リストア後に意図したボリュームでOSが起動しません。

Arcserve Unified Data Protection, 運用

2018年4月19日 (2022年10月29日:更新)

RedHat Enterprise Linux環境で、ArcserveのCentOSベースの復旧メディア(※)を用いて複数のボリュームをもつマシンをリストアした場合に、
リストアは成功していても、リストア後に意図したルートボリュームでOSが起動しない場合があります。
その場合は、以下の点をご確認ください。
(※) Arcserveがインストール時に標準で作成する、Linuxベースの復旧メディア(UDP_Agent_Linux-LiveCD.iso)ではなく、別途作成したCentOSベースの復旧メディア

(1)   リストア用インスタンスへのボリュームの接続方法について
構成ガイドに掲載のとおり、リストア用インスタンスへ複数のボリュームを接続する手順はCLIでの接続を原則としています。ポータル画面からの接続を行うと、
意図した順番にボリュームが接続されない場合があり、リストアに失敗するケースがありますので操作しないでください。

(2)   バックアップデータとリストア先でボリュームのサイズが異なる場合
(1)をご対応いただいた場合でも、バックアップデータとリストア先のボリュームのサイズが異なると、意図したボリュームにブート領域がリストアされない場合があります。
ご利用のバージョンにあわせて、以下の対応をお願い致します。

①Arcserve UDP 6.5 をご利用の場合
update2へアップデートのうえ、以下②の手順を実施してください。
<Linuxエージェントアップデート手順>
https://documentation.arcserve.com/Arcserve-UDP/Available/V6.5/JPN/Bookshelf_Files/HTML/Agent%20Online%20Help%20Linux/default.htm#AgentforLinuxUserGuide/udpl_upgrade_d2d_linux.htm

②Arcserve UDP 6.5 update1またはupdate2をご利用の場合
以下のURLを参照のうえパッチを適用し、CentOSベースの復旧メディアを再作成して再度リストアを実施してください。
<arcserve-KB : [Solution] Can not restore to the intended disk as design in Linux BMR with Centos Based LiveCD>
https://support.arcserve.com/s/article/360000339426?language=en_US