SDPF クラウド/サーバー ロードバランサー(NetScaler VPX)メニューのライセンス有効期限切れに伴う延伸対応について
ロードバランサー, クラウド/サーバー
2025年4月9日 (2025年4月9日:更新)
平素よりSmart Data Platform (以下SDPF)をご利用いただき誠にありがとうございます。
SDPF クラウド/サーバー ロードバランサー(NetScaler VPX)メニューのライセンス有効期限切れに伴う延伸対応についてお知らせいたします。
SDPF クラウド/サーバー ロードバランサー(NetScaler VPX)メニューにおきまして、現在適用されているメーカー発行のライセンスが2025年9月28日をもって有効期限を迎えることから、全リージョンの対象バージョンに対するメンテナンスの実施および一部バージョンに対するメンテナンス後のお客さまによる再起動の実施依頼をご案内いたします。
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ライセンス延伸対応に関する概要
ライセンス延伸対応に関する概要は以下の通りです。
バージョン別の対応詳細は後述いたします。
対象バージョン | 実施するメンテナンス | メンテナンス影響 | メンテナンス後のお客さまへのご依頼事項 |
13.1 | メンテナンス① | なし | お客さまによる再起動* |
12.1 | |||
12.0 | メンテナンス② | 約10分の通信断 | なし |
*ライセンス有効期限までにお客さまによる再起動を実施しなかった場合は、期限から数日の猶予期間を経たのちに、ロードバランサーが自動的に再起動をしてライセンス更新を行う仕様となっております。
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バージョン13.1および12.1への対応について
ライセンス延伸対応として、メンテナンス①の実施を予定しております。
事前に留意事項をご確認ください。
メンテナンス①実施後、ライセンス有効期限までにお客さまによる再起動の実施をお願いいたします。
<メンテナンス①>
・実施日:2025年5月末~7月ごろ
・内容:ライセンスサーバへ新ライセンスを実装
:バージョン13.1および 12.1のロードバランサーに対するライセンス更新に係る設定変更
・通信影響:作業による通信断はなし
詳細な作業日は、確定しましたら追ってお知らせ致します。恐れ入りますが、今しばらくお待ちください。
<お客さまへのご依頼事項>
・弊社メンテナンス①完了後、ロードバランサーを再起動することで新ライセンスが自動的に適用され、期限を延伸できます。
よって、弊社メンテナンス①後、お客様側でカスタマポータルより再起動いただきますようお願い申し上げます。
▼参考手順:チュートリアル:ロードバランサーのリブート
再起動を行った場合、約10分程度の通信断が発生します。
ロードバランサーはVRRPの冗長設定により冗長化が可能です。この場合は数秒の通信断が想定されます。
<留意事項>
・メンテナンスに際し事業者側でコンフィグ保存を実施します。未保存のコンフィグがある場合は保存されますのでご留意ください。
・時刻が大きく(24H以上)ずれている場合はライセンス認証ができないため、事業者側で現在時刻への時刻修正を実施致しますのでご留意ください。なお、時刻ずれについては SDPF ポータル上からロードバランサーを再起動することでお客様による補正が可能です。
・もしライセンス有効期限(2025年9月28日)までに再起動を行わなかった場合は、期限から数日の猶予期間を経たのちに、ロードバランサーが自動的に再起動をしてライセンス更新を行う仕様となります。
再起動するタイミングは意図しないものになると予想され、また、この場合の再起動では1~5分ほどの通信断が発生する想定です。
よって、前述の通り、必要に応じてお客様側で計画的に再起動実施をご検討いただければと存じます。
・既知の問題として、再起動後に証明書が消失する事象が確認されております。
よって、再起動前には以下のお知らせに記載しております「本事象が発生する可能性がある設定状態の確認」の手順に従ってご確認をお願い致します。
既知の問題:ロードバランサー(NetScaler VPX)で既存の証明書・鍵ファイルと同名の証明書・鍵ファイルを追加する場合、再起動後に問題が発生する可能性がある事象について
<事後確認方法>
・再起動実施後に新ライセンスへ移行しているか確認するには、ロードバランサーの GUI または CLI にて以下をご実施いただきますようお願い申し上げます
1.GUI の場合
ロードバランサーの GUI にログイン後、以下ページをご確認いただけます。
Continue > Configuration > System > Licenses
2.CLI の場合
ロードバランサーに SSH 接続後、プロンプトにて以下のコマンドを実行いただけます。
> show ns license
実行結果に表示される [Days to expiration:] の値は、ライセンス期限までの残り日数を示しております。
移行前は2025年9月28日までの残り日数が表示されますが、弊社メンテナンス後に再起動を実施して新ライセンスへ移行が完了しますと当該日数は表示されなくなります。
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バージョン12.0への対応について
ライセンス延伸対応として、メンテナンス②の実施を予定しております。
事前に留意事項をご確認ください。
メンテナンス②実施後、お客さまによる対応は不要です。
<メンテナンス②>
・実施日:2025年7月~8月ごろ
・内容:バージョン12.0のロードバランサーへの新ライセンス適用作業及び再起動
・通信影響:メンテナンス時間中に約10分の通信断が発生します。
ロードバランサーはVRRPの冗長設定により冗長化が可能です。この場合は数秒の通信断が想定されます。
詳細な作業日は、確定しましたら追ってお知らせ致します。恐れ入りますが、今しばらくお待ちください。
<留意事項>
・メンテナンス②完了後、新ライセンスが適用されますのでお客さまによる追加対応は必要ありません。
・メンテナンスに際し事業者側でコンフィグ保存を実施します。未保存のコンフィグがある場合は保存されますのでご留意ください。
・時刻が大きく(24H以上)ずれている場合はライセンス認証ができないため、事業者側で現在時刻への時刻修正を実施致しますのでご留意ください。なお、時刻ずれについては SDPF ポータル上からロードバランサーを再起動することでお客様による補正が可能です。
・既知の問題として、再起動後に証明書が消失する事象が確認されております。
よって、メンテナンス前には以下のお知らせに記載しております[本事象が発生する可能性がある設定状態の確認]の手順に従ってご確認をお願い致します。
既知の問題:ロードバランサー(NetScaler VPX)で既存の証明書・鍵ファイルと同名の証明書・鍵ファイルを追加する場合、再起動後に問題が発生する可能性がある事象について
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備考
以下のバージョンはサポート終了済みであり、うち一部バージョンについてはサービス終了を予定しております。
サポート終了済みバージョンをご利用中のお客様は、最新バージョンへの切り替えていただくか、Managed load balancerへの移行を合わせてご検討ください。
もし最新バージョンへ切り替えて頂く場合は、当該お知らせに掲載しました弊社メンテナンス①後に実施いただければ幸いです。
メンテンナンス①後に作成したロードバランサーは新ライセンスを保持して作成されますのでライセンス更新のための再起動作業が不要となります。
対象バージョン | サポート終了日 | サービス終了日 |
10.5 | 2020年4月30日 | 2025年9月28日 |
11.0 | 2019年5月30日 | 2025年9月28日 |
12.0 | 2020年10月30日 | 未定 |
12.1 | 2023年12月31日 | 未定 |
今後ともお客さまにとってより良いサービスをご提供できるよう努めてまいりますので、引き続きご愛顧下さいますよう何卒宜しくお願い致します。