat Enterprise Linux 7 & Extended Life-cycle Support | 23,100円 | 29,200円 |
| ハイパーバイザー ゲストイメージ |
Red Hat Enterprise Linux 5-7 & Extended Life-cycle Support | 23,100円 | 29,200円 |
※ハイパーバイザー ゲストイメージのRed Hat Enterprise Linux Extended Lifecycle Supportは廃止され、ELSの効能はRed Hat Enterprise Linux 5-7に包含されます。
Red Hat Enterprise Linux7のオフィシャルイメージテンプレート新規販売停止
2024年7月1日以降に新規作成されたRed Hat Enterprise Linux7のイメージについては、Red Hat社のサポート対象外となるため、Red Hat Enterprise Linux7のオフィシャルイメージテンプレートを新規販売停止いたします。プライベートテンプレート、バックアップ&リストア等の機能で新規に作成されたサーバーもサポート対象外となります。
そのため、ELS付き Red Hat Enterprise Linux7オフィシャルイメージテンプレートの提供予定もございません。
Red Hat Enterprise Linux7の増設を計画されている場合は、2024年6月30日までに作成をお願いします。
サーバーインスタンスは、「イメージ」「スナップショット」「ボリューム」をブートソースとして作成します。このうち、2024年6月30日以前に作成済みの「ボリューム」をブートソースとしてインスタンスを作成する場合(インスタンス削除の再作成を含む)、サポートの対象となります。詳細は[ページ下部-FAQ-]をご確認ください。
| 対象サービス | オフィシャルイメージテンプレート | 提供リージョン | 新規販売停止日 |
| 仮想サーバー | Red Hat Enterprise Linux 7 | JP1/JP2/JP4/JP5/JP6/JP7/JP8 | 2024年7月1日以降 |
| ベアメタルサーバー | Red Hat Enterprise Linux 7 | JP1/JP2/JP4/JP5/JP6 | 2024年7月1日以降 |
| ハイパーバイザー ゲストイメージ | Red Hat Enterprise Linux 7 | JP1/JP2/JP4/JP5/JP6/JP7/JP8 | 2024年7月1日以降 |
|
Oracle |
Oracle SE2 for Red Hat Enterprise Linux | JP1/JP2/JP4/JP5/JP6/JP7 | 2024年7月1日以降 |
| Oracle EE for Red Hat Enterprise Linux | JP1/JP2/JP4/JP5/JP6/JP7 | 2024年7月1日以降 | |
| IaaS Powered by VMware | Red Hat Enterprise Linux 7 | JP7/JP8 | 2024年7月1日以降 |
—FAQ—
Q. ELSは申し込み制ではないのですか?
A. 2024年7月1日以降にすべてのRHEL7のご利用者向けにELSを提供予定です。ELSをアドオンすることでRed Hat社のログ解析を含んだサポート、重要度・緊急度の高い脆弱性対応のパッチ提供、重大なバグ修正のソフトウェアの提供が継続されます。
Q. ELSのサポートを受ける条件は?
A. RHEL7.9が対象となります。RHEL7.9以前のバージョンをご利用中の場合、アップデートいただく必要がございます。
Q. ELSと通常サポートの差分は?
A. 通常サポートでは、軽微なセキュリティパッチの提供やバグ修正も対象に含まれますが、ELSでは対象外となります。不具合の内容にもよっては、RHEL8, 9以降のバージョンを推奨するケースがございます。ただし、ELSがない場合、これらのログ解析の結果やご案内も差し上げることができません。
Q. Red Hat社が値上げしたんですか?
A. ELS(アドオン)を付与したことによる価格改定となります。
Q. RHEL7のオフィシャルイメージテンプレートを新規作成することは可能ですか?
A. 2024年7月1日をもってオフィシャルイメージテンプレートの提供を停止いたします。2024年7月1日以降に新規作成されたRHEL7はELSアドオン付与したとしてもRed Hat社のサポート対象外となります。そのため、新規に構築する際はRHEL8, 9をご利用ください。
Q. 2024年7月1日以降にプライベートテンプレート、バックアップ&リストア等の機能で新規に作成されたサーバーはどのような扱いになりますか。
A. ご利用いただくことはできますが、2024年7月1日以降、新たに作成されたサーバーはサポート対象外となります。
Q. 2024年6月30日以前にRHEL 7のオフィシャルイメージからボリュームを作成・保存しました。2024年7月1日以降に作成済のボリュームから作成したインスタンスはどのような扱いになりますか。
A. サポートの対象となります。作成したボリュームにはサポート対象のRHEL 7が内包されています。よって、2024年7月1日以降にボリュームをブートソースとして新規作成したインスタンスはサポート対象となります。
Q. RHEL7を2029年5月31日以降も使い続けることはできますか?
A. 2029年5月31日以降も利用することは可能ですが非推奨となります。2029年6月1日以降は、一切のサポートが不可となるためRHEL 8,9への移行を強く推奨いたします。
Q. RHEL7 ELSの継続とRHEL8, 9へ移行のどちらが推奨ですか?
A. RHEL8, 9の移行を推奨します。ELSの利用はRHEL8, 9の移行が間に合わない場合の暫定対処の位置づけです。
今後ともお客さまにとってより良いサービスをご提供できるよう努めてまいりますので、引き続きご愛顧下さいますよう何卒宜しくお願い致します。