ファイアウォール vSRX 20.4R2にて「PPMD_READ_ERROR」 ログが連続出力される事象について
ファイアウォール
2022年1月6日 (2023年12月5日:更新)
事象概要
vSRXのOS領域をマウントしているNFSが一時的に不安定になった際、以下のログが出力される場合があります。
通常は、NFSの状態が回復すればログの出力が停止しますが、NFS通信断から回復後も、ログが出力され続ける場合があることがわかっています。
rpd[8896]: RPD_PPM_READ_ERROR: Read error on pipe from ppmd: premature EOF (connection closed)
ppmd[8907]: PPMD_READ_ERROR: Read error on pipe from RPD_RT: premature EOF (connection closed)
なお、本件の発生有無に関わらず、NFSが不安定になった場合はvSRXの動作が不安定になることがございます。
対象メニュー
ファイアウォール (vSRX)
対象バージョン
20.4R2
対応方法
再起動することでログ出力は停止します。
また、再起動をせずにログ出力を止めたい場合、以下のような設定でフィルタリング(出力を抑制)してください。
<ファイルへの出力を抑制する設定>
set system syslog file messages match "!(PPMD_READ_ERROR: Read error on pipe|RPD_PPM_READ_ERROR: Read error on pipe)"
<シスログ転送先への出力を抑制する設定>
set system syslog host <転送先IP> match "!(PPMD_READ_ERROR: Read error on pipe|RPD_PPM_READ_ERROR: Read error on pipe)"
更新履歴
2022年1月6日: 初版
2023年7月4日: vSRX 22.4R1より事象解消しております