Windowsのインスタンスを利用していたらブルースクリーンやフリーズの状態となりました。どうしたらよいですか?

サーバーインスタンス, 運用

2016年12月14日 (2021年12月7日:更新)

Windowsのインスタンスを利用していたらブルースクリーンやフリーズの状態となりました。どうしたらよいですか?

WindowsServer 2012R2のオフィシャルイメージをご利用の場合、突然ブルースクリーンやフリーズの状態となる可能性がございます。
本事象に対する回避策としては、network driver、storage driver、memory balloon driverのアップデートがございます。
アップデートについてはインターネットを利用する方法(回避策1)と利用しない方法(回避策2)がございますので、それぞれの方法について下記の手順をご確認ください。

回避策1. インターネット接続可能なインスタンスについてアップデートを行う


※注意事項:本回避策はインスタンスのインターネット接続環境が必要となります。

1. 対象インスタンスにvirtio-win-0.1.208イメージをダウンロード

virtio driverをアップデートしたいインスタンスに対してこちらからvirtio-win-0.1.208イメージをダウンロードしてください。

2. ISOファイルのマウント

ダウンロードしたISOファイルをマウントします。

>

3. network driverのアップデート

「Server Manager」の「Tools」を押下し、「Computer Management」を選択します。

画面の左ペインの「Device Manager」を押下します。

中央ペインの「Network adapters」を展開します。
Red Hat VirtIO Ethernet Adapterが(複数ロジカルネットワークに接続している場合にはロジカルネットワーク数分)表示されることを確認します。

表示されたRed Hat VirtIO Ethernet Adapter(複数の場合は1つ目)を右クリックし、「Properties」を選択します。

表示されたウィンドウの「Driver」タブを選択します。

Driver Versionが「63.74.104.14100」以下であることを確認し、同じウィンドウの「Update Driver…」を押下します。

Windowsのドライバアップデートウィザードが表示されます。
「Browse my computer for driver software」を押下します。

新しいドライバソフトウェアが存在するディレクトリを選択する画面が出ます。
「Browse…」ボタンからISOファイルをマウントしたドライブを選択して「OK」を押下し、さらに「Next」を押下します。

「Would you like to install this device software?」とポップアップで聞かれますので、「Install」を押下します。

「Windows has successfully updated your device software」と表示されますのでCloseを押下します。

ドライバアップデート前にバージョンを確認した画面に自動的に戻ります。
このとき、バージョンが「63.85.104.20800」であることを確認し、Closeを押下します。

ドライバのバージョンが変わらない場合は、全てのNetwork Adapterにアップデートを適用後、「6.マウントしたISO(DVDドライブ)のEject」を実施した上で、インスタンスを再起動し、再度アップデートを実施ください。

複数ロジカルネットワークに接続している場合には、残りのRed Hat VirtIO Ethernet Adapterにも同様に、バージョン「63.85.104.20800」へのアップデートを実施します。

4. storage driverのバージョンアップ

「Server Manager」の「Tools」を押下し、「Computer Management」を選択します。

画面の左ペインの「Device Manager」を押下し、中央ペインの「Storage controllers」を展開します。
Red Hat VirtIO SCSI contollerが(複数ディスクをマウントしている場合にはディスク数分)表示されることを確認します。

表示されたRed Hat VirtIO SCSI contoller(複数の場合は1つ目)を右クリックし、「Properties」を選択します。
表示されたウィンドウの「Driver」タブから、versionを確認します。

network driverのアップデート手順と同様の作業をRed Hat VirtIO SCSI contollerについても行い、「62.85.104.20800」へのアップデートを実施します。

複数ディスクをマウントしている場合には、残りのRed Hat VirtIO SCSI contollerにも同様に、バージョン「62.85.104.20800」へのアップデートを実施します。

5. memory balloon driverのバージョンアップ

※オフィシャルイメージ「WindowsServer-2012R2_Standard_64_include-license_virtual-server_20」をご利用の方につきましては、別途お問い合わせください。

「Server Manager」の「Tools」を押下し、「Computer Management」を選択します。

画面の左ペインの「Device Manager」を押下し、中央ペインの「System Devices」を展開します。
VirtIO Balloon Driverが表示されることを確認します。

表示されたVirtIO Balloon Driverを右クリックし、「Properties」を選択します。
表示されたウィンドウの「Driver」タブから、versionを確認します。

network driverのアップデート手順と同様の作業をVirtIO Balloon Driverについても行い、「62.85.104.20800」へのアップデートを実施します。

6. マウントしたISO(DVDドライブ)のEject

マウントしたISO(DVDドライブ)をEjectしてください。

7. インスタンスの再起動

WindowsServerインスタンスを再起動してください。

回避策2. インターネット接続不可のインスタンスについてアップデートを行う


※注意事項:本回避策ではインターネット接続環境の無いインスタンスに対してもvirtio driverのアップデートが実行可能です。
但し、実施手順の中で別途インターネット接続のある一時インスタンスや一時ボリュームの作成を行うため、それに応じた利用料金が発生いたします。

1. virtio-win-0.1.208イメージの入った一時ボリュームの作成

15GBの一時ボリュームを作成し、インターネット接続環境のある一時インスタンス(WindowsServer 2012R2のオフィシャルイメージから作成)にattachします。

Server ManagerのToolsを押下し、「Computer Managament」を選択します。

画面の左ペインの「Disk Management」を押下します。

Disk 1を右クリックし、Onlineを選択します。

さらにDisk 1を右クリックし、Initialize Diskを選択します。

MBR形式を選択し、「OK」を押下します。

Disk 1のUnallocated領域を右クリックし、「New Simple Volume…」を選択します。

Wizardに従って、ボリュームのセットアップを行います。
以下の例では、全てのボリューム領域をNTFSでフォーマットし、Dドライブとして認識させています。

ボリュームをDドライブとして利用できるようになったら、ドライブの中にこちらからダウンロードしたvirtio-win-0.1.208イメージを保存します。

インスタンスをシャットダウンし、一時ボリュームを一時インスタンスからdetachして下さい。

2. 一時ボリュームからのvirtio-win-0.1.208イメージの読み込み

virtio driverのアップデートを行いたいインスタンスに、上記手順で作成した一時ボリュームをattachします。

ServerManagerのToolsを押下し、「Computer Managament」を選択します。
さらに、画面の左ペインの「Disk Management」を押下します。
一時ボリュームに該当するDiskを右クリックし、Onlineを選択します。

ボリュームがドライブとして認識されたら、ドライブ内に存在するvirtio-win-0.1.208イメージをマウントします。

3. virtio driverのアップデート

回避策1と同様の手順で、virtio driverのアップデートを行います。

4. ボリュームの切断

「2. 一時ボリュームからのvirtio-win-0.1.208イメージの読み込み」でマウントしたをISO(DVDドライブ)をEjectしてください。
ServerManagerのToolを押下し、「Computer Managament」を選択します。
さらに、画面の左ペインの「Disk Management」を押下します。
一時ボリュームに該当するDiskを右クリックし、Offlineを選択します。
インスタンスを停止し、一時ボリュームをdetachしてください。

5. インスタンスの起動

Windows Serverインスタンスを起動します。