異なるバージョン間の切替について

ここでは、利用中のロードバランサー(冗長構成)を新バージョンのロードバランサー(冗長構成)へ切替する手順を説明します。
弊社では、以下に示すバージョンの組み合わせで動作確認を行なっております。

重要

  • 本メニューで提供されるソフトウェア(NetScaler VPX)のEOM/EOL情報について、Product Matrix のCitrix ADCの情報を事前に確認し、切替の計画を検討してください。

注釈

  • バージョンアップの機会に、お客様でのバージョンアップ作業が不要な Managed型サービスである 「Managed Load Balancer」 への切り替えも検討ください。要件を確認の上、 こちら の移行手順書を参考に切り替えを実施してください。

旧バージョン

新バージョン

11.0 Standard Edition

12.0 Standard Edition

10.5 Standard Edition

12.1 Standard Edition

12.0 Standard Edition

12.1 Standard Edition

12.1 Standard Edition

13.1 Standard Edition

また、切替手順パターンは以下の2通りあります。

   (パターン1の特徴)
    ・新バージョンのロードバランサーでは、旧バージョンのロードバランサーで使用していたIPアドレスを引き継がず、
     別のIPアドレスで切替する手順です。
    ・パターン2と比較して、冗長解除時間が短くなります。
    ・パターン2と比較して、切り戻し所要時間が短くなります。

   (パターン2の特徴)
    ・新バージョンのロードバランサーでは、旧バージョンのロードバランサーで使用していたIPアドレスを引き継ぎ、
     同じIPアドレスで切替する手順です。
    ・パターン1と比較して、冗長解除時間が長くなります。
    ・パターン1と比較して、切り戻し所要時間が長くなります。

重要

ロードバランサー(NetScaler VPX)のカスタマーポータル操作時にエラーとなる事象 が確認されております。特にパターン2にはインターフェイスの切断工程が含まれるため、確認の上パターンを選択ください。なお、エラーが発生した場合お客さまにてロードバランサーの再作成が必要ですので、必ずコンフィグのバックアップ取得をお願いいたします。