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RHELの希望パッケージが利用できるか確認するにはどうすればいいですか?

サーバーインスタンス, 運用

2025年10月31日 (2025年10月31日:更新)

以下の手順を実施することで、希望パッケージが弊社提供のリポジトリサーバー(以下、RHUI)上で提供しているかを確認できます。

詳細手順

1. 希望パッケージの提供リポジトリを確認する

・以下のRed Hat社のホームページで、希望パッケージまたはパッケージファイル名を検索する

Red Hat Product Errata – Red Hat Customer Portal

(例)パッケージ:httpd-2.4.6-99.el7_9.2.x86_64

(例)パッケージファイル:httpd-2.4.6-99.el7_9.2.x86_64.rpm

・対象のエラータページを開き、[Updated Packages] を開く

・提供リポジトリを確認する

下記のキャプチャを参考に、「Red Hat Enterprise Linux」の後ろに記載されているリポジトリの情報から提供リポジトリを確認してください。

リポジトリの情報 提供リポジトリ
Extended Update Support X.x  「X.x」のバージョンのEUSリポジトリ
Extended Life Cycle Support X 「X」バージョンのELSリポジトリ
後ろにEUSの記載がない 標準リポジトリ

※EUS、標準どちらのリポジトリでも提供されているパッケージがあるため、ご注意ください。

2. 現在、参照しているリポジトリを確認する

以下のコマンドを実行し、参照リポジトリをご確認ください。

# dnf(yum) repolist

コマンド結果については、 各リポジトリの表示結果を参照してください。

希望パッケージの提供リポジトリと参照リポジトリが同じ場合、[3. リポジトリの切り替え] の作業は不要のため、

[4. 希望パッケージの利用可否を確認する] を行ってください。

希望パッケージの提供リポジトリと参照リポジトリが異なる場合、[3. リポジトリの切り替え]の作業を行ってください。

3. リポジトリの切り替え

以下ドキュメントを参照し、リポジトリの切り替え作業を行ってください。

・標準リポジトリへ切り替える場合:EUSが提供されていないRHELのマイナーバージョンへアップデートできますか? – Smart Data Platform Knowledge Center

・EUS, ELSリポジトリへ切り替える場合:概要 – vSphere チュートリアル | Smart Data Platform Knowledge Center

4. 希望パッケージの利用可否を確認する

以下のコマンドを実行し、希望パッケージをRHUIからインストールできるかをご確認ください。

# dnf(yum) list <パッケージ名>

インストールできる場合、「Available Packages」として希望のパッケージが表示されます。

※「パッケージファイル」を指定した場合、コマンド結果は表示されません。必ず拡張子のついていない「パッケージ名」を指定してください。(例:httpd-2.4.6-99.el7_9.2.x86_64)

上記の手順を実施後、パッケージの確認ができなかった場合は以下の情報を記載の上、チケットにてお問い合わせください。

・テナントID

・対象リソース名(ID)

・ご利用のオフィシャルイメージテンプレート

・現在のマイナーバージョン(cat /etc/redhat-release もしくは cat /etc/os-release で確認できます)

・希望のパッケージ名

・希望のエラータページのリンク

・パッケージ利用可否の確認結果

・#dnf(yum) repolistコマンド結果

・#rpm -qa | grep rhui-clientコマンド結果