Managed WAFのログ解析機能において、Rawログのフィールドに表示される各項目の意味を教えてください。

Managed WAF, 運用

2019年7月8日 (2025年9月9日:更新)

Managed WAFのログ解析機能における、Rawログの主な項目とその意味は、以下の通りです。

参考:チュートリアル – Managed WAF – ログ解析

1.通信関連のログの場合

項目 意味
date  日付が表示されます。 
time  時刻が表示されます。 
log_id  内部的に使用するログのIDが表示されます。 
msg_id  内部的に使用するメッセージのIDが表示されます。 
timezone  Managed WAFのタイムゾーンが表示されます。 
type  ログの種類を表します。通信関連のログの場合【traffic】と出力されます。 
subtype  【http】もしくは【https】が表示されます。 
pri  ログのpriorityが表示されます。通信関連のログの場合【notice】と出力されます。 
proto  IPヘッダに記載されるプロトコルが表示されます。 
service  【http】もしくは【https/tls1.x】が表示されます。 

※xはTLSのバージョンとなります。 

status  通信関連のログ出力で通信が成功した場合【success】、失敗した場合【failure】と出力されます。 
reason  ステータスの理由が表示されます。 
policy  Managed WAFで通信にマッチしたServer Policy名が表示されます。 
src  通信の送信元のIPアドレスが表示されます。 
src_port  通信の送信元のPort番号が表示されます。 
dst  通信の宛先のIPアドレスが表示されます。 
dst_port  通信の宛先のPort番号が表示されます。 
http_request_time  リクエストを処理するのに要した時間(ms)が表示されます。 
http_response_time  レスポンスを処理するのに要した時間(ms)が表示されます。 
http_request_bytes  リクエストのバイト数が表示されます。 
http_response_bytes  レスポンスのバイト数が表示されます。 
http_method  メソッドが表示されます。 
http_url  URLが表示されます。 
http_agent  User Agentが表示されます。 
http_retcode  ステータスコードが表示されます。 
msg  メッセージが表示されます。 
srccountry  通信の送信元の国が表示されます。 
server_pool_name  適用されたReal Server名が表示されます。 
http_host  Hostが表示されます。 
http_refer  Refererが表示されます。 
http_version  バージョンが表示されます。 
cipher_suite  TLS暗号スイートが表示されます。 

 

※他の項目は内部的に使用する値が表示されます。

 

2.セキュリティ検知関連のログの場合

項目 意味
date  日付が表示されます。 
time  時刻が表示されます。 
log_id  内部的に使用するログのIDが表示されます。 
msg_id  内部的に使用するメッセージのIDが表示されます。 
timezone  Managed WAFのタイムゾーンが表示されます。 
type  ログの種類を表します。セキュリティ検知関連のログの場合【attack】と出力されます。 
pri  ログのpriorityが表示されます。セキュリティ検知関連のログの場合【alert】と出力されます。 
main_type  セキュリティ検知内容の分類におけるメイン項目が表示されます。シグネチャ機能による検知の場合はSignature Detectionなどが表示されます。 
sub_type  セキュリティ検知内容の分類におけるサブ項目が表示されます。シグネチャ機能による検知の場合はKnown Exploitsなどが表示されます。 
severity_level  ログのseverity levelが表示されます。 
proto  IPヘッダに記載されるプロトコルが表示されます。 
service  クライアントサイドについて【http】もしくは【https/tls1.x】が表示されます。 

※xはTLSのバージョンとなります。 

backend_service  サーバーサイドについて【http】、【https/tls1.x】、【tcp】もしくは【unknown】が表示されます。 

※xはTLSのバージョンとなります。 

action  セキュリティ検知関連で検知時の以下いずれかの挙動を表します。 

Alert_Deny・・・通信をブロック 

Alert・・・通信はブロックしません(シグネチャをAlert Onlyに設定した場合に出力されます) 

Erase・・・HTTPレスポンスから一部情報を消去して通信を行います 

※尚、Monitorモードの場合は、Actionの出力に変化はありませんが動作は以下の通りになります。 

Alert_Deny・・・通信はブロックしません 

Alert・・・通信はブロックしません 

Erase・・・情報を消去せず通信を行います 

policy  Managed WAFで通信にマッチしたServer Policy名が表示されます。 
src  通信の送信元のIPアドレスが表示されます。 
src_port  通信の送信元のPort番号が表示されます。 
dst  通信の宛先のIPアドレスが表示されます。 
dst_port  通信の宛先のPort番号が表示されます。 
http_method  メソッドが表示されます。 
http_url  URLが表示されます。 
http_host  Hostが表示されます。 
http_agent  User Agentが表示されます。 
msg  メッセージが表示されます。 
signature_subclass  シグネチャのサブクラス名が表示されます。 
signature_id  シグネチャのIDが表示されます。 
signature_cve_id  シグネチャが対応しているCVEが表示されます。 
srccountry  通信の送信元の国が表示されます。 
server_pool_name  適用されたReal Server名が表示されます。 
monitor_status  【Disabled】もしくは【Enabled】が表示されます。 
http_refer  Refererが表示されます。 
http_version  バージョンが表示されます。 
cipher_suite  TLS暗号スイートが表示されます。 
owasp_top10  セキュリティ検知内容が関連するOWASP Top10のリスクカテゴリが表示されます。 
owasp_api_top10  セキュリティ検知内容が関連するOWASP API Security Top 10のリスクカテゴリが表示されます。 

※他の項目は内部的に使用する値が表示されます。