Wasabiオブジェクトストレージにおけるライフサイクル機能およびルートユーザーの提供開始について
クラウド/サーバー
2023年4月19日 (2023年4月19日:更新)
平素よりSmart Data Platform(以下、SDPF)をご利用いただき誠にありがとうございます。
業界最安値クラス(AWS S3の1/3以下の価格)かつトラフィック料金が無いAWS S3互換ストレージサービス「Wasabiオブジェクトストレージ」において、オブジェクトの自動削除を可能とするライフサイクル機能、およびルートユーザの提供を開始いたします。
ライフサイクル機能
多用なセキュリティの脅威が増え続け、ログファイル、バックアップ、アーカイブデータを保管する事が重要な対策の一つになっていますが、ライフサイクル機能によりこれらのファイルの一定期間の保管を簡単に実現可能となりました。
期間を設定することによりアップロードされたファイルが指定の期間後に自動削除されます。
ファイル管理の稼働を簡易にすると共に必要なファイル容量を最小限にし、またファイルの削除漏れによる不必要なストレージ料金の発生を避けることができます。
なお本機能に関して、Wasabi東京リージョンにおいては2023年2月下旬以降に作成されたバケット、Wasabi大阪リージョンにおいては2023年4月上旬以降について利用可能です。それ以前に作成されたバケットは順次対応を進めております。
ルートユーザ
これまでWasabiをご契約のお客様にはサブユーザー(AdministratorAccess権限付)のみを提供しておりましたが、4月19日(水)よりルートユーザーの提供を開始いたしました。これによりこれまで使用できなかったFTP機能等が利用可能となりました。
なおルートユーザー提供開始に伴い、Wasabi利用開始直後からサブユーザーをWasabi Management ConsoleもしくはWasabi S3 APIにて直接作成頂けるようになりました。これに伴い、SDPFポータルにおけるサブユーザー作成機能は廃止となりました。
SDPF Wasabi Object Storage APIにおけるサブユーザー関連のAPI(Users API)については、2023年10月に廃止を予定しております。
現在これらのAPIをご利用中の場合は、Wasabi S3 APIへの切り替えをお願いいたします。
また、SDPF Wasabi Object Storage APIについて、Create Account APIのレスポンスにルートユーザーのクレデンシャル情報を追加、及びルートユーザーのパスワードリセットとAPI鍵リセットの各APIが新規追加となっております。
[廃止予定 API] https://sdpf.ntt.com/services/docs/wasabi/api-references/rsts/APIList/users/index.html [今後ご利用いただきたい Wasabi S3 API Reference] https://docs.wasabi.com/docs/iam-and-sts-support料金
料金には変更ありません。
(参考) 料金表:https://sdpf.ntt.com/services/wasabi/pricing/
今後ともお客さまにとってより良いサービスをご提供できるよう努めてまいりますので、
引き続きご愛顧下さいますよう何卒よろしくお願いいたします。