FICリソースの申し込み(設定変更含む)にて通信影響は発生しますか?

Flexible InterConnect, 仕様, 構築, 運用

2024年6月25日 (2024年6月25日:更新)

FICリソースの申し込み(設定変更含む)にてリソース種別や変更箇所により通信影響が発生する場合がございます。
詳細は下記表をご参照ください。

なお、下記表は正しい設定値を設定した場合の通信影響であり不適切な設定値による通信影響は含んでおりません。
例)
・アドレス重複
・経路数上限超過
・適切でないルーティング設定

新設/廃止の申し込み時

リソース種別 通信影響 備考
FIC-Port FIC-Port <新設時/廃止時>
他リソースへの通信影響はございません。
FIC-Port(XaaS)
FIC-Virtual Port (XaaS) 【Pattern S】
FIC-Virtual Port (XaaS) 【Pattern X】
FIC-Router FIC-Router
FIC-Router(XaaS)
Component FIC-FW <新設時>
他リソースへの通信影響はございません。
 
<廃止時>
FIC-FW/FIC-NATを経由する通信の場合、異なるRouting Group間で通信が行われているため、FIC-FW/FIC-NATを廃止したタイミングで該当の通信ができなくなります。
なお、FIC-FW/FIC-NATを経由していない同一Routing Group内で行われている通信に関しては、通信影響(通信断や遅延など)は発生いたしません。
FIC-NAT
FIC-Connection 全てのFIC-Connection <新設時/廃止時>
他リソースへの通信影響はございません。

変更の申し込み時

リソース種別 通信影響 備考
FIC-Port FIC-Port 通信影響はございません。
FIC-Port(XaaS)
FIC-Virtual Port (XaaS) 【Pattern S】
FIC-Virtual Port (XaaS) 【Pattern X】
FIC-Router FIC-Router
FIC-Router(XaaS)
Component FIC-FW ルール設定で通信を拒否するような設定を入れた場合は、その通信については拒否される動作となりますが、他のルールの通信には影響はございません。
 
例)
・複数あるルール設定の中からルール設定Aのアクションを[deny]に設定した場合、ルール設定Aが適用される通信へは[deny]の設定通り通信が拒否される動作になりますが、ルール設定A以外のルール設定が適用される通信には影響はございません。
・ルール設定Aにて複数設定されているアドレスセットから1つのアドレスセットを外した場合、該当のアドレスセットでの通信は出来なくなりますが、他のアドレスセットでの通信には影響はございません。
 
なお、FIC-FWを経由していない同一Routing Group内で行われている通信に関しては、通信影響(通信断や遅延など)は発生いたしません。
FIC-NAT ポリシー設定で通信ができないような設定にした場合は、その通信については通信できない動作となりますが、他のポリシーの通信には影響はございません。
 
例)
・複数あるポリシー設定の中からポリシー設定Aを削除した場合、ポリシー設定Aが適用される通信は通信ができない動作となりますが、ポリシー設定A以外のポリシー設定が適用される通信には影響はございません。
・ポリシー設定Aにて複数設定されているアドレスセットから1つのアドレスセットを外した場合、該当のアドレスセットでの通信は出来なくなりますが、他のアドレスセットでの通信には影響はございません。
 
なお、FIC-NATを経由していない同一Routing Group内で行われている通信に関しては、通信影響(通信断や遅延など)は発生いたしません。
FIC-Connection FIC-Connection Arcstar Universal One AS-OverrideをON→OFF、またはOFF→ONへ変更する場合のみ通信影響が発生いたします。
(Primary/Secondaryともに1分程度のBGP Down)
通信影響が発生する申し込み種別については、「表 6.1.3 申し込み種別一覧」の[一時的な通信影響]欄をご確認ください。
上記以外のFIC-Connection 通信影響はございません。