シスログ転送設定¶
作成したロードバランサーに対して、シスログ転送の設定をする方法について説明します。
注釈
- 本機能は、ロードバランサー(NetScaler VPX) 11.0-67.12 Standard Edition以降でご利用いただくことが可能です。
- ロードバランサー(NetScaler VPX)のシスログ転送設定をおこなうための機能であり、シスログ転送先のシスログサーバーを作成する機能ではございません。
- 1台のロードバランサー (NetScaler VPX)に登録できるシスログ転送設定の上限は8個です。
- 1台のロードバランサー (NetScaler VPX)で複数のシスログ転送設定を行う場合、同一名称を設定することはできません。それぞれのシスログ転送設定に対して異なる名前を設定してください。
- 1台のロードバランサー (NetScaler VPX)においては、1台のシスログサーバーに対して複数のシスログ転送設定を行うことができません。
- シスログ転送時の送信元IPアドレスは、シスログが出て行くロードバランサーのインターフェイスのIPアドレスです。
- シスログ転送設定では、ロードバランサー (NetScaler VPX)のロードバランシング機能を利用してシスログ転送を行っており、ヘルスチェック方式にPingを採用しているため、ロードバランサー (NetScaler VPX) からシスログサーバーに対する Ping を実行した場合に、応答が確認できない場合にはシスログの転送を実施することができません。ロードバランサー (NetScaler VPX) からシスログサーバーに対するPingにおいて応答が確認できるようネットワークを構成してください。
コントロールパネルの「クラウド/サーバー ローカルネットワーク」→「ロードバランサー」へと進み、シスログ転送の設定をするロードバランサーの名前を選択します。
ロードバランサーシスログ転送設定タブを選択して、シスログ転送の登録ボタンを押下します
シスログ設定の登録画面が表示されますので、シスログ転送設定の名前や転送先サーバーのIPアドレス指定を行います。
名前 | シスログ転送設定として管理する名前 |
説明 | シスログ設定設定として管理する説明 |
IPアドレス | 転送先シスログサーバーのIPアドレス |
トランスポートタイプ | ログ転送をする際のトランスポートタイプ |
ポート番号 | ログ転送で使用するポート番号 |
ログレベル | ログを転送する際のログレベル |
ログファシリティ | ログを転送する際のログファシリティ |
注釈
- 転送先シスログサーバーのIPアドレスとロードバランサー (NetScaler VPX)で設定しているIPアドレスは重複することはできません。エラーが表示された場合は、該当のシスログ転送設定を一旦解除して、再度シスログ転送設定を登録して下さい。
- ログレベルにおいて、CUSTOMIZE を選択すると、下記のログレベルから複数を指定することが可能となりますが、指定されたログレベルに該当するログメッセージのみがログ転送の対象となります。CUSTOMIZEを選択時に指定可能なログレベル:ALERT,ERROR,CRITICAL,WARNING,NOTICE,EMERGENCY,DEBUG,INFORMATIONAL
専用設定タブを選択すると、シスログの日付形式やタイムゾーン等の詳細な設定を行うことも可能です。
日付形式 | ログを転送する際の日付形式 |
タイムゾーン | ログを転送する際のタイムゾーン |
プライオリティ | ログを転送する際の優先順位 |
TCPロギング | TCPのログも追加で出力するか |
ACLロギング | ACLのログも追加で出力するか |