ファイアウォール(vSRX)の作成時の初期設定にてよくあるエラーの原因と対処法について教えてほしい
ファイアウォール, 仕様, 構築
2025年6月19日 (2025年6月19日:更新)
初期設定機能を利用時、以下のコンフィグレーションを投入した場合に作成に失敗します。
Case)
1.[事業者が設定しているが、お客さまの設計に合わせて削除可能なコンフィグレーション(1)]と競合する設定
2.[事業者が設定しており、削除を禁止しているコンフィグレーション(2)] を間接的に阻害するコンフィグレーション
3.無効なコンフィグレーション
4.複数回に分けて commit する必要があるコンフィグレーション
(1), (2) の詳細は 事業者が設定するコンフィグレーションの説明 を参照してください。
ここでは、よくあるエラーの原因と対処法について記載します。(随時更新)
<原因①>
interfaces ge-0/0/0.0 に対して別のセキュリティゾーン(untrustなど)を割り当てるコンフィグレーションが含まれており、事業者にて設定している下記コンフィグレーションと競合が発生している。
(該当:Case 1 )
set security zones security-zone trust interfaces ge-0/0/0.0 host-inbound-traffic system-services ssh
<対処法>
初期設定用のコンフィグレーションに下記の削除コマンドも追記してください。
delete security zones security-zone trust interfaces ge-0/0/0.0
<原因②>
interfaces fxp0 を無効化するコンフィグレーションが含まれており、事業者にて削除を禁止しているコンフィグレーションを間接的に阻害している。
(該当:Case 2 )
set interfaces fxp0 disable
<対処法>
初期設定用のコンフィグレーションから上記コンフィグレーションを含まないように設定ファイルを修正してください。